平成9344日目

2014/08/08

この日のできごと(何の日)

【米軍】「イスラム国」拠点に空爆

オバマ米政権は8日、イラク北部を中心に勢力を増している過激派「イスラム国」に対する限定的な空爆を実施した。米国によるイラクでの本格的な軍事行動は、2011年末の駐留米軍撤退後、初めて。北部の治安や少数派住民の人道状況の悪化を踏まえ直接攻撃に踏み切った。

米国防総省によると、米東部時間8日午前6時45分(イラク時間同日午後1時45分、日本時間同日午後7時45分)、2機の戦闘攻撃機FA18がレーザー誘導弾を投下し、イラクのクルド人自治区の中心都市アルビル付近を空爆。標的はアルビルを防衛するクルド側部隊を攻撃したイスラム過激派の移動式火砲。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【J1・鳥栖】尹晶煥監督を「解任」

J1鳥栖は8日、尹晶煥監督(41)が7日付で退任したと発表した。クラブは首位に立っており、シーズン途中で指揮官が退くのは異例。午後に記者会見を開き、理由などについて説明する。

尹晶煥監督は選手時代に韓国代表に選出され、JリーグではC大阪と鳥栖でプレーした。2007年に現役引退し、鳥栖でヘッドコーチなどを経て、11年に監督に就任。運動量を求めるスタイルで、当時J2だったクラブをその年にJ1に昇格させるなど指導者としても手腕を発揮した。

尹晶煥監督(41)を契約解除したJ1鳥栖は8日、鳥栖市内での記者会見で、突然の監督退団をクラブ側からの「解任」と明かした。理由について選手との信頼関係の欠如などを挙げたが、十分な説明はなされなかった。今季の残り試合は、吉田恵コーチ(41)が昇格し、指揮を執る。

永井隆幸強化部長は、戦術面や補強方針に関する意見の相違や、監督とフロントとの確執、来季契約をめぐる交渉決裂を否定。首位を走るチーム内に亀裂が生じていたと示唆し、監督の手法について「(選手への)気配りであったり、ケアであったり。出ている選手は問題ないが、出ていない選手もいる。そこの導き方」と問題点を挙げた。ワールドカップ(W杯)ブラジル大会期間中から約10度にわたって話し合いを重ねたが、最後まで折り合わなかったという。

首位争いの中での異例の解任劇についても「苦渋の決断。首位だけれども、何かあった時のほころび、順位が維持できるかということ」と苦しい説明に終始した。《共同通信》

【北海道江差町】現職最年少首長が初登庁

8日付で北海道江差町長に就任し、現職で全国最年少の首長になった照井誉之介氏(30)が8日午前、町役場に初登庁した。7月の町長選で初当選していた。

照井町長は午前8時40分ごろ徒歩で登庁、町民ら約50人が役場前で拍手して迎えた。「失敗を恐れず、町民のために汗を流してほしい」と職員に訓示し「若いので不安があるかもしれないが、知恵を借りて町を盛り上げたい」と抱負を述べた。

横浜市出身の照井町長は、2008年に早稲田大を卒業し北海道新聞社に入社。09~12年に江差町で記者として勤務していた。町長選には無所属で出馬、3期務めたベテランの現職候補を接戦で破った。《共同通信》

【山本景大阪府議】女子中生に「威圧的な」メッセージ、謝罪会見

無料通信アプリ「LINE」のやりとりで中学生に恐怖を抱かせるメッセージを送ったとして、大阪府交野市の教育委員会が先月、大阪維新の会の山本景府議(34)=交野市選挙区=に抗議した。山本氏は8日、記者会見し、「メッセージは不適切。大変大人げなかった」として謝罪した。

交野市教委と山本氏の説明によると、山本氏は昨年10月ごろから、地元の祭りで名刺を渡したことをきっかけに市内の中学校の生徒十数人とLINEでのやりとりを開始。山本氏によると、「死ね」「きもい」といった中傷が書き込まれたうえ、LINEのグループから退会させられた。これに反発した山本氏はグループに戻すよう求め、「絶対許さない」「校長に連絡する」などのメッセージを複数の生徒に送ったという。 《朝日新聞》

【民主党】統一地方選へ3本柱の公約

民主党の海江田万里代表は8日、党本部と地方組織をインターネットで結んだ「ウェブ会議」を開き、来春の統一地方選に向けて安全保障、経済、社会保障の3分野を柱とする公約集をつくる考えを表明した。県連幹部らに代表続投を報告し、選挙協力のため野党各党と連携強化を図る方針も強調した。

集団的自衛権の行使について「現時点で必要がない」とする党見解を説明。行使容認の閣議決定撤回を求める全国運動を展開するよう求めた。

桜井充政調会長は終了後の記者会見で「地方組織から集団的自衛権の行使を認めるべきだとの意見はなかった」と述べた。《共同通信》

【アクリフーズ農薬混入事件】元契約社員に懲役3年6月

アクリフーズ(現マルハニチロ)群馬工場(群馬県大泉町)の農薬混入事件で、偽計業務妨害などの罪に問われた元契約社員A被告(49)に対し、前橋地裁は8日、懲役3年6月(求刑・懲役4年6月)の実刑判決を言い渡した。野口佳子裁判長は「農薬混入は極めて危険な行為で、思慮分別に欠け悪質な犯行」と述べた。

