カテゴリー: 平成5(1993)年

  • 1993 平成5年11月21日(日) 槙原寛己投手、巨人残留

    平成1779日目

    1993/11/21

    この日のできごと(何の日)

    【槙原寛己投手】巨人残留

    フリーエージェント(FA)宣言していた槙原寛己投手(30)の巨人残留が21日決まった。ことし導入されたFA制度で、宣言選手の契約第1号となる。

    同投手はこの日、東京・世田谷の自宅で長嶋監督から残留の最終決断を迫られ、来季は54%増の年俸1億2000万円、ボーナス4000万円で巨人に残ってプレーすることを決めた。同時に3年間、トレード要員としない異例の複数年契約も公表されたが、野球契約の統一契約書では単年度契約で届け出ることが義務付けられている。

    ことしの槙原は、チーム最多の13勝をマーク。複数年契約と年俸の大幅アップを要求したが、球団との交渉が難航して今月9日にFAを宣言(公示は11日)。槙原は他球団との話し合いを明言するなど、一時は中日入りも有力視されたが、保科球団代表に3度、長嶋監督にこの日を含めて2度の説得を受け、ようやく残留となった。(金額は推定)《共同通信》


    【宮城県知事選】浅野史郎氏が初当選

    大手ゼネコン汚職で逮捕、起訴された前知事本間俊太郎被告の辞職に伴う宮城県の出直し知事選は21日投票、即日開票され、無所属新人の前厚生省生活衛生局企画課長浅野史郎氏(45)=新生、日本新、さきがけ、社民連推薦=が、前副知事八木功氏(55)=自民、社会、民社推薦=ら無所属新人3氏を破り、初当選した。

    細川政権発足後の知事選で、連立政権与党グループが分裂推薦したのは初めて。《共同通信》

    【大相撲九州場所】千秋楽

    大相撲九州場所千秋楽(21日・福岡国際センター)横綱曙が13勝2敗で並んだハワイの後輩、関脇武蔵丸との決定戦を制し、3場所連続6度目の優勝を飾った。

    武蔵丸は栃乃和歌、曙は大関貴ノ花をそれぞれ下し、史上初の外国出身力士同士の決定戦が実現。曙は引き落としで武蔵丸に勝ち、昭和63年の千代の富士(現九重親方)以来の3連覇(実際は、千代の富士は夏場所から九州場所まで4連覇)を果たした。

    貴ノ花は7勝8敗で関脇当時の昨年春場所以来の負け越しとなり、来年1月の春場所は初めてのかど番を迎える。

    【東京国際女子マラソン】

    来年の広島アジア大会代表選考会を兼ねた93東京国際女子マラソンは21日、東京・国立競技場を発着点として大森海岸派出所前を折り返す42.195キロのコースに外国招待8選手を含む86人が参加して行われ、バルセロナ五輪金メダリストのワレンティナ・エゴロワ(ロシア)が2時間26分40秒で優勝した。エゴロワはマラソン5戦目で3度目の優勝。

    日本勢では谷川真理(資生堂)が、日本歴代7位夕イの2時間28分222秒で2位に入り、ベテラン浅井えり子(NECHE)も5位に入った。

    エゴロワは折り返し地点過ぎから抜け出し、その後独走で快勝。谷川は安定したペースで後半追い上げ、自己記録を2分47秒更新した。3位は2時間28分52秒のカトリン・ドーレ(ドイツ)。優勝候補のリサ・オンディエキ(豪州)は、中間点付近で途中棄権した。《共同通信》

    【細川護熙首相】米国から帰国

    アジア太平洋経済協力会議(APEC)非公式首脳会議のため米国・シアトルを訪れていた細川首相は21日夜、羽田着の政府専用機で帰国した。《共同通信》

    【政治改革法案】羽田外相、再修正に柔軟姿勢

    羽田副総理兼外相は21日夕(日本時間22日午前)、サンフランシスコ市内のホテルで同行記者団と懇談し、政治改革法案の参院審議について「(政治改革は)民主主義の土俵づくりだ。参院というもう一つの院の審議を尊重したい」と述べ、法案の再修正に柔軟に対応していく考えを強調。一方、会期延長には否定的な考えを示した。

