平成4863日目
2002/05/02
この日のできごと(何の日)
【小泉純一郎首相】NZ・クラーク首相と会談
小泉純一郎首相は2日、最後の訪問国ニュージーランド・ウェリントンの首相公邸でクラーク首相と会談した。両首脳は地球温暖化を防止する京都議定書の早期批准を確認。
クラーク首相は、今年8月に南アフリカ・ヨハネスブルグで開かれる「持続可能な開発のための世界首脳会議」(環境・開発サミット)までに批准を終える考えを表明し、小泉首相は今国会で批准する意向を伝えた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【サッカー】国際親善試合
サッカーの国際親善試合、キリン・カップ第2戦は2日、神戸ウイングスタジアムで行われ、日本は、ワールドカップ(W杯)出場を逃したホンジュラスと対戦し、3−3(前半2−3)で引き分けた。
日本は守備の乱れもあって常にリードを許す展開。中村(横浜M)が前半26分にFKから同点とし、41分には右CKを決めて2−2。前半終了間際に3点目を奪われたが、後半31分に三都主(清水)が代表初得点となるPKを決めて追いついた。《共同通信》
【井上裕前参院議長】議員辞職願提出
井上裕前参院議長の前政策秘書が公共工事受注に絡み業者から裏金6400万円を受け取ったとされる疑惑をめぐり、千葉地検は2日、競売入札妨害容疑で、井上氏のA前政策秘書(48)、千葉県市川市の建設会社(昨年8月破産)の元社長(57)や役員ら数人の取り調べを始めた。容疑が固まり次第、逮捕する。併せて井上氏の事務所などの関係先を家宅捜索した。
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前政策秘書の裏金疑惑で参院議長を辞任した井上裕前参院議長(74)＝千葉選挙区＝は2日、千葉地検が強制捜査に入ったことを受け、責任を取って議員辞職する意向を固め、与党幹部に伝えた。同日午後に議員辞職願を倉田寛之議長に提出した。
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井上裕前参院議長の秘書をめぐる裏金疑惑で、千葉地検は2日、競争入札妨害容疑で秘書や千葉県鎌ヶ谷市助役、元建設会社社長ら6人を逮捕した。井上氏は同日午後、議員辞職願いを提出。記者会見で「監督責任を痛感している」としたものの、自らの疑惑を前面否定。野党は井上氏の証人喚問を要求した。《共同通信》
【大阪府警】HPに女性800人の「脚」43歳会社員を書類送検
女性のスカートの中をデジタルカメラで撮影したとして、大阪府警平野署は2日、大阪府迷惑防止条例違反(隠し取り行為)の疑いで、会社員の男(43)＝大阪府八尾市＝を書類送検した。
会社員は調べに「趣味が高じてやってしまった。女性1000人の脚を撮影した」と供述しているという。会社員が開設したホームページ(HP)には、女性800人の脚の写真などが掲載されていた。《共同通信》
【パレスチナ問題】
イスラエル軍は2日未明までに、パレスチナ自治政府のアラファト議長が監禁されていた議長府を含むヨルダン川西岸ラマラ全域から撤退し、議長を解放した。
これにより、軍が3月29日に西岸の自治区に大規模侵攻を開始して以来、議長府を舞台に1カ月異常も続いたイスラエルと自治政府との攻防戦は終結した。
しかし、侵攻作戦で生じたジェニン難民キャンプの虐殺疑惑などで両者の敵意と不信感は増幅。軍による西岸各都市の封鎖は続き、破壊された自治区、自治政府の再建や和平交渉再開にこぎ着けるにはかなりの時間がかかるのは必至だ。
議長は昨年12月以降、監禁状態に置かれ、一度解除されたものを3月末から監禁されていた。監禁解除で行動の自由を得たが、少なくとも数日間は自治区内にとどまるとみられる。《共同通信》
