平成3749日目

1999/04/14

この日のできごと(何の日)

【光市母子殺害事件】

14日午後10時ごろ、山口県光市、会社員本村洋さん(23)から、自宅の押し入れで妻弥生さん(23)が死んでいると110番があった。駆け付けた光署員がさらに、押し入れの上段の棚で死んでいる長女の夕夏ちゃん(11カ月)を見つけた。山口県警は殺人事件として同署に捜査本部を設置、捜査を始めた。

捜査本部は15日、2人の遺体を司法解剖し、死因を首を締められたことによる窒息死と発表した。死亡推定時刻は14日午後4時ー6時ごろという。

本村さんは調べに対し「妻に変わった様子もなく、殺される理由も全く思い当たらない」などと話しているという。

14日午後9時半ごろ帰宅した本村さんが、妻と娘の姿が見当たらず、台所の調味料が倒れていたため部屋の中を捜し、六畳居間の押し入れの中で死んでいる弥生さんを発見。夕夏ちゃんは投げ込まれたような状態で死んでいたという。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【リニアモーターカー・MLX01】時速552キロを記録

山梨リニア実験線(山梨県都留市−大月市、先行区間18.4キロ)で実施した超電導磁気浮上式リニアモーターカー「MLX01」の5両編成による走行試験で14日、鉄道としては世界最高の時速552キロを2回にわたって記録した。

重量が増える有人走行だったが、平成9年2月に3両編成の無人走行で達成した時速550キロを更新した。有人の過去最高は531キロ。実験センターの関秋生所長は「走行は非常に安定しており、実用に近づいたと実感した」と話している。

この日は実験センターの職員13人が乗り、時速550キロ程度での走行性能を調べる実験を開始した。定員に相当する150人分の鉄の重りを3両に積み、職員らの体重を加えた計約10トンを乗せて区間を2往復。トンネル内で時速550キロを2回にわたりそれぞれ3秒間記録した。《共同通信》

【宮澤喜一蔵相】補正予算、重ねて否定

宮澤喜一蔵相は14日の記者会見で、追加景気対策など補正予算の編成について「今まで言っていることに変わりはない。補正予算を先に行って組むことは全然考えていない」と述べ、必要ないとの見解を重ねて表明した。

蔵相は、これまでの財政刺激策を碁に例え「一つ打った石の効果も見ないで、次を打っちゃうような気持ちはない」と強調。秋口にかけての景気見通しについて「日本晴れとはいかないが、だんだん回復していくだろう」と自信を示した。

一方、民間の過剰設備の廃棄を支援するような国の施策については「(民間の方で)大きな動きになってくるなら国としても必要な施策を取るが、いらなきゃ、いらないでちっとも構わない」と述べ、民間企業や金融機関の自主的な取り組みが先決と指摘した。《共同通信》

【小渕恵三首相】新省庁名を16日に発表

小渕恵三首相は14日、中央省庁再編に伴う新しい省庁名を近く最終決断し、16日の閣僚懇談会で発表する方針を固めた。これに関し首相は14日夕、記者団に対し「各省庁、国民にとって大事なことだから今晩真剣に考えます」と述べるとともに、15日午前、首相官邸で橋本龍太郎前首相と会い、省名についての考えを聞く意向を明らかにした。《共同通信》

【小渕恵三首相】ロボットコンテストを見学

14日、「永田町ロボコン(ロボット・コンテスト)」が東京・永田町にある衆議院議長公邸で開かれ、小渕首相をはじめ、各国の駐日大使らが見学した。

同コンテストは、2001年に大阪などで開かれるロボット創造国際競技大会に向けて、科学技術に関心が高い国会議員が企画したもの。大学生らの製作による32体のロボットは、簡単なものから人工知能を搭載したものまで力作ぞろい。首相は「モノをつくる喜びを知るということでも良いことだ」と感想を語った。《首相官邸》

【コソボ紛争】ユーゴ大統領、国連総長提案を拒否

ベラルーシのルカシェンコ大統領は14日、ベオグラードでミロシェビッチ・ユーゴスラビア大統領と会談後、同大統領がコソボの和平監視のために受け入れ可能なのは北大西洋条約機構(NATO)加盟国以外の非武装のオブザーバーのみに限られると言明、アナン国連事務総長の提案を事実上拒否したことを明らかにした。

事務総長の提案は難民の安全な帰還を保証する国際的な軍隊のコソボ展開受け入れなどを求めている。

NATO側もアナン事務総長の5項目提案を歓迎、空爆停止に向けた局面打開の焦点はユーゴ側の対応に移っていたが、ミロシェビッチ大統領のアナン提案拒否により、空爆停止に向けた調停の可能性は遠のき、事態は一層混迷の度合いを増してきた。

ルカシェンコ大統領によると、ミロシェビッチ大統領が受け入れ可能としたのは、国連などの国際的な組織で構成する民間の監視団のみで、軍事的な組織とすることは断固拒否したという。《共同通信》

【この日の民主党】

千葉景子議員は参院本会議で14日、政府提出の「外国人登録法の一部改正案ならびに出入国管理及び難民認定法の一部改正案」に対して代表質問を行った。

千葉議員は改正案について「指紋押捺制度の全廃については当然。遅きに失した」と一応評価。しかし「外国人を異端とみなし管理しようとの思想から抜け出ていない」「新たに不法滞在罪を創設するなど、外国人と自国民を同様に扱おうとの世界的流れに逆行している」などと、その時代遅れぶりを批判した。

特に、外国人に対して従来通り登録証の常時携帯を罰則で強制していること、日本人と比べて刑罰が比べ著しく重いこと、『不法滞在罪』の新設による不法入国の防止に疑問があること、むしろ国境警備の強化や出入国管理の適正化のほうが効果が高いこと、などを具体的問題点として指摘。さらに民主党などが主張している、在日外国人に対する地方参政権の付与についても、政府の考えをただした。

これに対して小渕首相は「この改正案は人権擁護の尊重という考えに沿っている。在日外国人の参政権についてはさまざまな角度からの幅広い議論が必要」と一般論でかわした。

また陣内法相は「登録証の常時携帯は不法滞在者が多い現状では必要。諸外国でも日本と同様に登録証携帯を義務づけている」と反論。そして「罰則の重さの差は法的位置づけが違うため。不法滞在罪の新設は違法者に対する処罰が目的で人権侵害に当たらない」と強弁した。《民主党ニュース》



4月14日 その日のできごと(何の日)