平成1744日目

平成5年10月17日(日)

1993/10/17

【ロシア】放射性廃棄物を日本海に投棄

国際環境保護団体のグリーンピースは17日、ロシア海軍の船舶が日本海で日本時間同日午前8時ごろから約10時間にわたり液体放射性廃棄物の海洋投棄を行ったと発表した。ロシアによる放射性廃棄物の海洋投棄はこれまでも問題になってきたが、今回の投棄再開はエリツィン・ロシア大統領の訪日直後でもあり、日ロ関係に影響をもたらすのは確実だ。

グリーンピースによると、投棄場所は函館の西約550キロ。ウラジオストクの南東約190キロの海上で、投棄したのはロシア海軍の専用船「TNT27」。海洋投棄にはこのほかに監視船など2隻が付き添っていた。

グリーンピースによると、ロシア船は日本時間午前8時から投棄作業を始め、同日午後2時ごろ投棄地点を離れて3ノットのスピードで北西方向に進み出した。出港したパプラスクー湾に戻ろうとしているとみられる。

グリーンピースで側では「グリーンピース号」で追尾を続けているが、ロシア船は投棄作業を終了したのではく、次の液体放射性廃棄物を積み込み、再び投棄を行うのではないかとみている。

ロシア船は投棄を終え軽くなったためか喫水がかなり上がったという。

「グリーンピース号」はロシア船の海洋投棄開始後、小型ボートを出しTNT27まで15メートル以内に接近。ロシア船が海洋投棄を始めてから、空中の放射線量が通常の約10倍から70倍にまで上がっているのを放射線検出器で確認した。

液体放射性廃棄物は、ロシア船のタンクから海面下につながっているパイプを通じ海洋投棄されているという。またTNT27の船上には大きさの違う金属製のコンテナ6、7個が積まれており、放射性物質を示す記号が記されているんを見つけた。コンテナはロープで固定されているだけで容易に海中に投棄できる状態になっているというが、投棄作業後もまだ船上にある。

ロシア船は原子力潜水艦基地があるパブロフスク湾を16日出港、日本海に向かった。グリーンピースはロシア船がロシア太平洋艦隊の原子力船の解体に伴って出た冷却水や洗浄水などの液体放射性廃棄物約900トンなどを積載していたとみている。《共同通信》



【小泉今日子さん、中森明菜さん】撮影中にけが

17日午後7時17分ごろ、東京都港区麻布台、飯倉片町交差点下の地下道で、ドラマロケ中のタレントの小泉今日子さん(27)と中森明菜さん(28)が階段から転落した。小泉さんは病院に運ばれたが頭を2針縫うけがをし、中森さんも軽い打撲傷を負った。小泉さんは4、5日間休養する予定という。

小泉さんの所属事務所などによると、2人は日本テレビで12月25日に放映予定のドラマ「瞳に星な女たち」のロケ中。追いかけられて地下鉄の階段を駆け下りるという設定で、2人で手をつなぎながら地下道の階段を下りていた際、どちらかが足を滑らせたため、2人とも階段から転落したという。《共同通信》

【近鉄・野茂英雄投手】4年連続最多勝

近鉄6−4西武◇17日◇西武

近鉄が延長十一回の末、西武を振り切り、最終戦を飾った。九回に追いつかれた近鉄はこの回、一死から光山、水口の連打で一、二塁。大石の一ゴロで二、三塁とした後、代打・村上が左前適時打して2者を迎え入れた。

中二日で先発した野茂は10回を投げて、野田と並ぶ17勝目を挙げ、史上初の4年連続最多勝を手にした。最後は赤堀が締めくくった。《共同通信》

近鉄の野茂英雄投手(25)がパ・リーグの最多勝投手のタイトルを獲得することが17日、確定した。同投手はプロ野球史上初の4年連続の最多勝投手となる。これまでは野茂と1リーグ時代のスタルヒン(巨人)が3年連続最多勝をマークしていた。

14日のロッテ戦(千葉)で6勝目を挙げた野茂は、この日今季最終戦となる西武戦(西武)に中二日で登板。1回4失点で7勝目をマークし、既に全日程を終えているオリックスの野田と並んだ。《共同通信》

【ゴルフ・平瀬真由美選手】今季3勝目

富士通レディース・ゴルフ最終日(17日・千葉県浜野GC=6369ヤード、パー72)雨の中、平瀬真由美が69で回り、通算5アンダー、211で逆転優勝、賞金1080万円を獲得した。平瀬は今季3勝目でツアー通算9勝目。今季の獲得賞金を約7455万円とし、2位の村井真由美に1000万円以上の差をつけて初の賞金女王へ大きく前進した。

首位の原田香里に1打差でスタートした平瀬は11、12番で連続バーディーを奪うなど4バーディー、1ボギーで混戦を制した。1打差の2位には原田と木村敏美が続き、さらに1打差の4位にはこの日のベストスコア67で追い上げた福島晃子と平形ひろみが入った。《共同通信》

【ゴルフ・尾崎将司選手】今季3勝目

アサヒビール・ゴルフダイジェスト最終日(17日・静岡県東名CC=6801ヤード、パー71)初日から首位の尾崎将司が5バーディー、1ボギーの67で回り、通算16アンダーの268として逃げ切り、5年ぶり3度目の優勝を遂げた。今季3勝目でツアー62勝、後援競技、海外を含めると通算81勝になる。優勝賞金2700万円を加え、今季の獲得賞金は1億676万9000円となりランク1位に立った。獲得賞金1億円突破は2年連続5度目。

6打差4位でスタートの中島常幸がボギーなしの8バーディー、63で猛烈な追い上げ。一時はトップに並ばれたが、尾崎将は終盤の15、16、18番でバーディーを奪い2打差で振り切った。《共同通信》

【日本人留学生射殺事件】発生から1年

米国南部のルイジアナ州バトンルージュで交換留学生服部剛丈君=当時(16)=が射殺された事件から一周年の17日、米国ではバトンルージュやワシントン州シアトルなどで銃規制を求める市民グループが中心となり、この日を「ヨシの日」として追悼行事を繰り広げた。バトンルージュの教会で行われた服部君の慰霊と反暴力の集いには、服部君を預かっていた州立大教授へイメーカー夫妻、息子のウェブ君のほか関係者が多数参加。日本での法要のため出席できない父政一さん(46)が「米国人は開拓者魂を今こそ銃社会に向けてほしい」と銃の禁止を訴えるメッセージを寄せた。

保守的な南部を中心に自衛の思想が根強い米国では、銃の禁止には依然抵抗が強い。しかし事件後、銃規制に前向きなクリントン政権が発足、武装宗教集団の銃撃事件も重なって銃規制運動には弾みがついている。ルイジアナ州でもエドワーズ知事が今月、短銃の所有制限の必要性を初めて表明した。

ヘイメーカー夫妻らが進めてきた銃規制を求める署名運動には、これまでに全米から7万人の署名が寄せられ、日本国内での166万人の署名と合わせて来月、クリントン大統領に提出する予定。《共同通信》



10月17日のできごと