平成9105日目
2013/12/12
【北朝鮮】張成沢氏を処刑
北朝鮮の治安機関である国家安全保衛部は12日、金正恩第1書記の叔父で国防副委員長など全役職を解任された張成沢氏(67)に対する特別軍事裁判を開き、国家転覆の陰謀行為を働いたとして死刑判決を下し、即時執行した。朝鮮中央通信が13日伝えた。北朝鮮が金第1書記の最側近でナンバー2だった張氏に対して行った厳しい処置の背景には、故金正日総書記の命日(17日)を前に、張氏の影響力を完全に取り除き、金第1書記による体制を強固なものにしたいという思惑があるとみられる。
北朝鮮が軍事裁判の詳細や刑の執行を公にするのは異例。同通信は「起訴された張成沢の一切の犯行は審理の過程で100%立証され、被告は全面的に認めた」と強調したうえ「特別軍事裁判所は被告が我が共和国の人民主権を覆す目的で敢行した国家転覆陰謀行為が刑法第60条に該当する犯罪を構成すると確証した」と指摘した。
また、金総書記が死去して金第1書記に権力が移行する際の張氏について「いよいよ時が来たと考えて本性を現し始めた。継承問題を妨害し、大逆罪を犯した」などと非難した。
さらに、同通信は、張氏が最高権力を奪うため▽自身が統括していた部署が重要な経済部門を掌握する▽北朝鮮を経済的に混乱させる▽崩壊直前に経済機関を内閣に集中させて自分が首相になる–などとする「クーデター」を企てたと指摘。権力掌握後には、外国が「新政権」を短期間で認定すると妄想したなどと非難した。
北朝鮮では2009年に通貨ウォンのデノミネーション(通貨呼称単位の変更)が実施され、国内が大混乱したが、この措置についても張氏の責任と断じた。
張氏は、金総書記の妹、金慶喜書記の夫。国防副委員長のほか、朝鮮労働党政治局委員、党中央軍事委員、党行政部長、党中央委員、国家体育指導委員長という重責を担ってきた。張氏については、党中央委員会政治局拡大会議が8日、「党内で派閥を形成するために悪辣に動いた」などとしてすべての職務を解任し、党を除名することを決定していた。
韓国国防省によると、北朝鮮軍は12月初めから冬季演習を行っているが、今のところ特異な動向はないという。《毎日新聞》
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【プロ野球・ヤクルト】新人選手入団会見
ヤクルトは12日、新人6選手の入団発表を行い、ドラフト1位の杉浦稔大投手(国学院大)は「あらためてプロ野球選手になったことを実感した。ローテーションに入って2桁勝ちたい」と意気込んだ。
小川監督は大学、社会人出身者を来春のキャンプでは1軍スタートさせる方針を示し「活躍する場は十分ある」と期待した。新入団選手は次の通り。
ドラフト1位 杉浦稔大投手(21)▽2位 西浦直亨内野手(22)▽3位 秋吉亮投手(24)▽4位 岩橋慶侍投手(22)▽5位 児山祐斗投手(18)▽6位 藤井亮太捕手(25)《共同通信》
【プロ野球・西武】新人選手入団会見
西武は12日、埼玉県所沢市内で新人7選手の入団発表を行い、ドラフト1位の森友哉捕手(大阪桐蔭高)は「思い切り、積極性は一番のアピールポイント。早く1軍で活躍したいという気持ちになった」とユニホーム姿で話した。新入団選手は次の通り。
ドラフト1位 森友哉捕手=大阪桐蔭高▽2位 山川穂高内野手=富士大▽3位 豊田拓矢投手=TDK▽4位 金子一輝内野手=日大藤沢高▽5位 山口嵩之投手=トヨタ自動車東日本▽6位 岡田雅利捕手=大阪ガス▽7位 福倉健太郎投手=第一工大《共同通信》
【今年の漢字】「輪」
2013年の世相を1字で表す「今年の漢字」が「輪」に決まり、日本漢字能力検定協会が12日、京都市の清水寺で発表した。協会によると、応募総数は17万290票で、トップの「輪」は9518票。森清範貫主が「清水の舞台」で、縦1.5メートル、横1.3メートルの越前和紙に特大の筆で揮毫(きごう)した。 20年東京五輪の開催決定や富士山の世界文化遺産登録が官民のチームワークで実現したこと、国内外で起きた災害からの復興に支援の輪が広がったことが理由に挙がった。《日経新聞》
【この日の安倍総理】
今年の漢字は「夢」
安倍晋三首相は12日、自身にとって今年1年を表す漢字を記者団に問われ「夢」を挙げた。首相は2020年の東京五輪開催が決まったことに触れ「みんなで頑張れば夢はかなうことを実感できた」と説明した。《毎日新聞》
マレーシア・ナジブ首相と会談
安倍晋三首相は12日午前、マレーシアのナジブ首相と官邸で会談し、中国による防空識別圏設定に強い懸念を表明した。ナジブ首相は「日本の懸念を理解する」と述べた。両氏は海賊対処を念頭に、海上安全確保のため、両国当局間の共同訓練を継続していくことでも一致した。
このほか安倍首相はマレーシアの首都クアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道建設について、ナジブ首相に日本の新幹線技術の導入を求めた。ナジブ首相は「日本の高い技術を評価している。入札にも応じてほしい」と述べた。《共同通信》
米・バイデン副大統領と電話会談
安倍晋三首相は12日深夜、米国のバイデン副大統領と電話会談した。バイデン氏は中国で習近平国家出席と会談した際、中国の防空識別圏設定を「容認できない」と伝えたことを報告。両氏は防空圏問題に関し、日米両国で引き続き連携していく方針を確認した。政府関係者が明らかにした。
またバイデン氏は、韓国の朴槿恵大統領が安倍首相との会談に関し「今会ってもうまくいかない」と述べたことを伝えた。
会談は米側が申し入れ、約1時間にわたった。《共同通信》