平成3774日目
1999/05/09
この日のできごと(何の日)
【北朝鮮】「拉致は事実無根」
平壌放送によると、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の労働党機関紙「労働新聞」は9日、小渕恵三首相が先の訪米で日本人拉致事件などに触れたことについて論評し「事実無根」と強く非難した。
論評は日米首脳会談後の共同記者会見での小渕首相の発言内容を取り上げ「わが方は日本の領空に『ミサイル』など発射していないし、『核関連施設』や『日本人拉致』も存在しない。日本の執権者が力説したことはどれも事実無根である」と決めつけた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【ブルワーズ・野茂英雄投手】大リーグ通算50勝達成
ブルワーズの野茂英雄投手(30)が9日(日本時間10日)、念願の米大リーグ復帰を果たした。サンフランシスコのスリーコム・パークで行われたジャイアンツ戦で今季初登板し、先発で七回途中まで投げ、5安打6三振2失点の好投で今季初勝利を挙げた。米球界5年目の同投手はこれで大リーグ通算50勝(41敗)をマークした。
この球場(旧キャンドルスティックパーク)はドジャースに入団した野茂が1995年5月2日、大リーグデビューを飾った思い出の地。今季、大リーグが開幕して1カ月あまりが過ぎているが、そのマウンドで野茂は存在感を示した。
野茂は二回に2点の援護をもらったが、その裏に1点を失うやや不安定な滑り出し。しかし、中盤以降、決め球のフォークボールもよく落ち、的を絞らせなかった。1点リードの七回途中で降板し、救援投手がこのリードを守り抜いた。試合はブルワーズが3−2で勝った。《共同通信》
【大相撲夏場所】初日
大相撲夏場所初日(9日・両国国技館)4場所ぶりに出場した横綱曙が敗れる幕開け。曙は突き、押しで攻め切れず、土佐ノ海の上手投げに横転した。土佐ノ海は9個目の金星。
綱とりがかかる大関武蔵丸は琴乃若を豪快に送り出し、大関貴ノ浪も栃乃洋を寄り切った。先場所途中休場した横綱若乃花は小結栃東をはたき込んだ。関脇では安芸乃島が雅山を破り、魁皇も千代天山に勝ったが、出島は琴錦に敗れた。新入幕の燁司は白星スタートを切った。《共同通信》
【中国】全土で反米デモが拡大
北大西洋条約機構(NATO)によるベオグラードの中国大使館誤爆に対する学生らの抗議デモは9日、首都北京のほか、上海、成都、広州など中国全土に拡大し、中国内の報道によるとデモ参加者は計数十万人に達した。北京の米大使館付近でも8日の3000人をはるかに上回る2万人に膨れ上がり、1979年の米中国交樹立以来、最大規模の反米デモとなった。
胡錦濤国家副主席は9日夕にテレビ演説を行い、デモを「強い愛国心の反映」と支持する姿勢を表明。デモが中国共産党の指導下の抗議行動であることを確認した。《共同通信》
【イメルダ夫人】宮殿に“帰る”
フィリピンの民間財団から「マザー・オブ・ザ・イヤー」の一人に選ばれたイメルダ・マルコス元大統領夫人が「母の日」の9日、表彰式出席のため、1986年のマルコス政権崩壊以来、約13年ぶりにマラカニアン宮殿(大統領府)を訪れた。
ひときわ目立つオレンジ色のドレスで登場した同夫人は「(宮殿に)帰って来られて感激。以前より明るくきれいになったようね」と興奮気味。長男で北イロコス州知事のボンボン氏ら家族が見守る中、満面に笑みを浮かべ賞状と記念盾を受け取った。
しかし、受賞者の一人でマルコス時代に暗殺されたベニグノ・アキノ元上院議員の妹テレサさんは姿を見せず、今なお残るマルコス一族へのしこりをうかがわせた。《共同通信》