A被告は公判で起訴事実を認め、動機については「ボーナスや給与が下がったことなどへの不満があった」と述べたが、判決は「動機は身勝手。会社の給与体系は、特段くむべき事情にはならない」と指摘した。さらに「消費者の中には体調の異変を訴えた人もいる。会社は原因究明や再発防止の対応を余儀なくされ、多大な影響を被っている」とした。

公判では成立する罪の数も争われ、検察側が、犯行日ごとに罪が成立すると主張したが、判決は検察側の主張を退け、全体で一つの罪で量刑の上限を懲役4年とした。《読売新聞》

【ASEAN外相会議】開幕

東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国ミャンマーの首都ネピドーで8日、ASEAN外相会議が開かれた。開会式で同国のテイン・セイン大統領とワナ・マウン・ルウィン外相が演説。午後から実質討議に入り、一部加盟国が中国と領有権争いを抱える南シナ海問題などを話し合う。

会議終了後に共同声明を発表する予定。中国とベトナムの艦船衝突などを念頭に、南シナ海情勢に懸念を表明して紛争回避を目的とした「行動規範」の早期策定の必要性を訴える。沖縄県・尖閣諸島をめぐって日本と中国が対立する東シナ海情勢にも懸念を示す見通し。《共同通信》

【韓国】軍部隊内の暴力次々発覚

韓国軍の20代の兵士が先輩兵に集団暴行され死亡した事件をきっかけに、部隊内での暴力やいじめが次々と発覚している。徴兵で息子を軍隊に送る父母らの不安が高まる中、韓国軍は8日、訓練を中止し全将兵を対象に人権教育を実施するなど、暴力根絶対策に追われている。

7月末の事件発覚後、韓国メディアは部隊内で横行する暴力の実態を報道。それによると、常習的に暴行を受け精神的に追い込まれた陸軍兵士が先月、除隊当日に自殺した事例や、海兵隊でトイレ掃除が不十分だとして新人兵に便器をなめさせた嫌がらせなどが相次いで表面化した。《共同通信》

【韓国・尹炳世外相、中国・王毅外相】会談

韓国の尹炳世外相と中国の王毅外相が8日、ミャンマーの首都ネピドーで会談した。王氏によると、日本の歴史認識問題について協議し、互いの立場について意見交換したという。

王氏は記者団の取材に応じ「中国と韓国の日本(の歴史問題)に関する立場は正当で正義だ」と強調。中韓が歴史問題で共闘する姿勢をあらためて確認した可能性が高い。

中国の習近平国家主席が7月上旬にソウルを訪問し朴槿恵大統領と会談した際、朝鮮半島での核開発に断固反対するとの立場を示すとともに、北朝鮮の核開発に圧力をかけており、8日の外相会談でも北朝鮮問題について協議したとみられる。《共同通信》

【ネパール】シェルパの保険金引き上げ

ネパール政府は8日、世界最高峰エベレストなどヒマラヤ登山で、シェルパと呼ばれる地元ガイドに対する死亡保険金を1・5倍の150万ルピー(約155万円)に引き上げると発表した。適用は9月から。

エベレストではことし4月、ネパール人シェルパらが雪崩に巻き込まれ、少なくとも16人が死亡する史上最悪の事故が発生。多くのシェルパが政府の補償に対する不満からエベレスト登山を拒否していたため、対応を見直した。

ネパール政府によると、傷病時の保険金も30万ルピーから40万ルピーに引き上げる。《共同通信》

【イスラエル】ガザへの空爆再開

イスラエル軍が8日、72時間の一時停戦の期限切れ後に実施したパレスチナ自治区ガザへの空爆で、10歳の少年を含む5人が死亡、少なくとも31人が負傷した。ガザへの攻撃は約50カ所に上ったという。フランス公共ラジオが報じた。

ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスは、エジプトを仲介役とするイスラエルとの協議を続けるとしているが、ロイター通信によると、ガザからは8日、イスラエルに少なくとも57発のロケット弾が発射された。激しい戦闘の再燃による市民への被害拡大が懸念されている。《共同通信》

【米国】イラク少数派支援拡大

オバマ米政権は8日、イラクの過激派「イスラム国」によって同国北部の山頂に追い詰められた最大4万人とされるクルド民族少数派ヤジド派の住民に対し、米軍輸送機から2度目の人道支援物資投下を実施した。今回は飲料水約5700リットルと食料約2万8千食を提供。限定的な空爆に踏み切ると同時に、少数派住民への支援も拡大した。

オバマ大統領は9日、ホワイトハウスで、北部アルビル攻略に使われかねないイスラム国の武器や装備を空爆で破壊したと述べ、作戦が成果を挙げているとの認識を示した。空爆をいつまで継続するかは明言できないとした。《共同通信》



8月8日 その日のできごと(何の日)