平成8344日目

2011/11/12

【福島第一原発・吉田昌郎所長】「メルト進み、終わりかと……」

東京電力福島第一原子力発電所の敷地内が12日、事故後初めて報道陣に公開された。事故収束にあたる吉田昌郎・同原発所長(56)は「(震災が発生した)3月11日から1週間が一番厳しかった。死ぬかと思ったことが数度あった」と当時の緊迫した状況を報道陣に初めて語った。

福島第一原発では、地震による津波が到達した11日午後3時半すぎに、すべての交流電源が喪失。原子炉の冷却機能がなくなり、1号機は翌12日午後、水素爆発を起こして原子炉建屋が大破した。

この爆発音を聞いた吉田所長は、現場から戻るけが人を見て「(原子炉を覆う)格納容器が爆発しているとなると、大量の放射線が出てくる」という最悪の事態を想定。原子炉内の圧力が高いため燃料を冷やす水も思うように注入できず、「次がどうなるか想像できなかった。メルト(燃料の溶融)も進んで、コントロール不能となる状態を感じた。そのとき、終わりかなと(思った)」とも話した。

原子炉の現状については、「作業するには厳しい状況だが、周辺の住民の方に安心していただける程度に安定している」と現場の実感を述べた。《読売新聞》




【巨人・渡辺恒雄会長】談話発表

プロ野球巨人の清武英利球団代表(61)が、渡辺恒雄球団会長(85)を「コンプライアンス(法令順守)違反」「球団を私物化」と会見して批判した問題で、渡辺会長が12日、「読売新聞社、巨人軍、私個人に対する名誉毀損であり謝罪を求める」などと反論する談話を発表した。

渡辺会長は談話の文書で、清武代表が11日の会見で大王製紙やオリンパスを引き合いに出して「球団人事に口出しした」と批判したことに対し、「両社は刑事犯罪的事案であり、巨人軍の人事問題とは次元が異なる」と主張。「清武声明はまことに非常識で悪質なデマゴギー」と指弾した。《共同通信》

【野田佳彦首相】米・オバマ大統領と会談

野田首相は12日昼、ホノルル市内のホテルでオバマ米大統領と約1時間会談し、環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加方針を表明した。首相は「日本政府としてTPP交渉参加に向けて関係国との協議に入ることにした。(国内には)慎重論も強かったが、日本を再生し、豊かで安定したアジア太平洋地域の未来を切り開くため、自分自身が判断した」と述べた。

大統領は「日本の決断を歓迎する。2国間関係を深める歴史的な機会を提供するだろう」と応じた。また、日本の交渉参加に向け、米通商代表部のカーク代表に米議会との交渉開始を指示することを明らかにした。《読売新聞》

11月12日/のできごと