平成9527日目
2015/02/07
この日のできごと(何の日)
【外務省】シリア渡航、旅券返納命じ阻止
外務省は7日夜、シリアへの渡航を計画していた新潟市在住のフリーカメラマン杉本佑一さん(58)に対し、旅券法に基づいて旅券(パスポート)の返納を命じ、渡航を阻止したと発表した。外務省筋によると、杉本さんはトルコを経由して、シリアに入国することを公言していたという。
邦人人質事件を踏まえ外務省は警察と共に、男性に対し自粛を強く要請したが、渡航の意思を変えなかったという。
渡航阻止の法的根拠について外務省は、旅券の名義人の生命、身体、財産の保護という、旅券法19条の規定に基づいて、緊急に旅券の返納を命じたとしている。この規定による返納は初めて。
外務省筋によると、杉本さんは、トルコ経由でシリア入りを目指していた。杉本さんはこの間、新聞紙上で、人質事件についてコメントしていた。
外務省幹部は6日、個人的意見とした上で、過激派「イスラム国」の支配地域を目指す渡航者の出国禁止措置を検討すべきだとの考えを記者団に明らかにしていた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【公明党・山口那津男代表】統一地方選「全員当選果たそう」
公明党の山口那津男代表は7日、党本部で開いた全国県代表協議会で、4月の統一地方選について「厳しい選挙戦になるのは必至だ。激戦を勝ち抜き、全員当選を果たそう」と、結束を呼び掛けた。
同時に「所属議員の半数以上が改選され、議員ネットワークを一層強化する最重要の選挙だ」と指摘。「重要政策の第一は経済再生だ。景気回復の流れを地方、中小企業、家計へ広げるのが喫緊の課題だ」と強調し、地方創生などに取り組む意向を示した。
集団的自衛権の行使容認を踏まえた安全保障法制の整備については「昨年7月の閣議決定や、関連する国会審議を的確に反映して国民の理解を図る」と述べた。《共同通信》
【京都大大学院・藤井聡教授】橋下氏要求を拒否
内閣官房参与を務める京都大大学院の藤井聡教授は7日、大阪都構想をめぐって橋下徹大阪市長が要求している公開討論を拒否する考えを明らかにした。
新たに開設したホームページに「討論ではなくケンカの申し入れで、一種の脅迫だ。応じないし、返答をするつもりもない」との声明文を載せた。
声明文は、都構想に対する藤井氏の批判の問題点を橋下氏が指摘していないとして「根拠を明示しない公開討論の申し入れは強大な公権力者による言論封殺だ」と強調。橋下氏が5日の記者会見で藤井氏を「小チンピラ」とけなしたことを「異常で、自治体の首長の振る舞いとは思えない」と非難した。《共同通信》
【八ツ場ダム】本体着工で式典
国土交通省関東地方整備局は7日、群馬県長野原町で八ツ場ダム本体工事の着手を記念する式典を開いた。
群馬県の大沢正明知事ら約300人が参加。大沢知事は「八ツ場ダムは下流都県の治水や利水になくてはならない施設。国には工事を着実に進め、ダムを完成させるようお願いする。県も、周辺地域の生活再建に取り組んでいく」と祝辞を述べた。
八ツ場ダムは利根川支流の吾妻川に建設する多目的ダム。民主党政権下で一時凍結されるなど曲折を経たが、先月から事実上、本体工事に着手し基礎掘削が始まった。総事業費は約4600億円で、19年度に完成する予定だ。《共同通信》
【和歌山小5男児殺害事件】現場近くに住む22歳男を逮捕
和歌山県紀の川市の住宅地で市立名手小5年、M君(11)が殺害された事件で、県警岩出署捜査本部は7日、殺人容疑で現場近くに住む無職N容疑者(22)を逮捕した。「やっていない」と否認している。6日午後から、近隣のかつらぎ署で事情聴取し、自宅を家宅捜索していた。白昼の住宅街で、無抵抗の児童が襲われた事件は解決に向け動きだした。逮捕容疑は、5日午後、刃物のようなもので男児を突き刺すなどし、殺害した疑い。《スポニチ》
【松井秀喜氏】DeNA春季キャンプでバッティングを披露
視察中の松井秀喜氏(40)が7日、ランチタイムに打撃練習を披露した。「ゴジラのテーマ」で入場した松井氏は、高橋尚が投じた47球のうち、28スイングで柵越えは1本。22球目が右翼席で弾む推定110メートルの本塁打となると、左腕でガッツポーズを作った。《デイリースポーツ》
【元大関琴光喜】断髪式
野球賭博に関与して2010年7月に日本相撲協会を解雇された元大関琴光喜の田宮啓司氏(38)が7日、東京都内で断髪式を開き、白鵬、鶴竜、日馬富士の3横綱や佐渡ケ嶽部屋の後輩の大関琴奨菊ら約350人がはさみを入れ、田宮氏が入門時から憧れていた貴乃花親方(元横綱)が大銀杏を切り落とした。