    さらに自民党内に衆参同時改革を求める声がある点に関し「今、急に(衆参)一緒にやれと言っても物理的に無理だ」と指摘、法案成立後に参院改革に全力を挙げる意向を示した。

    また外相は「政治改革法案が成立する見通しが立つ中で、本格的な政界再編成が促される」として、法案成立をにらんで政界再編の動きが本格化するとの見通しを明らかにした。

    所得税減税と消費税見直しの時期については、景気刺激策の必要性を強調した上で「常識的には減税とそれを補うものを一緒にはなかなか難しい」と述べ、所得税減税を実施する場合には消費税見直しと時差を置く考えを示した。

    コメの輸入自由化問題について外相は新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)の12月15日の期限内決着の重要性を強調。「お互いに譲歩するものは譲歩して絶対に成功させないといけない」と述べた。《共同通信》

    【中国・江沢民国家主席】キューバ訪問

    中国の江沢民国家主席兼党総書記は21日午後5時(日本時間22日午前7時)、中国最高首脳としては史上初めてのキューバ公式友好訪問のため、ハバナ国際空港に到着、カストロ国家評議会議長らの出迎えを受けた。両首脳は同日午後10時(同正午)すぎから非公式に会談、総額4億ドルの通商協定など両国協力関係や対米外交などで意見交換する。

    銭其琛外相らとハバナに到着した江主席は「両国関係、共通の関心の国際課題をカストロ議長と話し合い、中国の改革と開放について報告、経済建設の経験を意見交換する。また、両国の協力関係をさらに発展。させる新たな道を探る」との声明を発表した。

    両国の外務省当局者によると、歓迎夕食会後の21日夜の会談は両首脳の「個人的、非公式な対話」で、公式会談は22日午前8時(日本時間同日午後10時)すぎ、キューバ国家評議会で行われる予定。どちらかの会談でカストロ議長の中国初訪問が話し合われる可能性があるほか、キューバから中国への砂糖70万トン輸出など、バーター貿易による総額4億ドルの1994年度通商協定が発表されるもようだ。

    旧同盟国ソ連の崩壊後、経済苦境にあるキューバは中国との関係強化を求め、江主席を91年から招待していた。戦闘服姿のカストロ議長は空港で、タラップ下まで主席を迎えに出、にこやかに主席の肩を抱いて歓迎した。

    空港と都心を結ぶ幹線道路沿いにはスペイン語と漢字で「江沢民主席熱烈歓迎」と書かれた看板が数カ所に立てられたほか、空港周辺の沿道ではバスやトラックで動員された市民約4000人が両国国旗の小旗を振って主席を迎えた。《共同通信》

  • 1993 平成5年11月20日(土) プロ野球ドラフト会議

    平成1778日目

    1993/11/20

    この日のできごと(何の日)

    【プロ野球ドラフト会議】

    新ドラフトは波乱なく終了–。20日、東京都内のホテルで開かれたドラフト会議は、指名64選手の交渉権が無抽選で確定した。改革されたドラフトは、大学、社会人選手の希望を確認する新制度を採用。“単独逆指名”が大半を占めたため、同時指名の1、2位(指名枠採用選手)は、12球団の24選手が全く重複せず、ここまでの指名が開会から約20分で終わった。また、3位以下(任意枠採用選手)は「ウェーバー方式」により指名順に交渉権が確定したため、例年のドラフトではつきものの「くじ引き」は一度もなかった。

    有力選手の交渉権は、1位では山部太投手(NTT四国)がヤクルト、石井貴投手(三菱重工横浜)が西武、河原隆一投手(関東学院大)が横浜、渡辺秀一投手(神奈川大)がダイエーに決定。小久保裕紀内野手(青学大)はダイエーの2位で確定した。従来通り意思確認のされない高校生は、中日の平田洋(愛知・豊田大谷高)ら3投手がすんなり1位指名された。《共同通信》


