平成5513日目

2004/02/11

この日のできごと(何の日)

【吉野家】牛丼の販売を停止

米国産牛の輸入停止を受け、老舗の牛丼チェーン「吉野家」が11日、牛丼の販売を停止した。大手で唯一残る「松屋」も15日以降、牛肉の在庫がなくなり次第販売を負える。明治の誕生から1世紀。変わらぬ味と安さで愛された国民食が姿を消しつつある。《共同通信》

吉野家で牛丼が販売中止になったのに腹を立てて騒ぎ、注意した別の客2人の顔を殴ったり、頭髪をつかんだりしたとして、茨城県警鹿嶋署は11日、暴行の現行犯で同県神栖町木崎、運転手、M容疑者(35)を逮捕した。

調べでは、M容疑者は同日午前9時40分ごろ、神栖町大野原、吉野家神栖店でビールを飲んだ後、牛丼を注文したが、販売中止になっていたため、テーブルをたたいて騒いだ。 《産経新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【大相撲】

1日付で二子山部屋から「貴乃花部屋」に名称を変更し、新師匠となった貴乃花親方(元横綱貴乃花)が11日、東京都中野区の同部屋で、部屋継承後初めて朝げいこを指導した。

これまでは新弟子のスカウトなどでけいこ場に現れなかったが、この日は上がり座敷に腰をおろし、背筋をピンと伸ばして目を光らせた。印象的だったのは、1番ごとにアドバイスをしたこと。幕下上位の藤ノ花に対し「肩の力を抜いて頭から当たると、足がスムーズに出るぞ」「相撲は残ってからが勝負だ」など、静かな口調で声を掛けた。

けいこ後の藤ノ花は「取り口について具体的に言ってくれるので、とてもためになります。これで自分たちも強くなっていかないと」とうれしそうに話した。

師匠としての第一歩を踏み出した貴乃花親方は、今後の指導方針を聞かれると「若い衆全員がそれぞれの持ち味を生かせるようにしたい。それは生活の面でも、土俵の中でも同じ。そういう部屋づくりをしていきたい」と神妙な面持ちで話した。“平成の大横綱”と呼ばれた31歳の師匠が、どのような弟子育成をしていくのか注目される。《共同通信》

【卓球】

卓球のジャパン・トップ12大会は11日、東京・代々木第二体育館で男女各12選手によるシングルス決勝を行い、男子は偉関晴光(健勝苑)、女子は平野早矢香(ミキハウス)の全日本選手権優勝者が制した。偉関は2年連続5度目の優勝、平野は初優勝でそれぞれ賞金100万円を獲得した。

女子でアテネ五輪アジア予選代表の福原愛(ミキハウスJSC)は1次リーグで敗退。C組で武田明子(チームマツシタ)に敗れ、樋浦令子(ミキハウス)に買って1勝1敗で2人が並んだが、セット率で樋浦に劣った。五輪代表で昨年優勝の藤沼亜衣(ミキハウス)も1次リーグで敗れた。《共同通信》

【サッカー】

サッカーのU−23(23歳以下)日本代表とロシアのフル代表との国際親善試合が11日、静岡スタジアムで行われ、1−1で引き分けた。

3月にアテネ五輪アジア最終予選を控える日本は、1−1で引き分けた8日のU−23イラン代表戦に続く強化試合。前半33分、DF闘莉王(浦和)がドリブル突破で持ち込み、FW高松のゴールで先制した。同39分に追いつかれた日本は、後半の半ばすぎに注目の大型FW平山(長崎・国見高)を投入。平山は終盤に巧みなシュートを放ったが、惜しくもGKに阻まれ、決勝ゴールはならなかった。《共同通信》

【川口順子外相】中国・王毅外務次官と会談

川口順子外相は11日午前、来日している中国の王毅外務次官と外務省で会談した。

王次官は靖国神社のA級戦犯合祀に「抵抗感はない」と明言した小泉純一郎首相の国会答弁に触れ「非常に遺憾だ。不満を表明する」と批判。これに対し外相は「首相の気持ちは戦争で犠牲になった大勢の人々を哀悼することにある」と述べ、首相の靖国神社参拝に理解を求めた。

25日から始まる次回6カ国協議について、外傷は「日本中が6カ国協議の成果に期待している。拉致問題の解決に引き続き協力願いたい」と要請。同協議で議長役を務めるとみられる王次官は「中国は主催国として最大の努力を払う」ともベタ。

王次官は外相の4月訪中を要請、両国で具体的日程を詰めることになった。外相は温家宝首相の訪日に期待を示した。《共同通信》

【外務省・田中均審議官】訪朝

政府は11日、北朝鮮による拉致問題打開のため、外務省の田中均外務審議官、藪中三十二アジア大洋州局長らを中国経由で平壌に派遣した。

日本側は北朝鮮外務省との協議で、永住帰国した拉致被害者5人の家族の早期帰国を求めるとともに、核開発問題についても話し合う。両国政府高官レベルの協議は昨年8月以来。日本はこれまでも拉致問題をめぐる政府間協議再開を呼び掛けてきたが、今回北朝鮮が25日からの次回6カ国協議の前に受け入れたことで、拉致問題に進展の可能性もあるとの見方が出ている。

今回の訪朝は、北京の大使館ルートを通じ、北朝鮮からの「政府間交渉立ち上げについて協議したいので、平壌に来てほしい」との申し入れを受けたもの。日本側一行は5人で、11日夕、平壌入りした。14日に帰国予定。

北朝鮮は昨年12月、自民党など超党派の拉致救出議員連盟に、拉致被害者が平壌空港まで出迎えにくることを条件に家族の帰国を認める考えを表明するなど、柔軟姿勢に転じつつある。

政府筋は外務省で事務次官に次ぐ立場にある田中氏の派遣について「北朝鮮との交渉がかなり進んでいるということだ」と指摘しており、北朝鮮局との間で家族帰国の条件や段取りについて調整を行うことも予想される。また北朝鮮が「死亡した」などとしている他の拉致被害者に関し、日朝両国で「調査機関」設置を模索する動きも出ているため、今回の訪朝で論議されるとの見方もある。《共同通信》

【公明党・神崎武法代表】中国・胡錦濤国家主席と会談

公明党の神崎武法代表は11日午後、北京市内の人民大会堂で中国の胡錦濤国家主席と会談した。胡主席は北朝鮮による日本人拉致問題について「北朝鮮と日本の双方が対話を通じて適切に解決することを期待する」と述べ、日朝間協議で決着を図ることに期待を表明した。

胡主席は、北朝鮮の核開発問題をめぐって25日から始まる6カ国協議について「わたしたちの希望は会談で成果を挙げることだ。会談のプロセスが継続することを期待している」と言明。「肝心の問題は、朝鮮半島の非核化と北朝鮮に安全の保証を提供することだ」と強調した。

神崎氏は、核開発と拉致問題の包括的解決をしないと日朝国交正常化交渉が進展しないとの考えを示し、中国側に北朝鮮への働き掛けを要請。胡主席は6カ国協議に向け「中日双方が意思の疎通を図りたい。これからも連携を保っていく必要がある」と述べた。《共同通信》



2月11日 その日のできごと(何の日)