令和329日目
2020/03/24
この日のできごと(何の日)
【COVID-19】
東京五輪、延期に
安倍首相は24日夜、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長と電話で会談し、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、今夏の東京五輪・パラリンピックを1年程度延期するよう提案した。バッハ氏はこれを受け入れ、両氏は2021年夏までに東京大会を開催することで合意した。IOCは引き続き開いた臨時理事会で延期を承認した。
現状の大会日程は、五輪が7月24日~8月9日、パラリンピックが8月25日~9月6日。五輪の延期は史上初めて。
電話会談は24日午後8時から約45分間、首相公邸で行われた。政府から打診したもので、大会組織委員会の森喜朗会長と東京都の小池百合子知事のほか、菅官房長官、橋本五輪相らが同席した。
首相は会談後、記者団に「中止はないと確認した」と述べた上で、「世界のアスリートが最高のコンディションでプレーでき、観客にとって安全で安心な大会とするため、おおむね1年程度延期することを軸として検討していただけないかと提案した」と明らかにした。1年程度とした理由は、「現下の感染症の広がりの状況を見る中、年内は(収束は)難しいだろう」と説明した。バッハ氏は首相の提案に「100%同意する」と応じたという。
これに関連し、橋本氏は会談後、新たな日程について「だいたい(来年)夏ぐらいではないかと受け止めた」と語った。 小池氏は記者団に、「21年夏というゴールが具体的になったのは、選手にとっても大きい。都として準備を重ねてきたので次の目標に向かって準備を国、大会組織委員会と進めていく」と述べた。
延期に伴い生じる新たな費用負担については、「精査が必要で、国との協議の場で分担などを決めることになると思う」として、国と協議を進める考えを示した。 一方、バッハ会長はIOCの臨時理事会で、1年程度の延期で首相と合意したことを説明した。IOCは22日の臨時理事会では延期について、4週間以内に結論を得るとしていた。《読売新聞》
世界の感染者40万人超え
米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスの感染者が24日、世界全体で40万人を超えた。18日に20万人を超えてから、約1週間で倍増した形。欧州に続き米国でも感染者が急増しており、感染拡大は新たな局面を迎えようとしている。
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が13日に「今や欧州がパンデミック(世界的大流行)の中心地となった」と表明したように、3月は欧州の感染拡大が急加速。24日付のWHO状況報告でも前日からの新規感染者のうち約60%を欧州地域事務所管内(旧ソ連諸国を含む)が占めているが、米国も約27%に上っている。《共同通信》
伊、死者6820人に
イタリア政府は24日、新型コロナウイルスに感染した死者が前日から743人増え6820人になったと発表した。感染者は前日から5249人増の6万9176人となった。死者・感染者の1日の確認数は23日まで2日連続で前日分を下回っていたが、24日の発表では再び前日分を上回った。
コンテ首相はネット中継の記者会見を開き、外出禁止を破った場合に科される上限206ユーロ(約2万5000円)の罰金を3000ユーロに引き上げると発表。「規則を守ることが、親しい人のためだけでなく、国際社会が緊急事態を乗り越えるのにも役立つ」と強調した。《共同通信》
インド、全土閉鎖へ
インドのモディ首相は24日、新型コロナウイルス対策について国民向けに演説し、25日から21日間、全土で封鎖を実施すると表明し、国民に外出を控えるよう呼び掛けた。世界第2位の人口約13億6600万人を抱えるインドの封鎖は世界経済にも影響を与えそうだ。
モディ氏は演説で「ある意味、外出禁止令である」と述べた。感染が欧米で急速に広がり、阻止する方法は家から出ないことだと強調した。
インドでは首都ニューデリーを含むほぼ全土で既に封鎖が実行され、住民は生活必需品の買い出し以外の外出が制限されている。人の移動が難しい状況となっている。《共同通信》
愛知県豊川市、中国へ「助けて」
愛知県豊川市は24日、新型コロナウイルスでマスク不足が深刻化しているとして、2月に支援物資としてマスクなどを贈った姉妹都市の中国・江蘇省無錫市新呉区に対し、マスク送付の支援を要請する方針を決めたと明らかにした。豊川市の担当者は「困った時は助け合う関係。もし在庫があれば、今度はこちらにマスクを送ってもらえたら」と懸命だ。
豊川市は2月4日、感染が拡大していた同区にマスク4500枚と防護服などを支援したが、その後、日本でも感染が拡大。豊川市もマスクが不足する事態に直面し、困り果てた末に異例の要請をすることにした。《共同通信》
マツダ、国内2工場の操業停止へ
マツダは24日、新型コロナウイルスの感染拡大による海外での販売停滞を受け、本社工場(広島県府中町)と防府工場(山口県防府市)の操業を28日から4月末までのうち13日間停止すると発表した。メキシコとタイの生産拠点でも操業を一時停止し、世界で生産を計約6万台減らす。
トヨタ自動車も23日、国内5工場で7生産ラインの稼働を4月3日から一定期間、停止すると発表しており、自動車メーカーの国内生産に影響が広がってきた。1台当たり数万点とされる部品メーカーなど自動車産業の裾野は広く、各社の工場が立地する地域経済への打撃も懸念される。《共同通信》