田宮氏は解雇処分を不服とし、相撲協会に地位確認を求める訴訟を起こしたが、昨年2月に控訴審でも敗訴。最後の大銀杏に別れを告げて涙を流し「寂しさはこの何年かでだいぶ薄れた。もう次の人生を歩んでいるが、皆様には本当に感謝している」と感慨に浸った。貴乃花親方は「まだこれから長い人生がある。一つの門出として盛大で良かった」と述べ、白鵬は「あらためてもったいないと思った」と話した。
田宮氏は1999年春場所に幕下付け出しで初土俵。01年秋場所で平幕優勝し、07年名古屋場所後に大関昇進。現在は名古屋市内で焼き肉店を経営している。《共同通信》
【北方領土返還要求全国大会】
安倍晋三首相は「北方領土の日」の7日、東京都内で開かれた北方領土返還要求全国大会に出席した。
「今年は戦後70年の節目の年にあたり、今なお日露間で平和条約が締結されていないことは異常だと言わざるを得ない」と述べ、日露関係の改善を通じた北方領土問題の早期解決に全力を挙げる姿勢を強調。
元島民の高齢化を挙げて「早期解決を肝に銘じる」と語った。《毎日新聞》
【韓国】首相候補が記者をどう喝
韓国の朴槿恵大統領が次期首相に指名した与党セヌリ党の李完九・前院内代表が、複数の記者との食事の席で、自分はメディアの幹部に顔が利き、不利な報道をした記者の人生は終わる、などとどう喝していたことが7日までにKBSテレビの報道で発覚した。李氏は謝罪に追い込まれた。
李氏には不適切な不動産投機などの疑惑が次々発覚している。同じ席で李氏はテレビ局幹部の名を挙げ、直接電話して疑惑報道をやめさせたとも誇示。
朴政権では昨年、2人続けて首相候補者が過去の言動などが問題になり就任を断念。李氏への批判が拡大しており、首相人事の成否はまた不透明になってきた。《共同通信》
【独・メルケル首相】ウクライナ危機めぐり調停に尽力
ウクライナ東部で激化する武力紛争を調停するため、ウクライナとロシアを訪問していたドイツのメルケル首相が7日、同国南部ミュンヘンで開催されている安全保障会議で演説した。メルケル氏は、調停外交について「成功するかどうかは分からないが、困難に直面するウクライナの人々のために挑戦しなければならない」と強調した。
メルケル氏は、ウクライナ南部クリミアを編入し、東部の親ロシア派を支援するロシアについて「私たちの共存の原則を破った」と厳しく批判。ただ、米国が検討するウクライナ軍への武器供与については、あらためて反対する姿勢を示した。《共同通信》
【台湾立法院補選】国民党が現有議席維持
台湾で7日、昨年11月の統一地方選に立候補するため辞職した立法院(国会)議員らの後任を選ぶ補欠選挙の投開票が5選挙区で行われた。与党の国民党が2議席、最大野党の民主進歩党(民進党)が3議席を獲得し、両党とも選挙前の議席を維持した。
統一地方選惨敗の影響が残り苦戦が予想された国民党が、現有議席を死守した形。しかし党内の混乱は続いており、来年の次期総統選に向けて党勢回復の道筋は依然として不透明だ。《共同通信》
【米NBCテレビ】キャスターが一時降板
米NBCテレビの看板キャスター、ブライアン・ウィリアムズ氏(55)は7日、出演中のニュース番組を「数日間」降板すると発表した。イラク戦争を取材中の2003年、搭乗したヘリコプターがロケット弾に被弾したかのように語ってきた内容がうそだと発覚し、4日に謝罪していた。
ウィリアムズ氏は04年から、全米ネットのテレビ各局が看板キャスターをそろえる平日夕方のニュース番組を担当している。本人は復帰する意向を示しているが、時期は明らかにしていない。
米メディアによると、NBCはウィリアムズ氏に同様のうそや誇張の事例がなかったか調査を始めた。《共同通信》
【河上和雄さん】死去
元東京地検特捜部長で弁護士の河上和雄氏が7日午後4時50分、 敗血症のため東京都新宿区の東京女子医大病院で死去した。81歳。 東京都出身。
東大法学部を卒業後の1958年、検事に任官した。東京地検特捜部時代にロッキード事件の捜査に関わり、83年に特捜部長に就任。佐賀地検検事正や法務省矯正局長などを歴任し、最高検公判部長だった91年4月に退官した。 その後は弁護士登録し、企業の監査役を務めたほか、大学の教壇にも立った。
日本テレビ系「真相報道バンキシャ」(毎週日曜日放送)のコメンテーターとしても知られた。作家の三好徹氏は実兄。《産経新聞》