平成6781日目
2007/08/02
【民主党・菅直人代表代行】無駄な税金の使い道を具体的に明らかにする
菅直人代表代行は2日午後の定例記者会見で、臨時国会の対応について「無駄な税金の使いみちを具体的に明らかにする作業を行う」と語った。
菅代表代行は冒頭、赤城農林水産大臣の辞任について、政治的な空白状況は由々しきことと指摘した上、今後の民主党の取り組みに言及。政府与党の法案に賛成、反対するだけではなく、参院選で示したマニフェストを「直ちに実現するもの」「予算含みで提案するもの」「政権交代後に必ず実現するもの」と分類させて、具体的に政策の実現をはかる考えを示した。
菅代表代行は、それぞれの例として「年金流用禁止法や政治資金規正法の強化」「農家への戸別所得補償や年金手帳、子ども手当の創設」「財源委譲と補助金制度全廃による地方分権の徹底、年金の抜本的な改革」などを挙げた。
臨時国会では、年金流用禁止法案の参院への提出を前向きに検討していると報告。特に年金問題については、予算委員会などを開き、資料要求や参考人招致、証人喚問をも視野に入れて、運用の実態などを徹底的に調査すると表明。「無駄な税金の使いみちを具体的に明らかにする作業を行う」と語った。《民主党ニュース》
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【警視庁】当て逃げ事故映像、ユーチューブ公開で摘発
乗用車を運転中に当て逃げしたとして、警視庁竹の塚署は2日、埼玉県川口市在住で自動車修理会社の元従業員の男(29)を道交法違反(安全運転義務違反など)の疑いで東京地検に書類送検した。
この事故をめぐっては、被害者がインターネットの動画投稿サイトに事故当時の映像を出したのをきっかけに、男の個人情報がネット上に出回り、勤務先に抗議電話が相次ぐなどの異常事態になっていた。
調べによると、男は昨年10月26日夜、東京都足立区入谷の都道で乗用車を運転中、並走していた都内の男性会社員(31)の乗用車の前に割り込もうとして接触し、そのまま逃走した疑い。
一方、被害者の男性会社員は今年6月、事故当時の映像を動画投稿サイト「ユーチューブ」上で公開。その後、車のナンバーから割り出されたとみられる男の氏名や住所、勤務先の自動車修理会社名などがネットの掲示板に書き込まれた。《読売新聞》
【ポップアップエンジンフード】日産が新技術発表
日産自動車は2日、歩行者との衝突事故が起きた際に、歩行者が頭部などに受ける衝撃を緩和する「ポップアップエンジンフード」という新技術を開発したと発表した。
衝突時にボンネットが自動的に浮き上がることによって一定の衝撃を吸収する仕組みで、今秋に発売するスポーツカー「スカイラインクーペ」の新型車に搭載する。同様の技術は欧州での搭載事例があるが、国内で販売する車では初めてという。日産は今後、他の車種にも採用を検討する。《共同通信》
【自民党】安倍首相の衆院選前退陣論が浮上
自民党で2日、参院選惨敗を受けた安倍晋三首相(党総裁)の対応をめぐり、当面は続投を容認するものの、党の「顔」を代えないと「衆院選は戦えない」(閣僚経験者)として、次の衆院選前の退陣論は避けられないとの見方が浮上した。参院選をはさみ安倍内閣支持率の低迷が続く中で、議員らの危機感が現れた。
また参院選当日に、自民党の森喜朗首相、青木幹雄参院議員会長、中川秀直幹事長が40台を下回った場合、首相退陣は避けられないとの認識でいったんは一致。これを聞いた首相は「いかなる結果になろうとも自分は辞めない」と中川氏に伝えていたことが分かった。
政権を支えてきた3氏の声に耳を貸さなかった首相の姿勢が、求心力低下に拍車を掛けている。《共同通信》
【この日の民主党】
「消えた年金記録」被害者救済へ
民主党は2日午前、国会内にて総務部門・厚生労働部門合同会議を開催。総務省、社会保険庁の担当者に対して、「年金に関する申し入れ」「年金記録確認中央第三者委員会運営等に関する申し入れ」「年金業務・社会保険庁監視委員会運営に関する申し入れ」を行うとともに、民主党からの資料要求についてヒアリングを行った。
会議の冒頭、松本剛明政調会長が挨拶し、参議院で過半数を獲得、「与党となった責任の重大さを認識して宙に浮いた年金記録の問題についてもしっかりと対応していきたい」と表明。三井辨雄ネクスト厚生労働大臣、武正公一ネクスト総務大臣も「政府に対して腰を入れての取り組みを要請する」と語った。
次に、これまでも数回にわたって申し入れを行ってきたが、承服できる回答が得られなかったのを受けて、改めて「年金に関する申し入れ」「年金記録確認中央第三者委員会運営等に関する申し入れ」「年金業務・社会保険庁監視委員会運営に関する申し入れ」をそれぞれ行い、開かれた形での委員会運営、資料の公表等を要請。問題解決に向けて一刻も早い対応をするよう促した。
既に民主党が資料請求を行っている項目についても回答を求めたが、担当者は「精査中」を繰り返すばかり。民主党の追及に対して言い訳に終始した。長妻昭衆議院議員は、「数カ月も前のデータが公表できないのはおかしい」と指摘し、このままでは危機管理能力が問われる事態であり、それぞれの担当官の辞任要求も辞さないとの考えを示唆。
また、監視委員会が社会保険庁に対して、5000万件の宙に浮いた年金記録を精査するよう指示していることに言及し、具体的に何を精査するよう求めているのかと質問。「内容の詳細を詰めていなければ精査できないのではないか」と指摘したが、納得のいく答えは得られなかった。
第三者委員会が、年金記録の訂正の必要があるして、「年金記録に係る苦情のあっせん」と称される面会の実施を求めて実際に話を聞いたのは、かねてから報道等でも話題の中村ご夫妻のみであることが判明。この事実からは「委員会が判断したうえで、その結果が納得できない人のみ面会する」という姿勢についても疑問が呈され、年金に対する国民の感覚との乖離が改めて浮き彫りになった。また、多くの人々が対象者となる特例納付保険料の有無に関するものも中村ご夫妻のみであることも指摘。真に国民救済に資するものかどうか問われるかたちとなった。
最後に松本政調会長は、「参議院選挙の結果からも民意は明らかである」として、救済に向けての決意を改めて述べた。《民主党ニュース》