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パレスチナ問題をめぐる米国、欧州連合(EU)、国連、ロシアによる四者協議が2日、ワシントンで開かれ、同問題に関する中東和平会議を今夏の早い時期に開催する方針で一致した。
アラファト・パレスチナ自治政府議長は3日、和平会議について「公式には連絡がないが、一つのアイデアであり歓迎する」と発言。ペレス・イスラエル首相も「一日も早い会議開催」を求め両当事者が歓迎の意向を表明した。
議長解放で生まれた行き詰まり打開の機運をきっかけに、和平交渉の枠組み再構築に向けて動き出す可能性が出てきた。ただ、議長は「会議開催にはまだ同意しておらず、アラブ諸国指導者と相談する」とも述べており、開催までには曲折も予想される。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は2日、シカゴのホワイトソックス戦で4打数1安打で打率は3割1分4厘。
マリナーズのキャメロン外野手が4打席連続本塁打の大リーグ・タイ記録(史上5人目)をマーク。一回にキャメロンとブーンがともに1イニング2本塁打を放ったのは大リーグ初の記録。試合はマリナーズが15−4で大勝した。
レンジャーズの伊良部投手はブルージェイズ戦の九回に登板。1回を安打なしの無失点に抑え、6セーブ目(2敗)。エクスポズの吉井投手はアストロズ戦に七回から登板。2回を4安打、2失点だった。《共同通信》
【この日の民主党】
岡田政調会長、有事法制めぐる首相の姿勢を批判
民主党の岡田克也政調会長は2日の定例記者会見で、政治と金の問題、緊急事態法制、政策調査団の訪韓報告、などについて述べた。
岡田政調会長は冒頭、4月28日から5月1日までの日程で韓国を訪れたネクストキャビネット政策調査団の成果を報告した。今回の訪韓は、昨年に鳩山由紀夫代表が訪韓した際の合意に基づき、与党・新千年民主党および野党・ハンナラ党との政策交流を行うことを目的としたもの。
岡田政調会長は「多くの人に会うことができた」として、まず新千年民主党から選出された盧武鉉大統領候補者と会談したことを報告。「日本の政治家として初めて会うことができたわけだが、(盧武鉉大統領候補者は)対日関係については慎重な物言いで、具体的な問題には触れたくないという印象だった」との見方を示した。また、新千年民主党の鄭東泳常任顧問との懇談については、「新千年民主党と日本の民主党で、より深く議員交流を進めていくことが提案された」と報告、「有意義な意見交換ができた」と感想を述べた。
政治と金の問題をめぐっては「鈴木宗男議員秘書の逮捕に始まって、井上裕前参院議長秘書の問題、ご本人の辞任と、相変わらず、国会をゆるがす事件が相次いでいる」とし、後半国会でも重要なテーマとして議論していく必要性があると指摘した。また「それぞれ別々の事件だが、共通点は公共事業にかかわる談合・口利きの構図だ」と分析。同様な事件が4つも出てきたことは、公共事業にかかわる口利きビジネスが全国的に蔓延している証左だと言わざるを得ないと指摘した。
また岡田政調会長は、こうした問題が続発し、国民の政治への信頼が大きく揺らいでいる中、民主党としても何をすべきか考えていかなければならないと提起。民主党がインターネットによる政治資金収支報告書の公開などを含む政治資金規正法改正案をまとめたのを機に、政調会長自身が代表をつとめる政治資金管理団体と民主党三重県第三区総支部の収支報告書要旨をHPで公開することを発表した。
さらに、7日に行われる「武力攻撃事態対処に関する特別委員会」で質問のトップバッターに立つことに触れ、「緊急事態法制・有事法制は必要との民主党の姿勢を示した上で、今回の政府案にはいろいろ問題があることを具体的に指摘していく」と表明。とりわけ「小泉総理は自衛隊の効率的な運用にばかり重点をおいていて、基本的人権を守るという視点が欠落しているのではないか」と批判の論点を示した。《民主党ニュース》
