平成6834日目

2007/09/24

【安倍晋三首相】入院中の慶応大病院で会見

安倍首相は24日夕、入院先の東京・信濃町の慶応大学病院で記者会見し、退陣を決断した最大の理由は「体調の悪化だった」ことを明らかにした。そのうえで、「辞意表明が、特に所信表明演説の直後という最悪のタイミングになった。国政に支障を来し、国民に多大な迷惑をかけたことを改めて深くおわびする」と陳謝した。

首相は突然の退陣を表明した翌日の13日に「機能性胃腸症」と診断されて入院して以降、初めて公の場に姿を見せた。辞任の決断について、「この1か月間、体調は悪化し続け、自らの意思を貫くための基礎となる体力に限界を感じるに至った。もはや首相としての責任を全うし続けられないと決断し、辞任表明に至った」と述べた。

また、インド洋での海上自衛隊の給油活動継続問題に関し、民主党から小沢代表との党首会談を拒否されたことについては、「健康上の理由もあり、(会談を申し入れた時点で)辞任の決意を固めていた」と述べ、退陣と引き換えに小沢氏に協力を求める考えだったことを明らかにした。

次期衆院選の対応については「地元の皆様のご理解をいただき、政治家を続けていきたい」と語った。《読売新聞》

9月24日のできごと(何の日)【安倍晋三首相】入院中の慶応大病院で会見

平成19年9月24日、安倍総理は慶応義塾大学病院で、総理大臣として最後となる記者会見を行いました。

会見の冒頭、安倍総理は「入院して治療に専念して参りましたが、思うように体調が回復せず、今まで国民の皆様にご説明をする機会を持てずにおりましたが、内閣総理大臣の職を辞する前にどうしても国民の皆様にお詫びを述べさせて頂きたいと考え、不完全ではありますが、本日この様な機会を設けさせて頂きました。」と会見を開いた経緯について述べた後、「私の辞意表明が国会冒頭の非常に重要な時期になってしまったことで、国政に支障をきたし、関係者の皆様、そして何より国民の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを、改めて深くお詫びを申し上げます。」と述べました。

また辞任表明に至った経緯について、「内閣改造後の1ヶ月間、体調は悪化し続け、重要課題に対して自らの意思を貫いていくための基礎となる体力に限界を感じるに至りました。もはやこのままでは、総理としての責任を全うし続けることはできないと決断し、辞任表明に至りました。」と述べ、辞意を表明した9月12日の会見の場では、在職中に内閣総理大臣が自らの体調について述べるべきではないと考え、辞任を決意した最大の要因であった体調の問題には触れなかったと説明し、「結果として国民の皆様に私の真意が正確に伝わらず、非常に申し訳なく思っております。」と述べました。

最後に安倍総理は、「総理大臣在職中、多くの国民の方々に暖かく力強く応援して頂いたことに感謝申し上げます。皆様の期待に十分お応えできず、申し訳なく残念に思っております。新たな総理のもとで、国民のための政策が力強く進められるものと信じています。」と述べました。《首相官邸》




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【WBAスーパーフライ級タイトル戦】相沢国之選手、戴冠ならず

世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦(24日・東京後楽園ホール)挑戦者で同級6位の相沢国之(28)(三迫)はチャンピオンのアレクサンデル・ムニョス(28)(ベネズエラ)に0−3の判定で敗れ、世界初挑戦に失敗した。

相沢は攻め手に乏しく、9回にはダウンも奪われて大差の完敗。戦績は13勝(10KO)2敗1分け。ムニョスは初防衛(通算4度目)に成功した。日本のジムに所属する世界王者は6人のまま。《読売新聞》

【自民党】新幹事長に伊吹文明氏

自民党の福田康夫総裁は24日、党執行部の主要人事を決めた。幹事長に伊吹派会長の伊吹文明文部科学相(69)、政調会長に谷垣派会長の谷垣禎一・元財務相を起用し、総務会長には二階派会長の二階俊博氏(68)を再任した。選対総局長を選挙対策委員長に変更し、古賀派会長の古賀誠・元幹事長を充て、三役と選対委員長による四役体制とした。

福田氏は25日の国会で第91代、58人目の首相に指名される。その後、ただちに組閣人事に入り、同日中に組閣を終える。皇居での認証式は26日午前に行われる見通しだ。組閣人事では、官房長官に町村派会長の町村信孝外相(62)の起用が決まった。《読売新聞》



9月24日 その日のできごと(何の日)