    【大相撲九州場所】14日目

    大相撲九州場所14日目(20日・福岡国際センター)1敗の横綱曙が敗れ、2敗の関脇武蔵丸が勝って2人が優勝争いのトップに並んだ。曙は突き放して出たが、大関若ノ花のはたきに前に落ちた。武蔵丸は2敗同士の対戦で関脇貴ノ浪を一方的に突き出して、入幕後自己最高の12勝目。武蔵丸はこれで小結以上の全力士から白星を挙げたことになり、関脇以下の力士が番付にのった小結以上の力士に全勝したのは昭和以降初めて。

    大関同士の一番は、来場所の関脇転落が決まっている小錦が貴ノ花を寄り倒して6勝8敗。貴ノ花は7勝7敗になった。この日の結果、幕内は曙と武蔵丸が2敗、3敗の若ノ花と貴ノ浪にも優勝の可能性が残っている。十両は琴椿、朝乃若、星安出寿が10勝4敗で並んでいる。《共同通信》

    【Jリーグ第2ステージ】第14節

    サッカーのJリーグ第2ステージ第14節第1日は20日、市原臨海競技場など4会場で4試合を行い、首位のヴェルディ川崎は名古屋グランパスに2−1で逆転勝ちして6連勝、12勝2敗と勝ち星を伸ばしたが、得失点差で2位につけていた清水エスパルスは鹿島アントラーズに0−2で敗れ、11勝3敗と1勝差がついた。

    1点を先行された川崎は後半、ビスマルクが同点シュートを決め、さらに三浦が逆転した。清水は前半から攻勢に出たが、後半逆襲から鹿島の黒崎に2点を奪われ、痛恨の3敗目を喫した。鹿島は8勝6敗で3位。

    横浜フリューゲルスは浦和レッズに2−1で勝って、8勝6敗。ジェフ市原とガンバ大阪は3−3から延長前半4分、大阪が松波のサヨナラゴールで競り勝った。松波はハットトリックの活躍。

    第14節最終日は21日、大分市営陸上競技場で、サンフレッチェ広島ー横浜マリノスの1試合が行われる。《共同通信》

    【トヨタ自動車】GM車を輸入、販売へ

    トヨタ自動車は20日、米ゼネラルモーターズ(GM)の乗用車シボレー・キャバリエの右ハンドル仕様車を平成8年初めから年間約2万台、トヨタブランドで輸入販売することでGMと合意したと発表した。シャック・スミスGM社長と豊田達郎トヨタ自動車社長が20日(日本時間)、米サンフランシスコで合意書に調印した。

    日本の乗用車メーカーが一米国車を自社ブランドで国内販売するのはこれが初めて。トヨタはシアトルでの日米首脳会談直前に米側への異例の協力姿勢を発表することで、自動車摩擦緩和へのアナウンスメント効果を狙った。

    トヨタは昨年1月のブッシュ前大統領の来日時に輸入拡大策の一環としてGM車を年間5000台、国内販売することを表明していた。対象車種のシボレー・キャバリエは、GMが世界戦略車「Jカー」として開発した中型乗用車で現行モデルの排気量は2200ccと3100cc。94年秋にモデルチェンジを予定しており、トヨタ側から技術者を派遣するなど、開発段階から日本で販売するための共同作業を進めていた。《共同通信》

    【APEC首脳会議】閉幕

    アジア太平洋経済協力会議(APEC)初の非公式首脳会議は20日、シアトル沖のブレーク島で首脳だけによる協議を行い、冷戦後の世界で繁栄を実現するためアジア太平洋地域が穏やかな共同体を目指すことを宣言した「経済展望声明」を採択、閉幕した。

    声明は新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)を交渉期限の12月15日までに決着させるため、各国首脳が最大限努力することを強調。さらに(1)APEC蔵相会議でマクロ経済政策を協議していく(2)産業交流を活発化するために太平洋ビジネスフォーラムを創設する–など経済対話の強化を通じて、経済成長と貿易拡大を目指していくことをうたった。蔵相会議は来春ハワイで開かれる見通し。《共同通信》

