平成1054日目

平成3年11月27日(水)

1991/11/27

【PKO法案】衆院特別委で可決

衆院国際平和協力特別委員会(林義郎委員長)は27日夕、自衛隊の海外派遣を柱とする国連平和維持活動(PKO)協力法案の審議を打ち切り、「派遣2年経過後の国会承認」を新たに盛り込む修正の上、自民、公明両党の賛成で可決、民社党提出の修正案は否決された。国際緊急援助隊派遣法改正案は自民、公明、民社3党の賛成多数で可決された。

両法案について、社会、共産両党と進民連は「憲法上の疑義がある」として反対、民社党も国会承認問題で要求が受け入れられなかったことからPKO法案には反対に回った。

自民、公明両党は28日に衆院本会議で可決し、両法案を参院に送付したい意向だが、社会、共産両党は委員会での強行採決に強く反発、法案成立阻止に向け徹底抗戦をする構えのため、可決がずれ込む可能性もある。《共同通信》



【宮沢喜一首相】「多国籍軍には参加しない」

宮沢首相は27日午後の衆院国際平和協力特別委員会で、国連平和維持活動(PKO)法案が成立しても、湾岸戦争の際のような多国籍軍に日本が参加したり、後方支援を行うことはできないとの判断を示すとともに、「(多国籍軍に参加、協力するため)新たな法案を準備する考えは今持っていない」と述べた。《共同通信》

【ヤマハ・吉田篤史投手】ロッテ入団決定

ロッテがドラフト1位に指名したヤマハの吉田篤史投手(21)の入団が21日、決まった。同球団の木樽スカウト部長代理と水谷スカウトは同日、浜松市のホテルで川島前監督を交えて本人と入団交渉を行い、球団史上最高額の契約金9000万円、年俸840万円(金額は推定)で合意に達し仮契約を結んだ。

吉田は今年、ドラフト1位に指名された選手の中で、入団決定第1号となった。《共同通信》

【カンボジア】ポル・ポト派指導者、市民に襲われ脱出

カンボジアで大虐殺を行ったポル・ポト派の指導者、キュー・サムファン氏(民主カンボジア大統領)が27日、バンコクから空路プノンペン入りしたが、虐殺の記憶が薄れていない一部市民から宿舎を襲撃されて負傷し、同日タ、先にプノンペン入りしていた同派のソン・セン軍最高司令官とともに特別機で再びバンコクに脱出した。

サムファン氏は来月初めに予定されていた最高国民評議会(SNC)初会合に出席するためプノンペン入りしたものだが、空港付近には数千人の市民がサムファン氏を待ち構え、「クメール・ルージュに死を」「両親を返せ」などと叫んで同氏の乗った車の通行を妨害した。

さらに、宿舎入りしたところを、暴徒化した数百人の市民が襲いかかり激しく投石、フェンスを押し倒し窓ガラスを割って宿舎内に乱入する騒ぎとなった。サムファン氏は額に投石を受けて血を流し、傷口をおさえたまま宿舎二階からハシゴで脱出、軍装甲車に難を逃れ、空港に引き返した。《読売新聞》



11月27日のできごと