平成3710日目

1999/03/06

この日のできごと(何の日)

【カンボジア】ポル・ポト派が完全消滅

カンボジア政府は6日夜、反政府ゲリラ組織ポル・ボト派最後の大物で最強硬派のタ・モク参謀総長を同日、元本拠地の北部アンロンベン付近で拘束、身柄をプノンペンに移送した、と国営テレビを通じて発表した。

昨年来、ポル・ポト派は幹部や兵士が相次いで投降、事実上の壊滅状態となっていたが、これで約30年間にわたりカンボジア内戦の大きな原因となってきた同派は完全に消滅した。また、カンボジア政府の声明は、タ・モク氏の今後の処遇について「過去に犯した罪を裁く」と、国内の裁判所で裁く方針を明らかにした。

しかし、ポル・ポト政権時代の大量虐殺に最も深くかかわっているとされる幹部が拘束されたことで、これを裁く国際法廷設置を求める国際世論が一層高まる可能性もある。

タ・モク参謀総長は故ポル・ポト首相の下で一貫して治安維持活動に携わっており、1970年代後半のポル・ポト政権時代に行われた大量虐殺に最も深く関与した人物と言われている。昨年3月以降、ボト派幹部が兵士、市民を率いて続々と政府に投降、ポル・ポト元首相も死亡するなど、ポト派の崩壊が進んだのにもかかわらず、最後まで抵抗を続けていた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【J1・第1ステージ】第1節

Jリーグ1部(J1)第1ステージ第1節(6日・国立競技場ほか=8試合)1、2部制を激入した7年目のシーズンが開幕。2年連続の年度優勝を狙う鹿島アントラーズをはじめ、ジュビ口磐田、名古屋グランパスなどの強豪が順当に白星で発進した。鹿島は開始早々の長谷川のゴールで先制し、ジェフ市原を4−0で粉砕。磐田はヴィッセル神戸を3−1で圧倒した。名古屋は1−0でアビスパ福岡を退けた。フリューゲルスを吸収合併した横浜F・マリノスはベルマーレ平塚に苦戦したが、後半中盤からペースをつかんで2−0で下した。このほか、清江エスパルス、浦和レッズなどが勝った。J1第1ステージは5月29日まで行われ、2部(J2)は3月14日に開幕する。《共同通信》

【福井県大飯町】中国人64人が集団密航

6日午前6時10分ごろ、大飯町大島の大島漁港付近を通ったバスの運転手から「不審な木造船が接岸し、船内から人がぞろぞろ出てきている」と110番通報があった。県警と小浜署は集団密航事件とみて緊急配備し、現場に急行。韓国船籍の木造船「チャレンジ号」(32トン)を発見し、入管難民法違反(旅券不携帯など)の現行犯で船長の朴漢洙容疑者(47)ら韓国人乗組員3人と、現場周辺や山中に逃げ込んでいた中国人57人(男性28人、女性29人)を逮捕した。

調べに対し、朴容疑者は密航の運搬役だったことを認めている。《福井新聞》

【中村正三郎法相】辞任へ

中村正三郎法相は、石垣島リゾート開発に絡む捜査指示など一連の問題で衆参両院の法務委員会が空転している事態の責任を取って、辞任する意向を固めた。週明けの8日にも小渕恵三首相に辞表を提出、首相も受理する見通しだ。

自民党首脳は6日「すべては月曜だ」と述べ、8日にも法相の進退問題に決着をつけ、事態収拾を図る意向を示した。同党幹部も6日「本人が自発的に辞任するのがいい」と述べ、自由党幹部も同日、法相は辞めざるを得ないとの判断を示した。《共同通信》

【野末陳平氏】東京都知事選出馬を取りやめ

東京都知事選に立候補を表明していた元参院議員で大正大学教授の野末陳平氏(67)と国際政治学者の舛添要一氏(50)の2人は6日午後、都庁前の都民広場で会見し、野末氏が出馬を取りやめ、舛添氏の選挙を応援することを表明した。都知事選には元運輸相で作家の石原慎太郎氏(66)も近く出馬するとの見方が強まっている。

野末氏は無党派連合の統一候補として舛添氏を担ぎ、政策顧問として舛添氏を支援。舛添氏が当選した場合は無報酬の最高顧問になるという。共同政策綱領を近く発表する。《共同通信》

【この日の民主党】

連合が主催する「99春季生活闘争総決起集会」が6日午前、東京・代々木公園で開かれた。民主党は街宣車を繰り出し、菅代表、石井一副代表、岩國哲人東京都連会長、海江田万里、城島正光各衆議院議員、高嶋良充参議院議員が、会場へ向かう参加者に、民主党や都知事選での鳩山邦夫氏への支援を呼びかけた。

約5万人が集まった集会で来賓あいさつに立った菅代表は「政府の減税策は中堅サラリーマン層には実質増税。民主党は税制・年金・雇用・財政などを根本的に改革し、勤労者が安心して暮らせる社会を作る。将来展望ある政権を皆さんとともに目指したい」と春闘へ向けた激励のメッセージを送った。

また鳩山邦夫氏が集会に駆けつけ、「私が主張する友愛とは、正直者・働く者が報われる社会を作ることだ。その意味で、金融問題など国政にしても都政にしても怒りを禁じ得ないことが多い。新宿のバブルの塔(都庁舎)から見下ろすのではなく、働く方々の目線に立った都政を目指す。暖かいご支援を」と力強く呼びかけた。 《民主党ニュース》



3月6日 その日のできごと(何の日)