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【東京株式市場】
24日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は、大幅続伸した。終値は前日比1204円57銭高の1万8092円35銭で節目の1万8000円を7営業日ぶりに回復した。終値の上昇幅としては約4年半ぶりの大きさで歴代9位だった。新型コロナウイルスの感染拡大による経済の一段の悪化を防ぐため、日銀や公的年金の運用主体が相場を継続的に買い支えるとの期待感が広がった。
週明け23日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均終値は前週末比582.05ドル安の1万8591.93ドルと約3年4カ月ぶりの安値水準だったが、東京市場への影響は限定的だった。《共同通信》
【京都府亀岡市】レジ袋禁止条例成立
小売店でのプラスチック製レジ袋の提供を禁止する全国初の条例が24日、京都府亀岡市議会で全会一致で可決、成立した。7月から全小売店にレジ袋の有料化を義務付ける政府方針よりも踏み込んだ内容で、来年1月に施行される。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を念頭に、施行が適当でないときには延期も含め検討すると付帯決議に盛り込んだ。
条例は2030年までに使い捨てプラスチックごみゼロを実現するため、レジ袋の提供禁止を規定。市内のスーパーやコンビニなど全事業者が対象で、施行後の来年6月からは、有識者審査会の意見を聞いた上で、違反した事業者名を公表することができる。《共同通信》
【韓国】女性を「奴隷」と呼び、動画鑑賞
韓国で、保秘性の高い通信アプリ「テレグラム」のトークルームを利用し、女性を脅迫して送らせた自撮りのわいせつ動画を多数が共有、女性を「奴隷」と呼びながら鑑賞していた事件が発覚し大問題になっている。
女性団体は同種のルームの利用者が26万人に上ると推定。警察は24日までに運営者チョ・ジュビン容疑者(24)を逮捕。文在寅大統領は「人格を破壊する残忍な行為だ」と述べ、利用者全員も調べるよう警察に求めた。
韓国メディアによると、チョ容疑者は「アルバイト募集」とうたって女性に顔や裸の写真を送らせ、これを流出させると脅迫してわいせつ動画を撮影させていた。《共同通信》
【和歌山毒物カレー事件】死刑囚の控訴棄却
和歌山市で1998年、夏祭りのカレーを食べた4人が死亡した毒物カレー事件で殺人などの罪に問われ、死刑が確定したA子死刑囚(58)の再審請求で、大阪高裁(樋口裕晃裁判長)は24日、A子死刑囚側の即時抗告を棄却し、再審を認めない決定をした。弁護団が明らかにした。
弁護団は再審開始要件の「無罪を言い渡すべき新証拠」として、祭り会場に残された紙コップのヒ素が、A子死刑囚の自宅で見つかったものとは異なることが判明したと主張。京都大の研究者へ独自に依頼して調べた結果、事件当時に実施されたヒ素の鑑定は手法に問題があるとしていた。《共同通信》
【朝日新聞】編集委員の投稿巡り謝罪
朝日新聞社は24日、バンコク駐在の吉岡桂子編集委員が今月19、20の両日、同社のフェイスブックに投稿した「台湾『隔離』日記」で、配慮を欠く内容があったとして謝罪した。
同社によると、吉岡編集委員は、4月に予定していた取材のために18日に台湾入りし、事実上隔離の対象となったことについて投稿した。滞在先のホテルを探す際、「懐かしい台湾映画の舞台にもなった基隆の再訪も考えました」と心境をつづり、SNS上で「ピクニック気分で台湾に来るとは」などと批判が集まっていた。
「日記」は20日の投稿を最後に終了した。朝日新聞社は24日、読売新聞の取材に「批判を真摯(しんし)に受け止めている。不快な思いをされたみなさまにお詫び申し上げます」などとコメントした。吉岡編集委員も自身のツイッターで謝罪している。
朝日新聞社は今月14日にも、大阪本社の小滝ちひろ編集委員が、同社公認のツイッターで新型コロナウイルスに関連し、不適切な投稿をしたとして謝罪している。《読売新聞》
【神戸市西区】入院患者の頭にガムテープ、わいせつ行為強要
神戸市西区の神出病院の看護師らが入院患者を虐待したとされる事件で、兵庫県警捜査1課と神戸西署は24日、患者の頭にガムテープを巻いたり、患者同士でわいせつな行為をさせたりしたとして、27歳の元看護助手の男=神戸市西区=ら4人を準強制わいせつや暴行の疑いで再逮捕した。
この事件では看護師ら6人が逮捕されているが、6人は「仕事上のストレス発散だった」「(患者らは)伝える能力がなく、何をされたか理解していない」などと話しているという。神戸地検は同日、6人を監禁や準強制わいせつなどの罪で起訴した。
他に再逮捕されたのは、同病院の33歳の看護師の男=同市北区▽34歳の看護師の男=明石市▽26歳の元看護師の男=神戸市西区-の各容疑者。
27歳の元看護助手の男、33歳の看護師の男、26歳の元看護師の男の再逮捕容疑は2018年10月31日、63歳と61歳の男性患者同士にわいせつな行為をさせた疑い。19年9月20日には、27歳の元看護助手の男、34歳の看護師の男がナースステーションで車いすの男性患者(63)の頭や顔にガムテープを巻き付け、車いすと固定して動けないようにした疑いがある。
27歳の元看護助手の男は昨年12月、神戸市西区で女性の胸などを触ったとして、強制わいせつ容疑で逮捕された。男のスマートフォンには、患者に対する虐待の様子を撮影した動画が約30点収められていた。《神戸新聞》