平成1033日目

平成3年11月6日(水)

1991/11/06

【広島・津田恒実投手】水頭症治療のため引退

広島は6日、津田恒実投手(31)の退団を発表、同投手は現役を引退することになった。津田投手は4月中旬、頭の痛みを訴え、広島市の広島大病院で検査を受けた結果、水頭症と診断された。その後、広島、福岡市内の病院に入院し、現在も治療を続けている。

しかし、早急には過激な運動ができるような状態に回復できる見通しが立たないことで、津田投手本人が10月に、治療に専念したい、と退団の意思を球団に伝えていた。球団で検討を重ねてきた結果、この日申し入れを受理した。《共同通信》



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【宮沢喜一首相】就任後初会見

宮沢首相は6日、首相官邸で、就任後初の記者会見を行い、内政、外交の政策課題や当面の国会運営に関する見解を明らかにした。

首相は、対ソ経済協力について、北方領土問題の解決と密接不可分なものとしてきた従来の「政経不可分」の原則から一歩踏み出し、本格的な対ソ金融支援を行う用意があることを初めて明言。また、世界平和秩序の構築に向け、積極的に貢献していく考えを強調し、その一環として国連平和維持活動(PKO)協力法案の今国会成立に全力を挙げる決意を示した。税収不足の深刻化が予想される来年度予算編成については、増税や赤字公債の発行をせずに「優先度の低い歳出を思い切って削減して対処する」との方針を表明した。

首相は冒頭、宮沢政権の基本姿勢として「政治の目標、方向を明確に示し、国民一緒に進んでいく」としたうえ、「品格ある国家」を政治目標に掲げた。

対ソ金融支援については、「相当大きく長期的なものになる」との見通しを示した。そのうえで、予想されるものとして、ルーブル安定基金、商品援助、交通、環境などの社会的基盤整備資金を列挙、「我々としては善意と友情でどんな支援が可能か検討している。北方領土問題を解決し平和条約を結ぶことは世界の平和と日ソ両国間の関係正常化のために大事であり両方を混同しないで考えたい」と述べた。

また、領土問題解決のためには、現在、北方領土に居住している住民の不安を取り除くことが必要とし、住民との交流を活発化させていく意向も明らかにした。

コメの市場開放問題では新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)が失敗しないよう「最大限の努力をしなければならない」と強調。具体的な対応については「米国や欧州共同体(EC)がどれだけ譲歩するか、日本もそれに見合った譲歩をする」とし、欧米が譲歩した場合は、日本も弾力的に対応する考えをにじませた。

国会運営では「野党の所見は大事にしていく」と前置きし、当面、PKO協力法案の早期成立をめざす決意を明らかにした。一方、民社党が強く求めて調整が難航している自衛隊派遣の「国会承認」の取り扱いについては、「関係者の話し合いが深化することを期待している」と述べるにとどまった。

首相は、さらに自衛隊を活用した国際貢献のあり方について、「現行憲法でどこまで出来るのか、一度詰めた方がいい。これはタブーではない」と憲法論議に積極的な意向を示した。

政治改革については、前国会で廃案となった政治改革関連3法案をワンセットで与野党協議のたたき台とし、「1年くらいに時間を限定して結論を出して欲しい」と要請した。衆院の現行中選挙区制の下での定数是正に関しては「将来はないとは言わないが、今はその時期ではない」と述べた。

経済・財政運営については①公共投資は優先度の高い歳出と考え、対応していく②公定歩合の引き下げ問題はしばらく金融当局の判断に任せる③内中心の経済成長をめざす—などの考えを示した。《読売新聞》

【フィリピン】台風で死者・不明4000人

大型の台風「テルマ」(台風9号)が5日、フィリピン中部のレイテ、ネグロス両島などを直撃、6日までの情報を総合すると、洪水、地滑り、高潮などで少なくとも死者、行方不明者合わせて4000人以上の犠牲者が出た模様だ。

レイテ島西部の都市オルモックで救出作業に当たっている当局者の話によると、豪雨のためダムが決壊、近くの村がそっくり洪水に飲み込まれて2900人以上が死亡という。また、同島の他の地域からの多数の犠牲者が出ているとの情報が寄せられており、犠牲者はさらに増える見込み。

フィリピン政府が6日夕現在まとめたところによると、確認された死者数は2155人、行方不明者は1832人に上っており、このほか負傷者数も74人を数えている。地元では大規模な救援活動を展開しているが、洪水、地滑りなどのため各所で交通網が寸断され救出作業は困難を極めているという。《読売新聞》



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