平成3172日目

平成9年9月14日(日)

1997/09/14

【ゴルフ・福嶋晃子選手】国内メジャー大会初優勝

日本女子プロ選手権コニカ杯最終日(14日・岐阜県富士C塩河=6532ヤード、パー73)2日目から首位に立ったプロ6年目、24歳の福嶋晃子が72で回り、通算9アンダーの283で国内メジャー大会初優勝した。これで自己最多の年間3勝(ツアー通算8勝目)をマークするとともに、賞金1260万円と来年から5年間のシード権を獲得した。

2位と4打差でスタートした福島は、2番をボギーとしたが、3、4番で連続バーディー。さらに8番でも一つスコアを伸ばし、後半は1バーディー、2ボギーと手堅くまとめた。《共同通信》



【大相撲秋場所】8日目

大相撲秋場所8日目(14日・両国国技館)一人全勝だった大関若乃花が、琴の若の左上手投げに敗れて初黒星を喫した。横綱貴乃花は琴稲妻を押し出し、横綱曙は栃乃洋を突き出して、ともに1敗を堅持。大関武蔵丸も旭鷲山を寄り切り、四人が7勝1敗で並んだ。平幕の琴錦が2敗で続く。大関貴ノ浪は蒼樹山を寄り切って5勝3敗。関脇同士の一番は栃東が土佐ノ海を寄り切った。出島は関脇貴闘力を押し出して5勝目を挙げた。十両は大和が7勝1敗で単独トップ。《共同通信》

【小渕恵三外相】北朝鮮食糧支援に意欲

小渕恵三外相は14日のテレビ番組で、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)への食糧支援問題について「拉致問題などもあるが、あくまで人道的見地から各国が(支援を)進めている。日本としてもそれにこたえないといけない」と述べ、支援実施に強い意欲を示した。同時に「韓国の理解を求めないといけない」と述べ、支援実施の前に韓国の了解を得る必要があるとの考えを示した。

北朝鮮との国交正常化交渉については「一日も早く実現のめどがつくよう努力したい」と述べるにとどまった。《共同通信》

【酒鬼薔薇聖斗事件】聴取の全容判明

神戸の連続児童殺傷事件で、家裁送致された少年(15)=精神鑑定中=の兵庫県警に対する供述や両親、教師らの聴取内容のほぼ全容が14日までに判明した。それによると、中学の複数の教師が最初に起きた2月の女児殴打事件の際に少年の犯行と疑っており、学校側の対応によってはその後の殺傷事件を防げた可能性があったことが分かった。両親は最後まで気付かなかったという。

一連の事件の動機について少年は、祖母の死を機に持った死への好奇心が「人の死を理解したいという欲望」に転化、女児殴打で「良心や理性を失って一線を越え、この欲望を抑えきれなくなった」と供述。連続通り魔は殺人の「実験」、小6男児殺害は「実行」と位慣付けていた。また少年は中学1年の時に専門医から、周囲の認知能力にゆがみがある疑いを指摘されていたことも分かった。

供述によると、少年は小学5年時に自分を大事にしてくれた祖母の死で死に関心を持ち、猫を殺すようになったが、満足できなくなり「人の死を理解するために人を殺さなければならない」と殺人の欲望の実現にエスカレートした。

殴打事件では「女児に悪いことをしたと思ったが、約1カ月後の通り魔事件では、被害者に「何の感情も持っていない」と供述、異常さへの傾斜を示している。中学の複数の教師は殴打事件の直後に、少年の言動や被害者の親から「犯人は中学の生徒」と指摘があったことなどから「少年だろうと思った」と述べている。また男児殺害事件の前に同級生を暴行した際の「人の命はアリやゴキブリと同じ」という少年の言葉に、通り魔事件の犯人も少年だろうと思ったという。

供述や聴取内容を総合すると、少年は母親が甘やかさず育てたため小学3年でノイローゼ気味になった。小学6年では猫を殺すことに満足する自分と、嫌悪感を持つ別の自分を意識。前者に「酒鬼薔薇聖斗」と名前を付けた。このころ見た夢に現れたのが、通り魔事件の犯行状況を詳述した「犯行ノート」に出てくる「バモイドオキ神」という。

中学進学前後から同級生や児童に対する暴力や陰湿ないじめ、「人を殺すかもしれん」といった言動が目立ち、中学1年の6月から3カ月間、専門医の診察を受けた。専門医は「物事に集中しにくく、周囲に対する認知能力がゆがんでいる疑いがある」と診断、周囲とのコミュニケーションがうまくいかない可能性を指摘した。

少年は学校に対して「自分を悪いと決め付け先入観を持つ先生を相手にするのは面倒で、無視していたから特に恨みはない」としている。両親に対しては「本当の姿を見せずに仮面を着けていた」と供述。母親も専門医の診断以降は少年の内面に立ち入ろうとせず、事件後も「思い当たることがない」と話し、父親も「息子と会話があまりなかった。知らな過ぎた」と述べたという。《共同通信》



9月14日のできごと