令和295日目

2020/02/19

この日のできごと(何の日)

【COVID-19】

中国本土の死者2004人に

中国政府の国家衛生健康委員会は19日、新型コロナウイルスによる肺炎について、中国本土での死者が前日より136人増え、2004人になったと発表した。19日午前0時(日本時間午前1時)時点の集計で、感染者は1749人増の累計7万4185人となった。

中国政府の疾病予防コントロールセンターの17日付の論文によると、昨年12月末までに104人が発症し、1月20日には5417人に急増していたという。武漢市政府は昨年12月31日、感染者は27人、今年1月11~16日はいずれも41人で変化がないと発表していた。共産党機関紙・人民日報系の環球時報(電子版)は「現場の医療関係者の懸念は速やかに有効な対策につながらなかった」と関係当局を批判した。《読売新聞》

新たに5都道県で9人感染

国内では北海道、東京、神奈川、愛知、沖縄の5都道県で19日、新たに計9人の新型コロナウイルスの感染者が確認された。神奈川県では、相模原市の相模原中央病院に入院中の70歳代と80歳代の男性患者計2人の感染が判明し、院内感染が起きた疑いが強まった。

同病院では、一時入院していた80歳代の女性(13日に死亡)と、この女性を担当していた女性看護師の感染がすでに確認されている。市によると、新たに感染が確認されたのは今月6日に入院した80歳代の男性と、その同室に10日に入院した70歳代の男性。19日に記者会見した鈴木仁一・市保健所長は「院内感染の可能性がないとは思っていない」と語った。

北海道では19日、札幌市の40歳代男性会社員と、道南地方の60歳代男性の感染が判明。男性会社員の感染ルートは不明で、札幌市の秋元克広市長は「(日常生活での)市中感染の疑いがある」と述べた。

東京都ではいずれも都内に住む70歳代の夫婦と無職女性の計3人の感染が確認された。無職女性は18日に感染が判明して重症となっている男性の妻。名古屋市では50歳代の女性が陽性と判明。すでに感染が確認されたハワイ帰りの同市の60歳代女性と接触があった。 沖縄県では、今月1日に那覇港に寄港したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客を乗せた那覇市の60歳代の男性タクシー運転手の感染が確認された。

一方、厚生労働省は19日、中国・武漢市から日本政府のチャーター機第5便で17日に帰国した50歳代の日本人男性1人の感染が確認されたと発表した。《読売新聞》

クルーズ船から500人下船

新型コロナウイルスの集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で19日、高齢者を中心に検査で陰性が確認され、症状がない乗客約500人が下船した。船を下りた乗客らは用意されたバスなどに乗り込み、大黒ふ頭を後にした。自衛隊員や防護服を着用した関係者のほか、海外メディアを含む大勢の報道陣が集まり、現場はものものしい雰囲気に包まれた。

午前11時ごろ、クルーズ船が停泊した横浜港・大黒ふ頭の駐車場には、用意された少なくとも15台の市営バスや複数のタクシーが待機し、乗客らが次々と乗り込んだ。大きなキャリーバッグを引くマスク姿の乗客らは、長期間の検疫期間を終え、疲労をにじませていた。

その後、乗客は横浜駅など複数のターミナル駅や空港に移動し、各自が公共交通機関などを使って帰路についた。《産経新聞》

タイ、日本への渡航自粛を自国民に要請

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、タイ政府は19日までに、自国民に対して日本とシンガポールへの不要不急の渡航を延期するよう求める通知を出した。東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国で、自国民に日本への渡航自粛を要請したのは初めて。

日本政府観光局によると、タイからは昨年、131万9千人の観光客が日本を訪れており、観光業に与える影響が懸念される。《産経新聞》

イランで2人死亡

国営イラン通信は19日、同国中部コムで新型コロナウイルスに感染したイラン人の高齢者2人が死亡したと報じた。保健省当局者の話として伝えた。イランでの感染確認は初めて。フランス公共ラジオによると、中東での感染者死亡は初めてという。

国営イラン通信によると、死亡した2人はいずれも持病があったという。感染の経路は明らかになっていない。《共同通信》

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【東京株式市場】

19日の東京株式市場は円安の進行や値ごろ感から買いが強まり、日経平均株価(225種)は5営業日ぶりに反発した。

終値は前日比206円90銭高の2万3400円70銭。東証株価指数(TOPIX)は6.15ポイント高の1671.86。出来高は約11億3397万株だった。《共同通信》

