平成3613日目
1998/11/29
この日のできごと(何の日)
【自由党・小沢一郎党首】内閣改造先送り論を批判
自由党の小沢一郎党首は29日夕、京都市内での記者会見で、自民党内の内閣改造先送り論について「自民党、政府を代表する小渕恵三首相と、自由党を代表する党首として約束した。誠意をもって実行するのは当然だ」と述べ、通常国会前に自由党閣僚を入れた連立政権を発足させるべきだとの認識を示した。
森喜朗自民党幹事長が主張する来春の新年度予算成立後の内閣改造論には「人事は小渕首相のやることだ。森氏がどういう発言をしたか関心はない」と述べた。
また、小沢氏は国連軍などへの参加をめぐる政府見解について「自民党内でいろんな意見があること自体はいっこうに構わない。内閣の見解は首相が決めること。法の解釈は内閣が代われば変わるのが当然だ」と述べ、党首間合意に従って憲法解釈の変更を求めた。党首会談で現職優先を確認した選挙協力については、「原則を了解した上でやっていくが、あとは当事者も含めた話し合いで決めることになる」と述べた。《共同通信》
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【平野歩夢さん】誕生日
【競馬・第18回ジャパンカップ】
第18回ジャパンカップ(29日・東京2400メートル芝15頭、国際GI)三番人気に推された四歳牡馬のエルコンドルパサー(蛯名正義騎乗)が2分25秒9で快勝、優勝賞金1億3200万円を獲得した。
日本馬の勝利は4年ぶり6頭目。2着にエアグルーヴ、3着にスペシャルウィークが続き、日本馬がこのレース初めて上位3着を独占した。日本の四歳馬が勝つのも初。
蛯名騎手、二ノ宮敬宇調教師ともこのレース初勝利。
レースはサイレントハンターが先行。先頭集団で追走したエルコンドルパサーは直線に入ると鋭く伸びて、そのまま押し切った。外国招待馬ではチーフベアーハート(カナダ)の4着が最高だった。《共同通信》
【中国・江沢民国家主席】仙台訪問
東京での日程を終え、仙台市を訪れた中国の江沢民国家主席は29日午前、仙台医学専門学校(現東北大医学部)に留学していた近代中国の文豪、魯迅をしのんで仙台市博物館の庭に建立された「魯迅の碑」と、魯迅が授業を受けた東北大片平キャンパスを視察した。
魯迅の横顔のレリーフが刻まれた碑では、魯迅の孫の周寧さん(37)=東京都武蔵野市=、仙台医専で魯迅が親身な指導を受け、短編「藤野先生」のモデルとなった故藤野厳九郎教授の孫藤野幸弥さん(43)=横浜市=が出迎えた。
江主席と王冶坪夫人は碑の前で一礼してユリやバラの花束を献花した後、「中日友好のシンボルに」と碑のそばに紅梅の木を植樹。日の丸と五星紅旗の小旗を振って歓迎した小学生に歩み寄り、ほおずりをする一幕もあった。《共同通信》
【小渕恵三首相】薩摩焼の窯元を訪問
小渕恵三首相は29日、日韓閣僚懇談会に出席した金鍾泌韓国首相らと鹿児島県東市来町の薩摩焼の里を訪ね、趣味の焼き物に触れ、のんびりと休日を楽しんだ。「外交と内政は一体」をキャッチフレーズに11月の「外交月間」を乗り切った首相は、30日からの各党代表質問を前に、英気を養ったようだ。
今回の鹿児島での日韓交流は、小渕首相が外相当時の今月3月、韓国訪問中に提案した。薩摩焼窯元を営む沈壽官さんの工房で首相は、「政清人和」「為政清明」「終始一誠意」と現在の心境を表す言葉を皿に揮ごう。
金首相とは旧知の間だけに終始打ち解けた雰囲気で、「卒啄同機」と書き入れた金首相に「先生の揮ごうを見ると恥ずかしくなる。(私のは)あまりの金くぎ流」と達筆ぶりを持ち上げた。《共同通信》