平成6007日目

2005/06/19

この日のできごと(何の日)

【この日の小泉総理】

>硫黄島戦没者追悼式に出席

太平洋戦争の激戦地だった硫黄島(東京都小笠原村)で19日、政府主催の戦没者追悼式が開かれ、小泉純一郎首相や遺族ら約100人が参列、命を落とした約2万1900人の兵士らを悼み、平和への誓いを新たにした。

戦後60年を機に「戦没者の碑」を大規模改修したのに合わせた行事で、現職首相が硫黄島入りしたのは初めて。《共同通信》

6月19日のできごと(何の日)【小泉純一郎首相】硫黄島を訪問

平成17年6月19日、小泉総理は太平洋戦争で日米両軍が激しく戦った硫黄島(東京都小笠原村)を訪れ、政府主催の「戦没者追悼式」に出席しました。

硫黄島では日本側約21,900人、米国側6,821人が戦死しました。戦後60年となる本年の追悼式は、「硫黄島戦没者の碑」の改修が3月に完了したことから、工事完式典を兼ねて行われたもので、日本側遺族関係者等及び米国側を含む来賓約100人が出席して行われました。

現職総理大臣として初めて硫黄島を訪問した小泉総理は、追悼式で「今後も悲惨な戦争の教訓を風化させず、世界の恒久平和の確立に積極的に貢献していきます。」と挨拶しました。

小泉総理は式典後、米兵戦死者のための「将兵の碑」への献花、島内視察を行い、「すさまじい、苛烈な戦闘地だった。戦った兵士を思うと、『二度と戦争をしてはならない』と強く思った。日本軍も米軍も、祖国、家族のため、戦わざるを得なかったのだろう。」と述べました。《首相官邸》

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【 JR福知山線】脱線事故から55日、尼崎〜宝塚間の運転再開

兵庫県尼崎市の快速電車脱線事故で、JR西日本は19日、全面運休していたJR福知山線尼崎ー宝塚間(17.8キロ)の営業運転を事故のあった4月25日から55日ぶりに再開した。戦後の列車事故史上4番目となる107人の犠牲者を出した惨事は、大きな節目を迎えた。《共同通信》

【韓国軍銃乱射事件】

韓国の聯合ニュースによると、韓国京畿道漣川郡の同国軍部隊で19日午前2時半(日本時間同)ごろ、部隊所属の兵士(22)が手りゅう弾を投げて銃を乱射、8人が死亡し、2人が重傷を負った。兵士は日ごろのいじめを恨み、就寝していた兵士らを襲撃したとみられている。

犯人の兵士は軍に拘束され、事情聴取を受けているが、兵舎の中に手りゅう弾を投げ込み、飛び出してきた兵士らに銃を乱射したという。同部隊は北朝鮮との軍事境界線に近い最前線部隊。死亡したのは小隊長を務めていた26歳の中尉と、21−22歳の若い兵士。韓国では、以前は軍生活に不満を持つ兵士の脱走や銃乱射などが多発したが、最近は改善され、こうした事件があまり起きていなかったため、今回の事件は韓国社会に衝撃を与えている。《共同通信》

【人権擁護法案】反対集会に2000人

政府が今国会に提出を予定している人権擁護法案に反対する市民集会が19日、東京都内で開かれた。集会には法案に反対する自民党議員でつくる「真の人権擁護を考える懇談会」の会長、平沼赳夫元経産相らが出席し、現行法案の国会提出に反対する考えを改めて強調した。

平沼氏は「法案の問題点が改められなければ承認できない」として、「人権侵害」の定義のあいまいさや、救済機関となる人権委員会の権限が強すぎる点、人権擁護委員に国籍条項がない点–、などの問題点を指摘。「国民のすべてが納得し、国民のすべての人権が擁護されるようにするのが政治家の責任だ」と述べた。

集会は拉致問題や教育問題を考える有志らが主催したもので、約2000人が参加。東京都日野市の市議会で「人権擁護法案の国会提出に反対する意見書」が採択されたことや、約200人の法案に反対する地方議員の組織ができていることも報告された。

法案に関しては、国籍条項がないことなどを問題視する立場から拉致議連や「救う会」などが反対の声明を出している。表現の自由を守る立場から、日本ペンクラブや日本新聞協会、日本民間放送連盟も、反対や見直しを求める声明を出している。

 

法案は与党内で賛否が分かれ提出が先送りされていたが、国会の会期延長で再び提出される可能性が出ている。ただ、党執行部が提出を強行すれば、反対派との衝突は避けられず、郵政民営化関連法案の行方をも左右しかねないだけに、ギリギリの駆け引きが続きそうだ。

党内手続きの一任を受けた与謝野馨政調会長は、反対派の「真の人権擁護を考える懇談会」(平沼赳夫会長)が作成した修正案を突っぱね、法案提出に前向きとされる。武部勤幹事長も法案提出に理解を示しており、党執行部で反対派は安倍晋三幹事長代理だけ。しかし、中堅・若手中心の反対派は「問題の深さは郵政民営化関連法案の比ではない」(古屋圭司衆院議員)と法案提出を阻止する構えだ。《産経新聞》



6月19日 その日のできごと(何の日)