    【細川護熙首相】コメ問題「来月にも決断」

    細川首相はアジア太平洋経済協力会議(APEC)の非公式首脳会議終了後の20日夕、シアトル市内のホテルで記者会見し、コメの市場開放問題に関し「今までどおりの基本方針の下に、ぎりぎりの段階までわが国の立場を訴えたい」と強調。その一方で「新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)の成功に努力しないといけない。互いの抱える問題とともにコメも解決しないといけない」と述べ、12月15日の最終合意期限までに政治決断をする可能性を示した。

    日米包括経済協議について、来年2月21日の首脳会談までに合意に努力することを強調しながらも「一方通行のものであってはならない」と、米国側にも譲歩を促した。《共同通信》

  • 1993 平成5年11月19日(金) 新型エイズ、日本初上陸

    平成1777日目

    1993/11/19

    この日のできごと(何の日)

    【新型エイズ】日本初上陸

    輸入血液製剤でエイズウイルス(HIV)に感染させられた血友病患者のうち、さらに新型のHIV2型に重複感染している男性がいることが19日、厚生省・国立予防衛生研究所(予研・山崎修道所長)グループの調査研究で分かった。西アフリカなどで流行している同2型が日本人から検出されたのは初めて。同グループは29日から東京で開かれる日本エイズ学会総会でそのデータを報告する。感染原因は、同じ血液製剤ルートとみられる。

    日本では昭和60年以降は加熱処理製剤を使用している。この男性の場合、10年以上も血液製剤を投与されており、HIV2型に感染した時期も不明なことから、加熱処理済みの製剤による可能性も否定できず、処理の方法などについても再点検を迫られそうだ。

    HIVには世界の大半の地域で流行している1型と西アフリカに多い2型の二つのタイプがある。予研・エイズ研究センターによると、血液製剤でHIV1型に感染した血友病患者の男性300人について2型についても検査した結果、数人が重複して感染している危険性が高いことが判明。遺伝子レベルでさらにチェックしたところ、これまでに少なくとも1人の感染が確認された。

    この男性は、10年以上面液製剤投与による治療を受けているが、現在は発症しておらず健康で、海外への渡航歴などはないという。

    日本では、HIVに汚染された米国からの輸入血液を原料とした非加熱凝固因子製剤の使用が原因で、血友病患者約5000人のうち約2000人がHIVに感染。厚生省は遅ればせながら昭和60年から加熱処理製剤に切り替えている。HIV2型は1型に比べ感染力は弱いが、感染から発症に至る潜伏期間が長いのが特徴で、ウイルスの詳しい毒性などは不明という。

    日本では昨年12月にエイズ検査目的のため来日した韓国人男性からHIV2型が見つかったケースがあるが、この男性は検査結果も聞かないまま帰国している。《共同通信》


    【東京地裁】夫婦同姓規定は合憲

    「結婚前の旧姓が大学で認められず人格権を侵害された」と、国立図書館情報大学(茨城県つくば市)の図書館情報学部教授関口礼子さん(63)=教育社会学=が国と同大の元学長ら3人に、旧姓の使用や約1300万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が19日、東京地裁であった。

    福井厚士裁判長は民法の夫婦同姓規定を「夫婦の一体感を高める」などとして合憲判断。その上で「通称としての旧姓使用は公務員の場合、普遍的ではなく、個人の人格的生存に不可欠だとは言えない」と述べ、大学側に裁量権の乱用はなかったとして、旧姓使用の請求を却下、賠償請求も棄却した。

    夫婦同姓規定を合憲としたのは地裁レベルで初の判断という。関口さんは控訴する方針。

    判決理由で、福井裁判長は通称について「一定期間使用を続ければ、法的保護の対象となり、人格の象徴となる可能性を持つ」と一般的判断を示した。しかし、現時点で公務員に関し、結婚前の旧姓が通称として国民生活に戸籍名ほど根付いてはいない、と指摘し「立法論はともかく関口さんの旧姓使用権が、個人の尊重を規定した憲法13条で保障されているとは断定できない」とした。

