平成6644日目
2007/03/18
【この日の安倍総理】
防衛大学校卒業式で訓示
安倍晋三首相は18日午前、防衛大学校(神奈川県横須賀市)の卒業式で訓示し「国民の生命、身体、財産を守るためには、わが国の安全保障基盤の着実な整備を図るとともに、日米同盟を一層強化していく必要がある」と述べ、日米両国の安全保障協力を拡充する考えを強調した。《共同通信》
平成19年3月18日、安倍総理は神奈川県横須賀市にある防衛大学校の卒業式に出席しました。
訓示では、「諸君が将来直面するであろう『危機』に臨んでは、右と左とを足して二にで割るような結論が、こうした状況に真に適合したものとはならないということであります。様々な情報を幅広く収集し、情勢を的確に分析し、時に応じて自らの信ずるところに従って的確な決断をすることが必要となるのであります。
そしてそのバックボーンとなるのは、広い視野と高い教養であります。この理念は『広い視野を開き、科学的な思考力を養い、豊かな人間性を培うこと』との防衛大学校の教育方針に体現され、今日まで変わることなく受け継がれています。
諸君には幹部自衛官として今後とも努力を惜しまず文武両道、自ら研鑽を積まれることを切に望みます。また、高い規律と士気を保持し、『勇とは義しきことをなすことなり』との信念の下、世界の平和と安定という崇高な使命のために、任務を遂行することを期待します。」と述べ、卒業生に対してはなむけの言葉を送りました。《首相官邸》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【 PASMO】サービス開始
首都圏の鉄道とバスの共通ICカード乗車券「PASMO(パスモ)」のサービスが18日、始まった。JR東日本のSuica(スイカ)との相互利用で、27の鉄道と32のバスが1枚のカードで乗り降りできるようになった。電子マネーとしても使える。
パスモを導入した事業者の協議会などによると、自動定期券発売機の不具合が2件あったが、改札や運賃計算で混乱はなく、滑り出しは順調。《共同通信》
【飛騨鍾乳洞】2億円の金塊が強奪される
18日午後1時ごろ、岐阜県高山市丹生川町日面の美術館「大橋コレクション館」(中萩久夫社長)で、展示品の約100キロの金塊(約2億円相当)が4人組の男に盗まれたと高山署に通報があった。
従業員のYさん(59)=同市=が男らに突き倒され、足に軽いけがをしており、同署は強盗致傷事件として捜査している。同館は高山市が出資する第三セクター会社「飛騨大鍾乳洞観光」が運営している。
調べでは、同日午後0時45分ごろ、同館2階の展示室から物音がするため、1階にいたYさんが見に行ったところ、扉を開けた観音開きの金庫(高さ1.5メートル、幅1メートル)の中に展示してあった金塊を運び出そうとしている3人組の男と出くわし、Yさんは床に突き倒された。
同館によると、この直前、1階事務所に正面入り口から1人の男が侵入した。電話をかけようとしていた女性従業員(46)に鉄の棒のようなものを振りかざして「動くな」と脅し、うつぶせになるよう命令。防犯カメラのモニターを倒して、電話線を切ったという。
同署によると、男らは金塊を網状の袋に入れると、1階に下りて正面入り口から逃走。館外にいた見張り役と見られる男1人とともに、白色の軽ワンボックス車に乗って逃げた。この日は支配人と山本さんら従業員2人が出勤しており、事件当時、2階に客はいなかったという。
男らはグレーのジャンパーや銀色のスエットスーツを着て、サングラスやマスク、黒い帽子をかぶっていた。犯行に使われた車は、同市鉄砲町内のパート従業員の女性(64)の所有で、午前中に自宅前の駐車場から盗まれていた。午後2時40分ごろ、同館から約5キロ西の同市丹生川町瓜田の小八賀川そばの空き地で署員に発見された。
金塊は、飛騨大鍾乳洞発見の25周年記念として89年6月から展示された。高さ約19センチ、上面が縦横16.5センチ、下面が縦横17.5センチの台形で、表面に「飛騨大鍾乳洞」と彫り込まれている。金庫の扉を開けた状態で展示し、来館者が自由に触れられるようになっていた。《朝日新聞》
【この日の民主党】
農林漁業再生本部 青森県弘前市を視察
農林漁業再生本部(本部長:山田正彦衆議院議員)一行は18日、青森県弘前市を訪れ、JA津軽石川の取り組みを視察するとともに、下田敦子参議院議員が主催した国政報告会において「日本の農林漁業に希望が見えた~民主党農林漁業再生プラン~」と題して講演を行った。
JA津軽石川では「道の駅」を利用し、製造から販売まで農家の女性が中核となった「地産地消」の取り組みについて視察した。「隣の県からも購入に来るほど、豆腐製品の評判が良く、原料の県内産大豆が足りなくなるので、毎年、農家に作付け面積を増やすよう依頼している」、「リンゴをジュースにした絞りかすはリンゴ茶にするなど、原料を無駄にしない努力をしている」などの説明を受けた。説明に対して山田本部長は、「非常に熱心で、作付けから販売までを一環して取り組んでおられる」と評価し、「生産、販売、流通など今後の農業事業のモデルのひとつになるのでは」と、視察の感想を述べた。
山田議員は、視察後には「食の安全」に関する講演を行い、海外から安全性の確認がされていない遺伝子組み換え食品や農薬漬けの農作物が輸入され、「日本の食の安全」がおびやかされている現状を紹介。民主党が「農林漁業再生プラン」で訴えている「戸別所得補償制度」により、食料自給率向上につながる農産物生産農家をバックアップすることを通して、価格面でも外国産農産物との競争に勝ち抜き、国内で安全に作った農産物の選択ができる「食卓の安全」が守られ、さらに自給率向上が実現するとの見解を示した。
参加者から「輸入されるリンゴも自分たちが作っているリンゴのように、ひとつひとつ丁寧に残留農薬等をチェックしているのか」との質問には、「日本のように丁寧なチェックをする国は類をみない。BSEにしてもずさんなチェック体勢だから、たびたび危険部位が混入する事件が起きる」と回答。同時に、EUでは年に2回、EUの検査員が現地で土壌検査をしたうえで輸入の可否を決めている実態を明らかにし、「食の安全を守る為には日本政府も同様の検査を行うべきである」と答えた。
また、現在の法律では、加工食品に対して原料の原産地の表示をさせる義務がなく、青森県の原料を使ったリンゴジュースか、海外の濃縮原料を使ったものかの区別がつかないことを指摘。「真面目においしい安全なリンゴを作っている皆さんのためにも、民主党が政権をとったなら、一目で『青森のリンゴを使ったジュースだ』ということが判るよう義務化したい」と強く表明した。《民主党ニュース》