平成6266日目
2006/03/05
この日のできごと(何の日)
【中国・温家宝首相】農村対策を最重視
中国の第10期全国人民代表大会(全人代=国会)第4回会議が5日、北京の人民大会堂で開幕、温家宝首相は冒頭の政府活動報告で、内需主導の安定成長に向け、今年からの国民経済の中期計画「第11次5カ年計画」期間中の国内総生産(GDP)の年平均成長率を7.5%とする目標を表明。深刻化する貧富の格差縮小のため、農村政策を最重点課題とする方針を強調した。
胡錦濤指導部が発足後初の5カ年計画で、エネルギー不足や環境汚染など急速な経済発展に伴うひずみ是正に向け、省エネや環境保護での数値目標も示した。
中国では、農民による暴動多発など社会矛盾も拡大。報告は、胡指導部が社会的弱者の利益や国民生活の質向上に目配りしながら、バランスの取れた政策運営を迫られている現状を浮き彫りにした。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【クラッシュ】第78回米アカデミー作品賞受賞
映画界最大の祭典、第78回米アカデミー賞の発表・授賞式が5日、ロサンゼルスのコダックシアターで開かれ、作品賞はロサンゼルスを舞台に人種問題を描いた「クラッシュ」(ポール・ハギス監督)に決まった。長編アニメーション部門にノミネートされていた宮崎駿監督の「ハウルの動く城」は受賞を逃した。《共同通信》
【サッカー・柳沢敦選手】J1復帰戦でハットトリック
Jリーグ1部(J1)第1節最終日(5日・静岡スタジアムほか=8試合)昨季3位の鹿島は復帰した柳沢がハットトリックを達成し、広島に4−3で競り勝った。
柳沢は2008年7月の磐田戦以来、2年8カ月ぶりのJ1復帰戦。にもかかわらず、ずっと鹿島にいたかのようにチームに溶け込んで、いきなりのハットトリック。最高の結果で再出発し「いろんな人の協力によって戻ってこれた。協力してくれた人に感謝している」と感無量だった。《共同通信》
【民主党・渡部恒三国対委員長】代表選前倒しに言及
民主党の渡部恒三国対委員長は5日午前の民放テレビ番組で、9月の代表選について「場合によっては通常国会が終わった後、ちょっと前倒しもあり得る」と述べ、「送金指示」メール問題をめぐる混迷を受けて、代表選を1、2ヶ月前倒しする可能性に言及した。
しかし前原誠司代表は同日午後、鳥取県米子市で記者団に、党代表選について「常任幹事会や役員会では(9月実施の)規約を改正することなく、その範囲の中で日程を決めると議論したので、その方向に変わりはない」と前倒しを否定。
鳩山由紀夫幹事長も北海道紋別市での講演で「それ(前倒し)はない。代表選は代表選として、しっかり9月に行いたい」と述べた。
ただ、党内には前原代表の党運営への不満が残っており、メール問題をめぐる前原氏の責任論も絡んで、代表選の実施時期をめぐる議論がくすぶりそうだ。《共同通信》
【普天間移設問題】沿岸案反対の総決起大会に3万5000人
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)への移設(沿岸案)に反対する「沖縄県民総決起大会」が5日、宜野湾市海浜公園で開かれ、目標の3万人を超える3万5000人(実行委発表)が集まった。米兵の少女暴行事件に抗議して8万5000人が参加した95年10月の総決起大会以降、最大規模の集会となった。
県議会は全会一致で沿岸案の反対決議をしているが、県政与党の自民、公明両党は参加せず、稲嶺恵一知事も「超党派の大会ではない」を理由に参加しなかった。
実行委の山内徳信共同代表は「沿岸案拒否は県民の総意。沿岸案が撤回されるまで闘い抜く。政府はマグマ(県民の怒り)が大きく動いたことを知るべきだ」とあいさつした。
滑走路として一部が埋め立てられる大浦湾沿いにある名護市瀬嵩(せだけ)から参加した渡久知智佳子さん(44)は「普天間飛行場のような粗大ごみはアメリカに持って帰って」と訴えた。
最後に「沿岸案反対は県民の確固たる総意」とした大会決議などを採択した。
名護市の南隣にある宜野座村の比嘉勲さん(62)は「知事も県議も全員参加してほしかった。島ぐるみで反対闘争していくべきだ」と語気を強めた。嘉手納基地などがある北谷(ちゃたん)町から来た女性(51)は「毎日、嘉手納基地の騒音に悩まされている。普天間のヘリも来る。基地は撤去してほしい」と話した。《毎日新聞》