平成1031日目・振替休日

平成3年11月4日(月)

1991/11/04

【イメルダ・マルコス氏】フィリピンに帰国

1986年のフィリピン2月政変で国外に脱出、米国で亡命生活を送っていたイメルダ・マルコス前大統領夫人(62)が4日午前、ハワイからのチャーター機で帰国した。夫人が故国の土を踏むのは約5年8ヶ月ぶり。

夫人は今回の帰国を「アキノ政権との和解のため」としているが、旧マルコス派や野党勢力の間では、夫人の資金力や政治力を来年5月の大統領選挙に利用しようとする動きも進んでおり、今後の政局に少なからず影響を与えるとみられる。《共同通信》



【島原鉄道】復旧工事スタート

長崎県雲仙・普賢岳の火山災害による島原市と隣接の深江町の警戒区域、避難勧告地域のうち11町・地域の規制が4日正午から緩和された。

島原鉄道では、年内の全線再開を目指して不通区間の安徳駅で、関係者約30人が参加して安全祈願後、線路の位置を確認する測量がスタートした。

同鉄道は火砕流で多数の死傷者を出した6月3日の翌日から一部運休し、6月30日の土石流で約400メートルの線路が寸断されて、現在、島原外港(同市)ー深江(深江町)間の6.4キロが不通。《読売新聞》

【自民党・小沢一郎氏】消費税引き上げ「必要」

自民党竹下派会長代行の小沢一郎氏は10日発売の月刊誌「文芸春秋」12月号の記事の中で、消費税の引き上げが必要になるとの考えを明らかにしていることが4日、明らかになった。

竹下内閣で消費税導入以来、歴代内閣は消費税率を変更しない方針を堅持してきた。小沢氏が宮沢内閣発足に合わせて、税率の引き上げを打ち出したのは、新政権に対して新たな課題を突きつけたとも言え、歳入欠陥が表面化している中で、今後議論を呼びそうだ。《共同通信》

【自民党・宮沢喜一総裁】ひとときの散策

「さわやかな気分です」自民党の宮沢総裁は4日、東京・神宮前の私邸近くの公園を散歩、宮沢新内閣発足を翌日に控えた感想を、こう記者団に語った。

この日宮沢氏は、午前9時20分すぎから、チェックのハンチング、紺のトレーニングウェア、黒のトレーニングシューズのいでたちで、SP(警護官)3、4人に囲まれながら約45分散策。公園の管理人に、軽く手を挙げて「ヤアー」とあいさつ、顔見知りの露店店主には「売り上げはどうですか」と声をかけていた。

このあとは、私邸にこもって、もっぱら8日に予定されている所信表明演説の準備。夕方からは、都内のホテルで、新内閣の官房長官、副長官(政務)に内定している加藤紘一・元防衛庁長官と近藤元次・農相、石原信雄官房副長官(事務)らと演説の詰めを行ったが、「演説のポイントは?」と記者団に聞かれると、「いや(首相に)任命されてないものが言うわけには……。本来準備するのもおかしいんですから」。ガードの堅さでは定評のある宮沢氏らしい答えが返ってきた。《読売新聞》

【レーガン・ライブラリー】開館式

総計5700万ドルというレーガン前米大統領の図書館のオープニングセレモニーが4日昼前(日本時間5日午前5時ごろ)、米カリフォルニア州シミパレー(ロサンゼルス北80キロ)で行われ、ニクソン、フォード、カーター、レーガン各元大統領とブッシュ大統領の全員が顔をそろえた。ニクソン時代から現在までの全大統領が一堂に会したのは初めてで、ジョンソン元大統領夫人バードさんをはじめ、ブッシュ大統領夫人バーバラさんまでトップレディーも全員が出席して花を添えた。

5000人の招待客の前で、レーガン前大統領が、3トンものベルリンの壁を示し、「悪の帝国の象徴だった壁は今や、博物館にのみ存在することになった」と声を高めた。

レーガン・ライブラリーは9番目の大統領図書館で、所蔵資料は4700万件で規模、総費用とも最大だが、レーガン政権末期をむしばんだイラン・コントラ疑惑の核心資料は、欠落しているか、未公開。《読売新聞》



11月4日のできごと