平成7606日目
2009/11/04
【この日の鳩山総理】
献金、鳩山家資産から
衆院予算委員会は4日、鳩山由紀夫首相と全閣僚が出席する基本的質疑を続けた。首相は自身の個人献金の虚偽記載問題に関連し、鳩山家の資産管理会社「六幸商会」(東京・港)の資産を献金に充てていた事実を認めた。資産を献金に流用する際、元秘書からの要請に応じて手続きに必要な書類に署名していたことも明らかにした。
首相は答弁で、自身の署名に関して「元秘書から『口座からこれだけ貸してください』と言われ、私が署名しているのは事実」と語った。これまでは、資産管理会社からの資金の流用について「私がしたわけではない。秘書がなぜこういうことを行ったのか、必ずしも本心が見えていないところがある」などと説明していた。
ただ、首相は同日の答弁で、詳細に関して「会計責任の担当者と電話を含めて一切連絡を取っていない。だからどの部分が虚偽記載なのか、分からない」と説明するにとどめた。《日経新聞》
アフガニスタン支援と集団的自衛権行使の憲法解釈のあり方示す
鳩山由紀夫総理(代表)は4日夕、首相官邸で記者の質問に答え、アフガニスタンへの自衛隊派遣を検討するという北澤俊美防衛大臣の発言や今後の支援のあり方ならびに集団的自衛権行使の憲法解釈などについて語った。
はじめに同日、北澤防衛相がアフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)の作戦本部への自衛隊員派遣を検討しているとした発言に対して、「まだご本人からも伺っていない」としたうえで、「小人数であっても、自衛隊員をアフガニスタンに派遣するということは望ましくない」との見解を明らかにした。
鳩山総理はまた、「アフガニスタンのためにやらなきゃならないと、それぞれの大臣が知恵を絞っているが、自衛隊派遣という話では統一していた方が良い」との考えを示し、今後は総理自身の考えで進めていく方針を語った。
最後に、集団的自衛権の行使は許されないとする憲法解釈について、内閣が変わるごとに憲法解釈が変えられるのかとの問いには、「変えることは可能かもしれないが、変えるためには極めて慎重でなければいけない。政権が変わったから考え方も変えたなどというようなことをやるべきではない」と述べ、憲法解釈を現在変えるつもりがないこと、仮に変える際には国民的な世論をしっかりと見定める必要があるとの見解を示した。《民主党ニュース》
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【ヤンキース・松井秀喜外野手】ワールドシリーズMVP獲得
メジャー7年目のヤンキース松井秀喜外野手(35)が、最高の形で悲願の世界一を勝ち取った。
3勝2敗で迎えた前年覇者フィリーズとの第6戦で、先制2ランを含む4打数3安打と大爆発。シリーズタイ記録の6打点を挙げて打線を引っ張り、日本人として初のシリーズMVP(最高殊勲選手)を獲得した。
今季で4年契約が切れるが、ヤ軍で連覇を目指すかの問いに「そうなればいい」と語った。ヤ軍は新球場1年目を、2000年以来9年ぶり通算27回目の世界一で締めくくった。《日刊スポーツ》
【スキマスイッチ】アルバム「ナユタとフカシギ」発売
【NICO Touches the Walls】シングル「かけらー総べての想いたちへー」発売
【トヨタ自動車】F1撤退発表
トヨタ自動車は4日、自動車レースの最高峰F1シリーズから2009年限りで撤退すると発表した。10年3月期決算で2年連続の赤字が見込まれる中で、年間数百億円とされる多額の経費を負担し続けるのは難しいと判断した。《共同通信》
【この日の民主党】
小沢幹事長、21世紀臨調より「国会審議活性化等に関する緊急提言」受ける
小沢一郎幹事長は4日午後、都内で「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)の佐々木毅共同代表(元東京大学総長)、曽根泰教主査(慶應義塾大学教授)、飯尾潤主査(政策研究大学院大学教授)、谷口将紀運営委員(東京大学教授)と会談。国会審議活性化等についての提言を民主党が10月16日に要請したのに対し、21世紀臨調から「国会審議活性化等に関する緊急提言~政権選択時代の政治改革課題に関する第1次提言~」(下記ダウンロード参照)が示された。
提言は、21世紀臨調の学者有志による「政権選択時代の政治改革課題に関する検討小委員会」(座長=佐々木毅代表)が組織され、21世紀臨調の年来の主張を再整理し、新たな知見を加えて取りまとめられたもの。
冒頭、「かなり長いものになりました」と言って提言は小沢幹事長に手渡され、その後、約40分にわたって会談した。
小沢幹事長は会談後に記者団に、「4人の先生方においでいただいて、国会の審議の活性化についてのご提言をいただいた。大変貴重な、示唆に富んだご意見があったと感じている。できる限り、今回の提言を参考にさせていただきながら、与野党が合意できるもの、まとめられるもの、それを順次実行して参りたい」と表明した。
「特に、今行われている予算委員会でも総理はじめ国務大臣もほとんど、官僚のペーパーを読むということではなく、自分自身の意見で答弁されているように思う。従って、今後も、国会の審議は国民の代表たる政治家同士が、自分自身の見識に基づいて国民のために議論していく国会にしていきたい」との見解も示した。そのうえで幹事長は、「党内、そして各党の議論が煮詰まり次第、できれば可能なものから今国会で成案を得たいと思っている」と述べた。
また、社会民主党への対応について問われた小沢幹事長は、「社民党の皆さんも、基本的に政権交代を前提にした国会がどうあるべきかということは、ご理解が進んできているのではないかと思う」との見方を提示。同時に「これは政府提案でやれる話ではないので、議会制度協議会で各党の意見の調整をして参りたいと思う」と語り、法案提出は調整後の提出となるとの考えも示した。《民主党ニュース》