平成3272日目

1997/12/23

【長野冬季五輪】聖火が成田に到着

ギリシャのオリンピアで採火された長野冬季五輪の聖火が23日朝、長野五輪組織委員会の採火団(団長・塚田佐長野市長、約300人)とともにアテネ発の日航チャーター機で成田空港に到着した。日本への聖火は夏冬合わせ3度目で、午後には首相官邸で橋本龍太郎首相にも披露された。

聖火は夕方、再び成田空港に運ばれ、新東京国際空港公団が毎年開いているクリスマス行事に合わせ、聖火到着式が行われた。

児童合唱団のコーラスに合わせて、伊藤みどりさんに付き添われた地元の小学生が、カンテラから聖火皿に点火すると、広場を飾る約80本のツリーにも一斉にライトがともり、歓声と大きな拍手が上がった。

聖火は今月27日から30日まで銀座で、31日から来年1月4日まで渋谷で一般公開された後、6日に国内の聖火リレーがスタートする。《共同通信》



【栃木県警】拘置場でわいせつ行為

栃木県警鹿沼署は23日、署内に拘置していた女性(23)=覚せい剤取締法違反の罪で起訴=の下腹部を触るなどのわいせつ行為をしたとして、特別公務員暴行陵虐の疑いで、同署の巡査部長A容疑者(48)=宇都宮市=を速捕、同日付で懲戒免職処分にした。

調べによると、看守係だったA容疑者は18日午前4時ごろ、女性が寝ていた拘置場のかぎを開け、布団の中に入り込んで女性にキスをし、脚や下腹部を触った疑い。22日夜、同署で取調中の別の容疑者が「女性が看守に体を触られたらしい」と話したことから発覚。A容疑者は「女性の寝ている姿をみて感情が高ぶった」と容疑を認めたため逮捕された。女性は被害を訴えていなかった。

同署は、看守の立場を利用した強制わいせつの疑いもあるとみて調べることもに、同容疑者が「以前にもこの女性の髪を触った」などと供述しているため、余罪も追及している。

菅野容疑者は、18日午前2時から同僚と2人で当直勤務に就き、同僚が仮眠中の同3時40分ごろ、拘置場の中に入ったという。《共同通信》

【WBAスーパーフライ級タイトル戦】飯田覚士選手、3度目の挑戦で戴冠

世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は23日、愛知県体育館で行われ、挑戦者で同級2位の飯田覚士(緑)が4月の対戦で引き分けたチャンピオンのヨックタイ・シスオー(タイ)に3-0の判定で勝ち、3度目の世界挑戦で王座奪取に成功した。

飯田は日本選手では通算40人目の世界王者で、戦績は25戦23勝(11KO)1敗1分け。これで日本人世界王者は世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級の辰吉丈一郎(大阪帝拳)と2人になった。名古屋からはジュニアフェザー級の畑中清詞、バンタム級の薬師寺保栄に続いて3人目の世界王者。ヨックタイは5度目の防衛に成功した。《共同通信》

【天皇陛下】64歳の誕生日

天皇陛下は23日、64歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち、皇居・宮殿で記者会見し、沖縄復帰25年や、学童疎開船「対馬丸」の沈没から53年ぶりの発見に触れ「沖縄の人々が経験した辛苦を国民全体で分かち合うことが非常に重要なことと思います」などと述べられた。

平成10年目を迎えるに当たり「伝統を大切にし国民の期待にこたえつつ務めを果たしていくことが、時代を問わず求められる皇室の在り方」と従来の考えを重ねて語った。

この一年の印象深い出来事としてペルーの日本大使公邸人質事件、鹿児島の土石流災害のほか阪神淡路大震災のその後の状況を挙げ、遺族、被災者を気遣った。

1月に起きた福井県沖のタンカー重油流出事故では、厳しい寒さの中でのボラン-ティアの活動に「感銘深いものを覚え、日本の将来を心強く感じました」と振り返った。サッカーのワールドカップ初出場を決めた試合について・「日本選手の技と気力の充実を感じました」とし、さらに平成14年の日韓共催大会について言及。「友好関係の増進に資することになればうれしい」と語った。

また長野冬季五輪、パラリンピック両大会への気持ちとして「友情がはぐくまれることを願い、日本選手が活躍するのを楽しみにしています」と期待を述べられた。

環境問題では、温暖化防止京都会議が「問題に関心を持つ良い機会を与えたと思う」と評価。「国境を越えさまざまな分野の人々が協力し合い、持続可能な豊かさを享受していけるよう努力するのが望ましい」との考えを示された。また「生物に関心を持つ者として、種が絶滅することが残念」と述べた。《共同通信》

天皇陛下の64歳の誕生日を祝う一般参賀や祝宴が23日、皇居で行われた。陛下は午前中に3回、皇后さま、皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻、紀宮さまとともに宮殿・長和殿のベランダに立ち集まった参賀者に「この一年を振り返ると、世界や社会にはさまざまな出来事があり、皆さんにもさまざまな生活があったと思います。くれぐれも体に気を付けて元気によい新年を迎えられるよう願っています」などととマイクを通してあいさつされた。

この日の東京地方は厳しい冷え込みに時折みぞれが降る天候。皇居を訪れたのは午前中の参賀に約6900人、午後の記帳に約2400人の計約9300人(皇宮警察本部調べ)で、前回の一昨年を約4000人下回り、新宮殿造営のため記帳だけだった昭和40年を除き史上最低となった。《共同通信》



12月23日のできごと