平成6268日目

2006/03/07

【民主党・前原誠司代表】メール問題 再発防止への取り組み急ぐ

前原誠司代表は7日午後、党本部で定例の記者会見を開催し、いわゆるメール問題について改めて謝罪し、今後の対応について語ったほか、在日米軍基地再編問題に関して、その考えを改めて示した。

前原代表はメール問題について、「この記者会見の場でも、国民の皆さま方にご迷惑をおかけをしたこと、武部幹事長とご子息にご迷惑をおかけしたことを、改めてお詫び申し上げ、再発防止に向けての取り組みをしっかりと行いたい」と述べるとともに、検証チームでスピーディーかつ徹底的に議論を行い、外部からの意見等もしっかりと受け止めながら、「早期に結論を出すように鋭意努力をしていただくよう」、鳩山幹事長にお願いをしたところだとした。また衆議院の懲罰委員会で示される処分内容に関しては、「真摯に受け止めさせていただきたい」と語った。

そして、予算の審議が参議院に移ったが、小泉政権の光と影の問題、5年間の改革の総括、格差や安全に関わる問題、いわゆる4点セットの問題、アジア外交不在、内戦化するイラクの問題など、内外に課題が山積している中で、野党第一党である民主党には一刻の停滞も許されないと前原代表は指摘。しっかりとメール問題にけじめをつけた上で、「党の立て直しに邁進をしてまいりたい」との決意を示し、「国民の皆さま方のご理解、ご協力を改めてお願い申し上げたい」と述べた。

前原代表は更に、在日米軍の再編問題について触れ、日米関係の重要性に鑑み、戦略環境の変化等から再編そのものは理解するが、これに基づいて行われる基地の再編については、「主体的に取り組まなければならない」との考えをまず示した。その上で前原代表は、米国が所有している基地や米国が占有している空域は返還を求め、沖縄・神奈川などの「基地の負担軽減に資するものでばければならない」と指摘した。

また同時に、地元の皆さん理解を得ることの重要性についても、「懇切丁寧な、十分な話し合いの中で協力を求めるという姿勢が必要だ」として、安倍官房長官が地元合意なしでも3月の最終合意へ取り決めを行い、地元を説得する、などと発言していることを、「順序が逆」と厳しく批判。「今の政府のやり方を貫いていけば、地元の反発が強まるのみならず、日米安保そのものの基盤が損なわれる」として、3月最終合意というタイミングにとらわれない柔軟な姿勢をとるよう、政府に強く求めた。

記者団から、外交・安全保障ビジョンと内政ビジョンの取りまとめについて問われた前原代表は、「準備をして、しっかり党内で議論していただくようにお願いしたい」として、「その考え方に変化はない」と述べるとともに、「政策の議論についてわれわれは猶予は許されない」として、「じっくり議論をしていただく中で、党内でまとめる作業を続けていただきたいと考えている」と述べた。同時に前原代表は、役員会で相談していく中で「どういったタイミングで議論をするのかについては、慎重に判断していきたい」と語った。《民主党ニュース》




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【中国・李肇星外相】小泉首相の靖国参拝を非難

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中国の李肇星外相は7日、北京の人民大会堂で記者会見し、日中関係悪化の原因は「日本の指導者によるA級戦犯参拝だ」と指摘、小泉純一郎首相の靖国神社参拝を厳しく非難した。関係改善に向け「鍵となるのは日本側が勇気と誠意をもって間違った行動を正すことだ」として参拝中止を求めた。《共同通信》

【皇室典範】改正反対の1万人集会

女性・女系天皇容認の皇室典範改正に反対する「皇室の伝統を守る1万人大会」が7日、東京・日本武道館で行われ、参加した1万300人(主催者発表)が男系継承の維持を訴えた。神社本庁などの宗教団体や保守系学識者らでつくる民間団体の催しで、国会議員86人(自民54人、民主21人、国民新2人、無所属9人)も来賓として出席した。

当初は「改正案の国会提出阻止」が集会の目的だったが、秋篠宮妃紀子さま懐妊を受けて政府が今国会提出を見送ったため、「政府に女系容認を断念させる」方針に切り替えられた。

大会では、皇室制度について検討する議連を新たに結成するよう求める決議文を採択。下村博文(自民)、松原仁(民主)両議員に手渡し、女系容認の政府の有識者会議と別に、超党派の議員有志で男系維持の対案を検討するよう求めた。

あいさつした議員からは「また党を二つに割るような戦いになったら、断固戦わないといけないと思っていた。郵政民営化とは訳が違う」(島村宜伸元農相)「改革、改革と唱える人がいるが、守るべき伝統文化は断固として守る。男系を守ってきた皇室は日本民族の宝だ」(平沼赳夫元経済産業相)など、女系容認の改正を進めようとした小泉純一郎首相を批判する意見が相次いだ。《毎日新聞》

【民主党】国対役員会を開催

民主党の国会対策委員会役員会が7日朝、国会内で開かれ、新しく就任した渡部恒三国対委員長、川端達夫・平野博文両国対委員長代理が、それぞれ挨拶し、出席議員に対し、今国会での奮闘を改めて呼びかけた。

渡部国対委員長はこの中で、少子高齢化問題や財政赤字の問題など山積する課題を挙げながら、野党第一党の責任を今こそ果たさなければならないとして、国会対策の重要性を強調。国民の皆さんの期待にお応えし、失われつつある政治への信頼を取り戻すのは自分たちだ、という「責任と誇りと決心をもって」取り組むよう呼びかけ、協力を求めた。

また、渡部国対委員長は、辛い時には嬉しいこともあるとして、ドラマ「水戸黄門」で、疾風のお娟役で出演している女優の由美かおるさんから、元気にがんばって下さいとのメッセージが届いたことも紹介した。

またこの後、川端国対委員長代理と平野国対委員長代理もそれぞれ挨拶し、各議員の一層の奮闘を呼びかけ、国会運営にあたる決意を力強く述べた。《民主党ニュース》

【八尾市ヤミ金心中事件】ヤミ金業者ら6人逮捕

平成15年6月、大阪府八尾市の夫婦ら3人がヤミ金融の取り立てを苦に心中した事件で、大阪府警などの合同捜査本部は7日、出資法違反(高金利)の疑いで、ヤミ金業者メンバーで飲食店経営、K容疑者(31)=東京都中野区=ら6人を逮捕・再逮捕した。

過酷な取り立てによる夫婦の心中に端を発し、ヤミ金融への罰則強化につながった事件は、時効の5月を目前に実行犯逮捕までこぎ着けた。捜査本部は今後、恐喝容疑も視野に追及する方針。《産経新聞》



3月7日 その日のできごと(何の日)