    夫婦同姓を定めた民法750条をめぐっては「夫婦が同じ氏(姓)を称することは、主観的には夫婦の一体感を高める場合があり、客観的には第三者に対して夫婦である事実を容易に示すことができる」と合憲理由を述べた。

    その上で、公務員一人ひとりを特定するためには「戸籍名より優れたものは存在しない」と指摘。しかも大学側が昭和62年に定めた関口さんに対する氏名扱い基準は、研究活動での旧姓使用を認めるなど配慮しており、氏名の取り扱いに大学側の裁量権乱用はなかった、と判断した。

    判決によると、関口さんは昭和41年に結婚。戸籍上は夫側の「氏」(姓)に変更したが、研究や日常生活では旧姓を通称として使用。57年、図書館情報大学に就職したときも「関口」の使用を申し入れた。

    大学側は職員録など学内文書だけでなく、文部省への研究者登録な学外への文書でも戸籍上の姓を使用、「関口」名での研究費や出張旅費などの申請を指否した。《共同通信》

    【大阪市交通局・ニュートラム】運行再開

    10月5日、無人運転で自動制御装置が作動せずに暴走して車止めに衝突、217人の重軽傷者を出した新交通システムの大阪市営ニュートラムは19日、事故以来45日ぶりに運行を再開した。

    不便な代行バス輸送に悩んでいた利用客約5万人の早期運行再開の願いはかなったが、負傷者のうち21人が今も入院、156人が通院治療中。市交通局の運行管理に過失があったとする大阪府警捜査本部の捜査も依然続いている。

    午前5時17分、市交通局幹部が乗り込んだ中ふ頭発住之江公園行きの始発電車は、通勤客ら約80人を乗せ、定刻通りに出発した。安全重視と乗客の不安を一取り除くため、当分の間は全電車の運転席に座ることになった添乗員は、緊張した表情で速度計を見つめていた。

    各駅では駅員が改札口で「事故再発防止には万全を期します」と乗客に頭を下げた。同日運行される電車は上下419本。事故再発防止対策として、事故の原因個所とされた中継継電器のリレーをすべて新品に換え、電源が切れるなど異常事態の際には自動的に非常ブレーキがかかるように改善された。《共同通信》

    【大相撲九州場所】13日目

    大相撲九州場所13日目(19日・福岡国際センター)3連覇を目指す横綱曙はかど番大関の小錦を寄りで退け1敗を堅持し以前トップ。敗れた小錦は8敗目で先場所に続く負け越しとなり、大関の座から転落(規定により来年1月の初場所での関脇降下)が決まった。史上最多7度目のかど番の小錦は両足の故障とけいこ不足がたたって精彩のない相撲が続き、曙の寄りに敗れた。

    大関が関脇に転落するのは、昭和44年に2場所連続負け越しによる、との規定に改正された後は今年初場所の霧島以来で、7人目(8度目)となる。《共同通信》

    【政治改革法案】細川首相、成立に全力

    政府、連立与党は19日午前、政府与党首脳会議と政務幹事会を相次いで開き、政治改革法案の衆院通過を受けて参院審議への対応を協議した。細川首相は首脳会議で、政治改革法案の衆院通過について「昨日も三分くらい進んだという気持ちだと述べたが、参院はこれから大変だ。政治改革法案の成立は政府としても全力で当たる決意なのでよろしくお願いしたい」と協力を要請した。 同首脳会議では、参院での修正協議での与野党六者協議の在り方など折衝窓口問題も含めて連立与党間で調整することを確認した。この後開かれた連立与党の政務幹事会では、22日からの審議入りを目指す方針を確認したが、戸別訪問など参院で修正する項目の折衝窓口問題は参院与党幹部も含めた代表者会議にゆだねることになった。

