平成10098日目
2016/08/31
この日のできごと(何の日)
【東京都・小池百合子知事】築地市場移転延期を表明
東京都の小池百合子知事は31日午後、都庁で記者会見を開き、11月7日に予定していた築地市場(中央区)から豊洲市場(江東区)への移転延期を正式に表明した。9月1日に設置する「都政改革本部」で、移転計画の経緯や5884億円にまで膨らんでいる総事業費を検証する考え。
小池知事は移転延期の理由について「安全性への懸念」「費用の増大」「情報公開の不足」の3点を挙げた。
市場の移転延期や、新たな開場日は知事の判断で決定できる。だが、移転計画を推進してきた都議会最大会派の自民党などの反発は必至だ。《共同通信》
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【台風10号】岩手の高齢者ホームから9遺体
台風10号の暴風雨の影響で、北海道と東北各地では31日、堤防の決壊や浸水の被害が相次いだ。岩手県警は同県岩泉町内の高齢者施設付近で入所者とみられる男女9人の遺体を発見。同町の小本川の川岸では高齢男性の遺体が発見された。久慈市でもがれきの中から高齢女性の遺体が見つかった。北海道では3人が行方不明になった。
岩泉町社会福祉協議会によると、9人の遺体が見つかったのは、小本川の近くにあり、認知症患者を受け入れるグループホーム「楽ん楽ん」(入所定員9人)。隣接する高齢者施設「ふれんどりー岩泉」から入所者ら70~80人を県内の病院などにヘリコプターで搬送した。《共同通信》
【ブラジル・ルセフ大統領】弾劾裁判で罷免
国家会計を粉飾したなどとされるブラジルのルセフ大統領(68)の弾劾裁判で、同国上院は31日、首都ブラジリアで同氏の罷免の是非を問う採決に向けた会合を開いた。採決で罷免に必要な全81議員の3分の2以上に当たる61票の賛成で、ルセフ氏の罷免を決めた。
弾劾裁判で大統領が罷免されるのは同国初。リオデジャネイロ五輪を挟んで続いた弾劾手続きは終わるが、ルセフ氏支持者によるデモなど政治的、社会的な混乱は当面続きそうだ。
ルセフ氏の失職後は、副大統領のテメル大統領代行(75)が大統領に昇格し、2018年末までの残りの任期を務める。《共同通信》
【ブラジル】テメル大統領が就任
ブラジル上院が弾劾裁判でルセフ大統領を罷免したことを受け、5月から大統領代行を務めていたテメル副大統領(75)は8月31日、首都ブラジリアの上院で就任宣誓し、正式に新大統領に就任した。任期は2018年末まで。
ルセフ氏は31日、記者団を前に、弾劾手続きを進めてきたテメル氏らについて「選挙ではなく、クーデターによって権力を得た」と厳しく批判し、対決姿勢を鮮明にした。
ルセフ氏は最高裁などに異議を申し立てる考えを示したが、地元メディアによると、最高裁は却下するとみられる。《共同通信》
【WBAライトフライ級タイトル戦】田口良一選手、4度目の防衛に成功
プロボクシングの世界ボクシング協会(WBA)ダブル世界戦が31日、東京・大田区総合体育館であり、ライトフライ級では、王者の田口良一(29)=ワタナベ=が、同級1位で元WBAミニマム級王者の宮崎亮(28)=井岡=に3―0(117―111、119―109、116―112)で判定勝ち。4度目の防衛に成功した。
スーパーフライ級は、王者の河野公平(35)=ワタナベ=が、同級1位のルイス・コンセプシオン(30)=パナマ=に0―3(112―116、112―116、113―115)の判定で敗れ、王座を失った。《朝日新聞》
【政府】普天間固定化を否定
政府と沖縄県は31日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の早期の運用停止実現に向けた「普天間飛行場負担軽減推進会議」の実務者による作業部会を首相官邸で開いた。宜野湾市の松川正則副市長も出席し、飛行場の格納庫や隊舎の補修工事を実施するとの政府方針について、飛行場の固定化につながりかねないと懸念を表明。政府側出席者は「決して固定化にはつながらない」と否定した。
これに続き、飛行場の名護市辺野古移設を巡る訴訟の和解に基づく協議会の作業部会も開催。政府側があらためて起こした訴訟の高裁判決が9月に言い渡される予定で、判決後の対応についても双方が意見を交わすとみられる。《共同通信》
【米国、インド】G20へ中国けん制
米国とインド両政府は31日、30日に実施した「米インド戦略・商業対話」の共同声明を発表、南シナ海問題で中国の主権主張を退けた仲裁裁判所の判断を念頭に「各国は(国連海洋法条約などの)国際法を尊重するべきだ」と中国をけん制し、歩調を合わせた。
中国が議長国となる20カ国・地域(G20)首脳会合の開幕を9月4日に控え、駆け引きが激化してきた。
インドの首都ニューデリーで開かれた戦略・商業対話には米国のケリー国務長官やインドのスワラジ外相が参加。声明では両国によるインド洋とアジア太平洋地域の海洋協力も確認した。《共同通信》
【米国、キューバ】半世紀ぶりに定期便が就航
米国とキューバを結ぶ定期便が31日に就航し、昨年の国交回復後、最初のフライトが米南部フロリダ州フォートローダーデールを飛び立ってキューバ中部サンタクララの空港に到着した。チャーター便は運航されていたが、米メディアによると、定期便の運航は五十数年ぶり。
キューバ系以外の住民がチャーター便を利用するのは難しく、料金も高かったとされる。
最初のフライトとなったジェットブルー航空のエアバスA320にはフォックス米運輸長官が乗り込んだ。
両国はキューバ乗り入れを1日最大110便とすることで合意、2月に覚書を交わした。《共同通信》
【米大統領選】トランプ氏、メキシコで壁建設を主張
米大統領選の共和党候補トランプ氏は8月31日、メキシコを訪問し、ペニャニエト大統領と会談、不法移民や違法薬物の流入を防ぐため国境管理を強化すべきだとの考えで一致した。トランプ氏は会談後の共同記者会見で、公約とする国境への壁建設を話し合ったとした一方、この日はメキシコ政府の費用負担を求めなかったと明らかにした。
記者会見でトランプ氏は、壁建設は「主権国家の権利」とし「両国に有益だ」と強調。費用に関しては「今後の話だ」として将来的に交渉していく考えを示すにとどめ、抑制的な姿勢を見せた。《共同通信》