平成8393日目

2011/12/31

【オウム・平田信容疑者】警視庁丸の内署に出頭

オウム真理教元幹部で特別手配中だった平田信容疑者(46)が12月31日夜、警視庁丸の内署に出頭。同庁捜査1課は1日未明、東京都品川区で1995年2月に目黒公証役場事務長Kさん=当時(68)=が拉致されて死亡した事件の逮捕監禁致死容疑で逮捕した。

警視庁によると、平田容疑者は「時も随分たったので一区切りつけたいと思った」という趣旨の話をしており、Kさん事件への関与については「車を運転しただけ」と供述したという。

警視庁は16年半に及ぶ逃走の全容解明を進めるとともに、55年3月の国松孝次警察庁長官(当時)銃撃事件=2010年3月に公訴時効=やオウム真理教による一連の事件への関与を本格的に調べる。

捜査関係者によると、平田容疑者は31日午後11時50分ごろ、1人で丸の内署に出頭し「平田信です。出頭してきました」と当直の警察官に話したという。警視庁は指紋から本人と確認した。

出頭時はダウンジャケットを着て、ジーンズとスニーカーをはいており、着替えやシャンプーなどが入ったりリュックサックを持っていた。所持金は数万円だった。

95年5月31日に爆発物取締罰則違反容疑で指名手配されて以来、逃亡は16年半に及んだ。

平田容疑者は北海道出身で87年ごろに入信。射撃競技の経験があることなどから、国松長官銃撃事件への関与が取りざたされていた。

オウムの特別手配はほかに元信者の菊地直子(40)、高橋克也(53)=いずれも地下鉄サリン事件の殺人、殺人未遂容疑などの2容疑者。

平田容疑者の手配容疑は、松本智津夫死刑囚(55)=教祖名麻原彰晃=らと共謀し、95年2月23日、帰宅途中のKさんを品川区内の路上で車に押し込み、教団施設「第2サティアン」(山梨県旧上九一色村)に拉致した疑い。Kさんは自白剤を投与され死亡した。《共同通信》

「平田信です。出頭してきました」。16年半にわたって逃走を続けてきたオウム真理教元幹部、平田信容疑者(46)。警視庁によると、年明け直前の昨年12月31日午後11時50分、東京都千代田区の同庁丸の内署の玄関から1人で入ってくると、受付の前にいた宿直の警察官に話しかけた。ダウンジャケットにジーンズ、スニーカー姿。下着類やシャンプー、靴などが入ったリュックサック1つを持ち、現金数万円を所持していた。

「変装はしておらず、整形手術の跡も見られない」(警視庁幹部)が、髪の毛は茶色く、肩まで伸びており、同署の玄関脇にも掲示されていた特別手配のポスターの顔写真とはかなり異なる風貌だったとみられる。一方で体つきは、手配時とあまり変わらなかったようだ。《日経新聞》



【ボクシング】

ボクシングの世界戦3試合各12回戦が31日、横浜と大阪で行われ、世界ボクシング評議会(WBC)ミニマム級タイトルマッチ(大阪府立体育会館)でチャンピオンの井岡一翔が同級10位のヨードグン・トーチャルンチャイ(タイ)を下して2度目の防衛に成功した。

世界ボクシング協会(WBA)ダブル世界戦(横浜文化体育館)では、スーパーフェザー級王座統一戦で正規チャンピオンの内山高志が暫定王者ホルヘ・ソリス(メキシコ)にTKOで勝ってタイトル統一と4度目の防衛を果たした。フェザー級8位の細野悟は王者セレスティノ・カバジェロ(パナマ)に敗れた。《共同通信》

【宮下トモヤさん】死去

総合格闘技の「DEEP」で活躍し、病気療養中だった宮下トモヤさんが31日午後6時10分に死去した。30歳。同事務局が発表した。

宮下さんは2002年にリングデビューしたが、2010年10月に縦隔非セミノーマが発覚。同年8月に今成正和戦で判定負けしたのを最後に試合出場はなかった。11年5月には急性巨核芽球性白血病も見つかり闘病していたが、2012年を迎えることなく帰らぬ人となった。《スポニチ》



12月31日 その日のできごと(何の日)