平成3088日目

平成9年6月22日(日)

1998/06/22

【岐阜県御嵩町】住民投票で産廃処分場建設を「拒否」

全国で初めて産業廃棄物処分場建設の賛否を問う岐阜県御嵩町の住民投票は22日行われ、即日開票の結果、処分場建設に反対する票が投票総数の79.65%を占め、全有権者数の69.70%(絶対得票率)を上回った。

住民投票に法的拘束力はないが、柳川喜郎町長は開票後の会見で「住民投票の結果は明瞭。開発業者に町有地を売ったり貸したりはできない」と述べ、民間処理業者「寿和工業」(本社・同県可児市)の建設予定地にある町有地の売買や賃貸を凍結する方針を明らかにした。

今後、処分場建設が暗礁に乗り上げるかが焦点となり、全国各地の処分場建設にも影響を与えそうだ。《読売新聞》



【オリックス・イチロー外野手】208打席連続「無三振」

西武1−2オリックス◇22日◇札幌

オリックスは二回、ニールの本塁打で先制。同点とされた八回には、中前打で出たイチローが潮崎のけん制悪投で一気に三塁まで進み、谷の二塁ゴロが野選になって勝ち越した。

イチローの連続無三振は208打席となり、日本タイ記録。西武は前半の3併殺打が響き、首位オリックスとのゲーム差が2に広がった。《読売新聞》

【新進党・小沢一郎党首】自民保保と年内再編

新進党の小沢一郎党首は22日、韓国を訪問、ソウル市内での同行記者団との懇談や月刊「朝鮮」とのインタビューで「今年中に、政府与党が思い切った改革をするかどうか見えてくる。自民党の中にも日本を変えなければならないという人がおり、新進党と協力できる」と述べ、年内にも亀井静香建設相ら自民党の保保連合志向派との連携による政界再編を目指す考えを明らかにした。

この前提として小沢氏は、行政改革や日米防衛協力の指針(ガイドライン)見直しに関連して「正面から議論したら、とても社民党はもたないだろう」と述べ、秋の臨時国会で社民党が連立政権を離脱することもあり得るとの認識を示した。

小沢氏は、自社さ連立維持を堅持する自民党の加藤紘一幹事長ら現執行部を「改革路線ではない」と批判。秋の総裁選に伴う自民党役員人事について「自民党内に考え方の違いがあるなら、どういう考えを持った人が執行部を形成するか、ということだ」と注視していく姿勢を示し、執行部が加藤氏らから、保保派に交代することに期待感をにじませた。《共同通信》

【民主党・菅直人代表】細川元首相との連携に意欲

民主党の菅直人代表、太陽党の奥田敬和最高顧問は22日のNHKやフジテレビの番組で、自民党や保保連合に対抗した勢力を結集するため、新進党を離党した細川護熙元首相との連携に意欲を示した。

菅氏は「自民党や保保連合に対抗する軸をどうつくっていくか。太陽党の羽田孜党首といろいろ議論しているが、その中に入っていただければ大変ありがたい」と述べ、民主、太陽両党による協議への参加に強い期待感を示した。

奥田氏は「(細川氏は)国民への責任を果たす意味でも野党勢力結集に向け、行動すべきだ」と述べ、細川氏と非自民勢力結集に向けた連携を模索していく考えを示した。新進党の石井一幹事長代理も「細川氏とともに次は政権を取る、という気持ちで前進する時間は十分ある」と述べるとともに「政権交代可能な道をほかの野党と一緒につくるのが党の進路だった。保保連合は反国民的行為で、民主主義の衰退だ」と指摘、小沢一郎党首の保保連合の動きを厳しく批判した。《共同通信》

【自民党・加藤紘一幹事長】「臨時国会前に改造を」

自民党の加藤紘一幹事長は22日、NHK番組で橋本龍太郎総裁(首相)の任期切れに伴う総裁選後の政治日程について「常識的には総裁選があって(橋本総裁の)再選がはっきり決まったら、その後しっかりした改造をして秋の臨時国会に臨むのがいい」と述べ、総裁選後に本格的な内閣改造、党役員人事を行ってから、臨時国会を迎えるべきだとの認識を示した。《共同通信》

【カンボジア】軍副参謀総長「ポル・ポト元首相は生存」

カンボジア政府軍のニャク・ブンチャイ副参謀総長は22日、反政府ゲリラ組織ポル・ポト派の本拠地アンロンベン視察後、プノンペン市内で記者会見し「拘束されたボル・ボト元首相が今日、アンロンベンに連行された。彼は生きている」と語り、元首相の生存を公式に確認したことを明らかにした。副参謀総長は元首相が「部屋の中で座っているのをこの目で見た。病に侵されている様子だった」と語った。

また、キュー・サムファン幹部会議長、タ・モク参謀総長、ヌオン・チア元人民代表議会議長ら同派最高幹部も同時に、ポト派を離脱した部隊によりアンロンベンに連行されたと述べるとともに、キュー・サムファン議長が23日か24日にもアンロンベン東方約50キロのプレアビヒア寺院で記者会見するとの見通しを示した。

ニャク・ブンチャイ副参謀総長はさらに、この日キュー・サムファン議長側と交渉した後①ポト派離脱部隊が元首相を政治的、軍事的にも支援しない②カンボジア憲法を尊重する③国民和解を支持し、カンボジア国民同士の戦闘を停止する―とした同議長名の宣言文を受け取ったことを明らかにし「ポト派ラジオ放送もこれを発表することになる」と述べた。

ポト派消滅宣言を受けてラナリット第一首相は22日、フン・セン第二首相と連名でポル・ポト元首相を裁く国際法廷開設を求める書簡を、アナン国連事務総長に21日付で送付したことを明らかにした。《共同通信》

【デンバーサミット】閉幕

米コロラド州のデンバーで開かれていた第23回主要国首脳会議(サミット)は22日午後(日本時間23日未明)、政治・地球規模問題に関するG8宣言(サミット宣言)を採択して閉幕した。宣言では、サミットの正式メンバーとなったロシアを世界経済に組み込むことの重要性がうたわれた。

焦点の地球環境問題では、温暖化防止に向け二酸化炭素(CO2)の「2010年までの削減」の目標値の設定を今年12月の京都での気候変動枠組条約会議で目指すことが表明された。

宣言とは別に、ボスニア・ヘルツェゴビナに関する特別声明、橋本首相の主導で日本、フランスが和平特使を派遣することになったカンボジアに関する特別声明も発表された。次回は来年5月15日から英国のバーミンガムで開催される。《読売新聞》



6月22日のできごと