平成3865日目

1999/08/08

この日のできごと(何の日)

【自由党・小沢一郎党首】定数削減「譲れない」

衆院比例代表定数削減法案の取り扱いをめぐり、野中広務官房長官らは8日夜、都内のホテルで自由党の小沢一郎党首と会談した。

小沢氏は「この一線はどうしても譲れない。譲れば自由党は次の選挙で雪のように消える。連立を出ても自公を批判すれば選挙は戦える」と連立離脱に言及し、同法案の実質審議入り、衆院通過を重ねて迫った。これに対し野中氏は即答を避け、物別れに終わった。

小沢氏は9日以降も連立政権離脱も視野に所属議員から意思を確認する。自民党内には自自連立解消の事態を回避するため、同法案の実質審議入りを公明党に説得すべきだとの声も出ているが、公明党が応じるかどうかは不透明。小渕恵三首相と自民党はぎりぎりの判断を迫られており、政局は緊迫した展開となりそうだ。《共同通信》

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【第81回全国高校野球選手権大会】第2日

第81回全国高校野球選手権大会第2日は8日、甲子園球場で1回戦4試合を行い、春夏連続出場の静岡(静岡)のほか新潟明訓(新潟)甲府工(山梨)旭川実(北北海道)が2回戦に進出した。

静岡は左腕高木が毎回の17奪三振で2安打完封。8−0で倉吉北(鳥取)に快勝した。鳥取県勢は5年連続初戦敗退。新潟明訓は14安打を放ち、10−5で宇和島東(愛媛)に勝った。新潟県勢は5年ぶりの勝利。甲府工は北陽(大阪)の反撃をしのぎ、4−3で逃げ切った。山梨県勢は春夏通算45勝目。旭川実は六回に3点を先制。八回にも2点を挙げて初出場の久賀(山口)を5−1で下した。

東日本勢は開幕から7連勝、これは初戦での東西対決が定着した60回大会以降、開幕からの最多連勝。これまでの記録は西日本勢が78回大会でマークした4連勝。《共同通信》

【栃木県大田原市】オウム教祖の子供らの転入問題で抗議集会

オウム真理教の松本智津夫被告(44)=教祖名麻原彰晃=の子供2人ら信者の転入問題で、栃木県大田原市佐久山の地元住民でつくる「オウム対策協議会」は8日午前、信者らが住む元旅館前で、教団の即時退去を求める約3500人規模の抗議集会を開いた。1000人余りだった先月11日の参加者を大きく上回った。《共同通信》

【自民党】ゴルフで結束

自民党の小渕、森両派と河野グループの幹部は8日、長野県軽井沢町でゴルフコンペを行った。衆院比例代表定数50削減法案をめぐる自自調整が難航する中でのゴルフだったが、綿貫民輔小渕派会長、森喜朗幹事長、河野洋平元総裁の各派トップが顔をそろえ、9月の党総裁選での小渕恵三首相再選に向けて引き続き3派の結束をアピールする格好となった。

ゴルフを呼び掛けたのは森派で、3派トップのほか各事務総長など計16人が参加した。綿貫、森、河野3氏は同じ組でラウンド。国会終盤の政局についても意見交換したとみられるが、森氏らは「忙中閑ありだ。政治の話は一切なし」と、しきりに懇親目的を強調していた。

また、連立離脱の構えをみせる自由党の対応が気になるのか、幹部間でもプレーの合間をぬってひそひそと話をしている場面もみられた。

3派でゴルフをするのは5月に続き2回目。当初、旧河本派幹部にも参加を呼び掛けたが、江藤・亀井派の反発で実現しなかった経緯がある。同日のゴルフの背景には、総裁選後の党役員人事をにらみ「新主流派」形成の思惑もあり、今後、加藤、山崎両派との関係にも影響を与えそうだ。《共同通信》

【インドネシア・アチェ特別区】弾圧の犠牲者3279人

インドネシア・アチェ特別区で、スハルト前政権下で国軍が行った人権弾圧による死者、行方不明者が計3279人に達し、前政権崩壊後も犠牲者が増え続けていることが、地元人権団体の調査で8日までに明らかになった。

アチェでは、過酷な人権弾圧に対する住民の怒りを背景に、スハルト政権崩壊後に独立運動が再燃。ハビビ政権は今月、国軍などを襲撃する独立派ゲリラの徹底制圧作戦に乗り出している。

国家人権委員会はこれまで「弾圧による死者は1211人」と発表していた。

人権団体「人権監視フォーラム」によると、住民からの聞き取り調査の結果、アチェが「軍事作戦地域」に指定されていた1989年から98年までに、国軍兵などによる弾圧で殺害された者は1321人、行方不明者は1958人に上った。

また拷問を受けた者は3430人、レイプされた女性は128人に達した。さらに、軍事作戦地域の指定が解除された98年8月以降、今年7月中旬までには、350件の弾圧事件が発生、約200人が死亡した。

アチェ特別区の人口は約300万人。軍事作戦地域に指定されたのは、全8県のうち現在も独立派ゲリラが活発なピディ、北アチェ、東アチェの3県で、弾圧の犠牲者はこの3県に集中している。《共同通信》



8月8日 その日のできごと(何の日)