平成7753日目

2010/03/31

【この日の鳩山総理】

党首討論

平成22年3月31日、鳩山総理は国家基本政策委員会合同審査会で、自由民主党の谷垣禎一総裁及び公明党の山口那津男代表と2度目の党首討論に臨み、普天間基地移設問題、郵政改革等について討論しました。《首相官邸》

鳩山由紀夫首相は31日、谷垣禎一自民党総裁との今国会2度目の党首討論で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について「現地の了解がなくて案を進めることはない」と述べ、政府案を固めても、その推進は地元の了解が前提になるとの考えを明らかにした。

同時に「私は腹案を持ち合わせている。関係閣僚もその認識で行動している」と表明。キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)を埋め立てる現行計画に触れ「腹案は現行と同等か、それ以上に効果があると自信を持っている」と指摘、沖縄県の負担軽減が進むと強調した。《共同通信》


https://www.kantei.go.jp/

鳩山由紀夫代表(総理)は31日午後国会内での党首討論に臨み、谷垣自民党総裁の質問に答え、沖縄の普天間基地移設問題に関して、「命懸けで行動していく。5月末に必ず成果を上げる。政府を信頼してほしい」として、新しい移設先、アメリカの了解を得て解決するとの強い意志を表明した。

また、現在、腹案を持っているが、水面下での交渉のために国民の皆さんに公表するわけにはいかないとして、理解を求めた。

さらに、移設先の説得には、自ら出向き真摯に真剣に対話、議論したいとして、自ら説得にあたり、全力を傾注する考えを示した。

また、普天間基地の危険性除去に関して、「2014年より遅れることはできない」とも答え、沖縄県民に約束したタイムリミットは堅持するとの考えを示した。

同時に鳩山代表は、「沖縄の皆さんが安全保障の面で貢献して下さったことに全国の皆さんが感謝すべき。全国の皆さんが負担を分かち合うということを、国民の皆さんに申し上げたい」として、全国の国民が沖縄の米軍基地による負担を軽減するために、負担を分かち合うべきとの考えを明らかにした。

谷垣総裁が、政治とカネの問題で、鳩山代表が責任を果たしていないと指摘したことに関しては、「国民の皆さんのために働かせていただくこと、期待に応えることで責めを果たす」と答えた。

さらに、山口公明党代表の郵政改革で閣内がバラバラではないかとの質問には、「閣内はバラバラではない。官僚任せの内閣ではないので、閣僚の自分たちの考えがあっていい。閣僚が発言し、議論するのが新しい内閣の姿」と一蹴した。

民主党は2005年には、郵便貯金の限度額を引き下げるとしていたとの質問には、「小泉改革の民営化は本当に正しかったのか。地域がおかしくなり、日本郵政の経営も厳しくなった。郵政改革によって、地域の崩壊を食い止めることができる、ご心配には及ばない」と答えた。

また、内閣が閣僚の遅刻などで機能不全ではないかの指摘には、「反省すべき点は反省したい。再出発する」と答えた。《民主党ニュース》

総理の動き-国家基本政策委員会合同審査会(党首討論)-平成22年3月31日|政府インターネットテレビ

政府インターネットテレビの動画です。

記者ぶら下がり

鳩山由紀夫総理は、31日夕官邸で記者の同日行われた党首討論での普天間基地移設の「腹案」についての質問に、「(腹案は)関係閣僚で議論して、考え方を決めたので、共有している。その考えに基づいて交渉のプロセスに入っている。考え方は一つ」と答えた。

また、ゆうちょ銀行の預入れ限度額の2000万円への引き上げに関する質問に答えて、「ゆうちょ銀行の預金額は減ってきている。限度額引き上げによって肥大化するとは思えない状況。ゆうちょ銀行が国債の単なる引き受け機関になってはいけない。地域の金融機関と共存共栄の関係にならなければならない」との認識を示した。《民主党ニュース》




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【市町村合併特例新法】期限切れ

現行市町村合併特例法が31日に期限切れを迎え、国主導で市町村再編を進めた「平成の大合併」が終結する。最終日は長崎県佐世保市、新潟県長岡市がそれぞれ周辺町を編入合併。全国の市町村数は1727となり、大合併が始まった1999年4月から11年間で、ほぼ半減した。《共同通信》

【福井・繊協ビルバスターミナル】43年の歴史に幕

京福バス(本社福井市日之出5丁目)がバス発車場として利用してきた、福井市大手3丁目の県繊協ビルのバスターミナルの営業が31日終了した。同日午後10時半に最終便の大野駅前経由ヴィオ行きと、すかっとランド九頭竜行きが発車。ビル完成翌月の1966年12月15日から43年余りの歴史に幕を下ろした。

昨年5月に高速バスや小松空港連絡バスなどの発着場がJR福井駅東口に移転し、利用客が減少したため撤退を決めた。ターミナルから出発していた郊外12路線は、1日から中央大通のバス乗り場が始発となる。《福井新聞》

【大相撲・把瑠都関】大関昇進

日本相撲協会は31日午前、大阪市の大阪府立体育会館で夏場所(5月9日初日・両国国技館)の番付編成会議と理事会を開き、東関脇把瑠都(25)=エストニア出身、尾上部屋=の大関昇進を満場一致で決めた。

相撲協会は大阪府大東市の伝達式会場へ、尾上部屋が属する出羽海一門の出羽海理事(元関脇鷲羽山)と春日野親方(元関脇栃乃和歌)を使者として派遣し、昇進を伝達。把瑠都は緊張の面持ちで「謹んでお受けいたします。けいこに精進して、栄誉ある地位を汚さぬよう努力いたします」と口上を述べた。《共同通信》

【高校無償化法】成立

公立高では授業料を徴収せず、私立高生らには就学支援金(年額12万〜24万円)を支給する高校無償化法が31日、参院本会議で民主党などの賛成多数で可決、成立した。施行は新学期の始まる4月1日。

2010年度予算には費用約4000億円が計上されており、政府、与党は6月支給を目指す子ども手当てとともに政権交代の成果としてアピールする考えだ。《共同通信》

31日午後の参議院本会議で「公立高等学校に係る授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金の支給に関する法律案(高校無償化法案)」が賛成多数で可決成立した。

高校無償化は、「すべての子どもたちに教育のチャンスをつくる」との観点で民主党がマニフェスト(政権公約)で国民の皆さんと約束した重点政策のひとつで、4月1日から施行される。公立高校の授業料を無料にし、私立高校生には世帯の所得に応じて年11万8800~23万7600円を高校側に支給し、各世帯は授業料との差額を負担する内容。《民主党ニュース》



3月31日 その日のできごと(何の日)