令和293日目
2020/02/17
この日のできごと(何の日)
【COVID-19】
中国本土の死者1770人に
中国政府は17日、中国本土で新型コロナウイルスによる肺炎の死者が16日に105人増え、計1770人となったと発表した。感染者は2048人増え、計7万548人となった。
感染の震源地である湖北省で100人が死亡し、河南省で3人、広東省で2人が亡くなった。新たな感染者は湖北省で1933人に上った。中国政府によると、感染が疑われる患者は同省で909人増え、計4826人となった。
湖北省によると、新たに省トップに就任した応勇氏は16日、医療と防疫体制を強化するよう指示。都市から農村への広がりを防ぐよう命じた。《共同通信》
クルーズ船の米国人乗客、帰国の途
新型コロナウイルスの感染が広がるクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から退避した米国人乗客らは17日朝、米政府のチャーター機2機で羽田空港を出発し、帰国の途に就いた。
米紙ワシントン・ポストによると、米国立衛生研究所(NIH)傘下のファウチ国立アレルギー感染症研究所長は16日、米国人乗船者約400人のうち44人が感染していると明らかにした。
ファウチ氏はCBSテレビで、感染者や症状が出ている人は日本に残って治療を受けると語った。クルーズ船内では感染する恐れが高いとも強調した。
クルーズ船、新たに99人感染
厚生労働省は17日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船者の新型コロナウイルス検査で、新たに乗客乗員99人が陽性だったと発表した。このうち無症状は70人。これまでに乗客乗員延べ1723人を検査し、感染者は計454人となった。
これとは別に、船内で連絡調整などの業務に従事していた厚労省の50代の男性職員も感染が確認された。加藤勝信厚労相は記者会見で、職員の感染について「遺憾だ。感染が起きないように徹底したい」と述べた。
厚労省によると、新たに感染が確認された乗船者99人は20~80代の男女で、そのうち日本人は43人。《共同通信》
嵐、北京公演を断念
ジャニーズ事務所は17日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、人気グループ「嵐」が今春に北京で予定していたコンサートの開催を断念すると発表した。
コンサートの会場として、北京五輪のメイン会場「国家体育場」(愛称・鳥の巣)が用意されていたと公表。「嵐のメンバーも現地のファンの皆様にお会いできるのを大変心待ちにしておりましたが、苦渋の決断の末、このような結論に至りました」と説明している。
嵐は「日中文化・スポーツ交流推進年」の親善大使としての活動は続ける。《共同通信》
天皇誕生日の一般参賀中止に
宮内庁は17日午後、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、天皇誕生日の23日午前に皇居で予定されていた一般参賀を取りやめると発表した。午後の記帳も見合わせる。3月1日開催の東京マラソンも規模縮小となり、影響がさまざまなイベントに広がってきた。
宮内庁の池田憲治次長は定例記者会見で「一般参賀は例年多くの人が来て、限られた場所に接近する状況になる。宮内庁として感染拡大を考え、中止の判断をした」と述べた。
天皇誕生日の一般参賀はこれまで、1996年にペルーの日本大使公邸人質事件を憂慮した上皇さまの意向で中止になったことがある。感染症予防での取りやめは初めて。《共同通信》
東京マラソン、一般参加者の出走取りやめ
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、3月1日開催の東京マラソンについて、主催する東京マラソン財団は17日、一般参加者の出走を取りやめることを発表した。大会は、男子の東京五輪代表選考会を兼ねるマラソンエリートの部と、車いすエリートの部で実施する。一般参加者に対しては、来年の大会への出場権を与える。参加料及びチャリティ寄付金は返金されない。また、来年の大会に出場する場合は別途参加料が必要になる。
東京マラソンは、国内最大規模の参加者数を誇り、今年は約3万8000人がエントリー。感染の広がりを受けて、すでに出場資格を持つ中国在住者に対し来年の大会の出場権を与えて参加料を免除することを決め、参加自粛を呼び掛けていた。希望するランナーにはマスクを配るなどの対策を公表していた。感染拡大がさらに深刻化し、一般参加者の出走を取りやめた。「東京マラソンEXPO2020」などの関連イベントも中止する。《産経新聞》
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【東京株式市場】
週明け17日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は3営業日続落した。終値は前週末比164円35銭安の2万3523円24銭。2019年10~12月期の国内総生産(GDP)速報値が市場予想を大幅に下回り、景気先行きへの懸念が強まった。新型コロナウイルスの国内感染者が増加したことも投資家心理の悪化につながった。
東証株価指数(TOPIX)は15.10ポイント安の1687.77。出来高は約11億6500万株。
消費税増税に伴う購買意欲の低下を背景に、実質GDPの落ち込みは年率換算で6.3%と5年半ぶりの大きさに達し、株式市場は朝方から売り注文が先行した。《共同通信》
【相模原障害者施設殺傷事件】被告に死刑求刑
相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年7月、入所者ら45人が殺傷された事件の横浜地裁(青沼潔裁判長)の裁判員裁判第15回公判で、検察側は17日、殺人罪などに問われた元職員植松聖被告(30)に死刑を求刑した。「19人もの命を奪い、単独犯としては類を見ない。考えを正当化し続け、更生の意欲も可能性もない」と訴えた。
論告に先立ち、殺害された美帆さん=当時(19)=の母が意見陳述。「美帆は毎日を一生懸命生きていた。美帆を返して。こんなひどいことをした人がなぜ生きているのか分からない。どんな刑でも絶対に許さない」と述べた。《共同通信》
【パキスタン】自爆で10人死亡
パキスタン南西部バルチスタン州の州都クエッタ中心部で17日、爆発があり、地元警察や病院によると警官2人を含む少なくとも10人が死亡、35人が負傷した。警察は自爆テロとみて調べている。犯行声明は確認されていない。
現場ではイスラム教スンニ派の団体による集会が開かれていた。爆発物を積んだオートバイが警察車両に衝突、周辺の店舗や車も大破したという。
クエッタでは1月にモスク(イスラム教礼拝所)で爆発が起き、15人が死亡。この際は過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行を認めた。クエッタやその周辺では宗派対立などによるテロが度々起きている。《共同通信》
【安倍晋三首相】辻元氏へのやじを謝罪
安倍晋三首相は17日の衆院予算委員会で、12日の予算委で立憲民主党の辻元清美氏の質問を受けた直後に「意味のない質問だ」とやじを飛ばした問題について「辻元氏に対し、質疑終了後、不規則な発言をしたことをおわびする」と謝罪した。「今後、閣僚席からの不規則発言は厳に慎むよう、首相として身を処していく」とも強調し、国会審議での言動に気を付ける意向も示した。
野党が「議会制民主主義への冒涜だ」と反発し、謝罪を要求。13日に予定していた予算委は流会となった。公明党の山口那津男代表は「冷静に真摯に誠実に対応することを心掛けていただきたい」と自制を求めていた。《共同通信》