【相模原障害者施設殺傷事件】被告「控訴しない」

相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年7月、入所者ら45人が殺傷された事件で、殺人罪などに問われた元職員植松聖被告(30)の裁判員裁判第16回公判が19日、横浜地裁(青沼潔裁判長)で開かれた。弁護側は最終弁論で、争点となっている事件当時の刑事責任能力を否定。「精神障害による心神喪失状態で、無罪が言い渡されるべきだ」と主張した。

植松被告は最終意見陳述で「どんな判決でも控訴しない」と述べ、結審した。判決は3月16日に言い渡される予定。

弁護側は、被告が「大麻精神病に極めて強く支配され、善悪の判断能力はなかった」とした。《共同通信》

【大阪地裁】森友学園前理事長に懲役5年

小学校建設などを巡り、国や大阪府、大阪市の補助金計約1億7千万円をだまし取ったとして詐欺などの罪に問われた学校法人「森友学園」の前理事長籠池泰典被告(67)と妻諄子被告(63)の判決で、大阪地裁(野口卓志裁判長)は19日、泰典被告に懲役5年、諄子被告に懲役3年、執行猶予5年を言い渡した。求刑はいずれも懲役7年だった。

両被告は「補助金詐取の共謀や故意はなかった」と無罪を主張。地裁は起訴内容のうち、諄子被告の府市の補助金詐取については故意や共謀を認めず無罪とした。《共同通信》

【東京電力】福島第1原発を公開

東京電力は19日、事故発生から来月で9年を迎える福島第1原発を報道陣に公開した。敷地には放射性物質に汚染された水を浄化した処理水のタンクが林立していた。溶け落ちた燃料の取り出しなどが今後本格化する中で、作業への影響が懸念される。

公開したのは発電所の南西に位置するエリアで、高さ約12メートル、直径約12メートルの円筒形のタンクなど千基程度が立ち並ぶ。タンクとタンクの間隔は、一番狭い所で大人が両手を広げた程度しかないほど密集し、東京電力の担当者は「発電所のスペースに余裕がなくなり廃炉作業に支障が出る可能性がある」と説明した。《共同通信》

【英・ヘンリー王子夫妻】3月末で引退

エリザベス英女王(93)の孫であるヘンリー王子(35)夫妻の報道官は19日、2人が3月31日に王室の公務から正式に退くことを明らかにした。引退に伴い、バッキンガム宮殿にある執務室も失う見通し。BBC放送などが伝えた。

夫妻は1月に引退の意思を突如表明。王室がその後、今春に引退する予定だと発表していた。 王室は1年後の来年春をめどに、夫妻の新たな役割などを改めて見直す機会を設ける方針。

夫妻は引退表明後、カナダを拠点にしており、2月と3月には英国に帰国し複数の行事に参加する予定。《共同通信》

【ウイグル族】弾圧の文書入手

中国から米国などに亡命した少数民族ウイグル族の学者や人権団体は19日までに、中国当局が新疆ウイグル自治区でイスラム教徒のウイグル族住民を「ひげを生やした」「妻がスカーフで顔を覆っている」などの理由で、不当に拘束していることを裏付ける内部文書を入手したと発表した。米政府系放送局、ラジオ自由アジア(RFA)が伝えた。

中国外務省の耿爽副報道局長は19日の記者会見で、「特定の組織やメディアが自治区でのテロ対策を中傷しようとしている」と主張。人権弾圧との非難は内政干渉だとして反発した。《共同通信》

【韓国】李明博に懲役17年

在職中にサムスン電子などから巨額の賄賂を受け取った収賄罪などに問われた韓国の元大統領、李明博被告(78)の控訴審で、ソウル高裁は19日、懲役17年、罰金130億ウォン(約12億円)などとする実刑判決を言い渡した。一審判決は懲役15年などとしていた。李被告は二審途中で保釈されていたが、再び拘束された。聯合ニュースが報じた。

検察は二審で、サムスンからの賄賂額を一審から約51億ウォン増額した約119億ウォンに変更。それに伴い、一審を上回る懲役23年などを求刑した。李被告は無罪を主張していた。《共同通信》



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