平成6656日目
2007/03/30
【この日の民主党】
政府の対応をきびしく監視していく C型肝炎原告団抗議集会で小沢代表
小沢一郎代表は30日夕、霞ヶ関の厚生労働省前で抗議の座り込みをしていた薬害肝炎全国原告団の激励に訪れた。代表の到着に先立ち、政府は、首相官邸で下村官房副長官が薬害C型肝炎訴訟の原告団代表者と直接面談し、原告団の求めに多少なりとも前向きな姿勢を示した。原告団はこれをもって座り込み行動はひとまず終局することを決めた。
「民主党代表の小沢代表がかけつけてくれました」と紹介された代表は大きな拍手で迎えられ、原告団代表からまず、「お願いの挨拶」があった。
原告団代表は「以前から民主党の先生方にはこの肝炎問題について真剣に考えていただき、判決の前夜集会には菅直人代表代行にも来てもらい、また、私たちが一昨日から体を張っての抗議行動をしているところにも、民主党の先生は代わる代わる、朝から夜まで応援に来て頂いた」と語り、「どんなに心強かったかわかりません」との民主党への謝意の言葉を示した。そのうえで、「まさか小沢代表が来てくれるとは思いませんでしたが、ここに駆けつけてくださってありがとうございます」との言葉には拍手が沸き起こり、「この肝炎問題が解決に向けて前進するように一層の力添えを願いたい」との求めがあった。
小沢代表は、「みなさん本当にごくろうさまです、お疲れ様です」と心からの励ましの言葉を述べ、「今日の事態を招いたのは、まさに政府の政治の責任だということが明らかになった」と語り、こうした状況を政治が放置していてはいけない、何としても政府にきちんとした対応をさせなければなないとの思いで民主党は応援してきたとした。
首相官邸で官房副長官が原告団に対応したことにも小沢代表は言及し、「現実にはこれからが大変」との認識を示し、民主党としては原告団の方々の現状と気持ちをしっかりと理解・認識し、「野党の立場だが、しっかりと政府の行動を監視し、きちんと対応するように働きかけていきたい」と表明。同時に「大変きびしい毎日だと思うが、どうか頑張ってください。私たちも一生懸命みなさんの応援を致します」と深々と頭を下げた。《民主党ニュース》
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【東京ミッドタウン】開業
【菅義偉総務相】関西テレビに警告
関西テレビが制作した「発掘!あるある大事典2」のねつ造問題で、菅義偉総務相は30日、同社の千草宗一郎社長を総務省に呼び、行政指導で最も重い「警告」を伝えた。「放送法違反を再度生じた場合は、法令に基づき厳正に対処する」とし、放送局に発動されたことがない電波法に基づく電波停止の行政処分に言及した。関西テレビに、再発防止の具体的な措置を1カ月以内に報告し、実施状況を3カ月以内に報告するよう求めた。
放送法は「報道は事実をまげない」と定め、違反した放送局への行政指導では「厳重注意」や「警告」がある。さらに重い措置として電波法に基づく「電波停止」や「放送免許の取り消し」の行政処分がある。同省は今回、行政処分も検討したが、同社が27日に提出した最終報告書でねつ造やデータ改ざんの事実や経営責任を認めたことから警告にとどめた。
菅総務相は千草社長に対し、「長期間にわたって事実と異なった放送が行われてきたことは、国民の信頼を裏切るもので極めて遺憾」と述べた。
放送局への警告は今回で3回目。番組内容に関しては、06年6月に白インゲンのダイエット効果を番組で紹介して健康被害を出したTBSのケースがある。《毎日新聞》
【政府】「イラク特措法」2年延長を閣議決定
政府は30日午前の閣議で航空自衛隊のイラク輸送活動の根拠となっているイラク復興支援特別措置法が7月末で期限切れとなるのを前に、同法を2年延長する改正案を決定した。宗教対立の激化でイラクが内戦状態に陥り、国連や多国籍軍の活動が続いていることを踏まえ、引き続き空自による支援が必要と判断した。
安倍晋三首相は同日昼の会合で「さらにイラク支援のために日本として責任を果たさないといけないと決意している」と表明した。《共同通信》