    大内厚相(民社党委員長)は19日、閣議後の記者会見で、政治改革法案の参院での審議について「(社会党議員が政府案に)参院で10人反対して否決になると重大事態になる。社会党は与党として自覚をもってもらわないと困る」と社会党が一致して賛成するよう促した。《共同通信》

    【政府税制調査会】抜本改革を答申

    政府税制調査会(首相の諮問機関、会長・加藤寛慶応大教授)は19日の総会で、所得税・住民税の大幅減税と消費税の引き上げをセットで実施するよう政府に求めた「今後の税制の在り方についての答申」をまとめ、訪米直前の細川首相に提出した。首相はこれを受け「答申を踏まえて平成六年度税制改正作業の中で考えていきたい」と表明、早急に税制改革に取り掛かる意欲を示した。

    減税規模、消費税率、施行時期など具体的内容については今後政府、連立与党で詰めるが、深刻な経済情勢に配慮し、来年1月から15、6兆円規模の大型所得減税に踏み切る可能性が高い。消費税率は、7年3月末に7%程度に引き上げる案が有力だが、景気回復が遅れるとさらに延びる可能性もある。

    答申は、高齢化社会に備えるため、大型減税と消費税増税を組み合わせ、勤労世代の税負担を軽減する必要があると強調している。ただ、増減税の実施期日には触れず「一体的に実施されるべきだ」と指摘するにとどめた。

    これに関連し、加藤会長は答申後の会見で「(減税先行を)否定するものではない」と語り、減税先行を認める見解を示した。しかし、消費税率の引き上げには消費者団体などが強く反発、連立与党内でも社会党などが難色を示しているため、答申に沿った税制改革が実現するかどうか、政局とも絡み、なお不透明感が残っている。《共同通信》

    【政界談話室】

    ○…細川首相は19日朝、首相官邸で開かれた政府与党首脳会議に司令塔とされる新生党の小沢代表幹事が欠席したことを記者団から聞かれ、「ああ、そういえばそうですね」と軽く受け流してみせた。小沢氏の強硬路線に乗り、政治改革法案の衆院通過にこぎつけたものの、参院での審議は難航必至とあってこの日の小沢氏欠席はいかにも不自然。会議後、記者団が「全メンバーがいなくて十分な話はできたか」と突っ込むと、「そりゃできますよ」と努めて平静さを装っていたが、「小沢路線に乗った」と言われたくない様子がありあり。

    ○…この日、自民党は国会内で役員会を開き衆院本会議で党議決定を無視した議員の処分について協議。参院側の役員らから「造反者がマスココのミに英雄のように扱われているのは不愉快」「宮澤内閣不信任決議案で造反した8人のうち3人がまたやった」と厳しい処分を求める意見が噴き上がった。河野総裁は「毅然として(処分を)やらなくては」と言ったものの「それぞれの事情もあるので聴取して結論を出す」。剛腕の小沢氏とは対照的にリベラル、ハト派を自認するだけに穏健な姿勢をみせていたが、歯切れの悪さも。《共同通信》

    【自民党・森喜朗幹事長】棄権8人から聴取

    自民党の森幹事長は19日午後、18日の衆院本会議で行われた政治改革法案採決で、党議に反して棄権した海部元首相、後藤田前副総理兼法相ら8人と個別に会い、棄権した経緯などについて事情を聴いた。この8人について執行部は「修正政府案に賛成票を投じた人より罪が軽い」(幹部)としており、来週中にも「注意処分」などを行うものとみられる。

    事情聴取に対し、海部氏は「修正政府案は海部内閣の時に国会提出した法案と似ている。党議に違反したという意識は持っていない」と正当性を強調。後藤田氏は同様な主張をした上で執行部が政府案に賛成した西岡武夫元総務会長らを党紀委員会にかける方針を決めたことについて「穏便な処分にしてほしい」と要請した。

    また、政府案に賛成した小此木八郎、浜田靖一の両氏は党本部に森幹事長を訪ね「迷惑を掛けた」と謝罪した上で、「自民党案は否決された時点でなくなったものと考え、政治改革実現のための投票行動をとった」と釈明した。西岡氏は「自分の行動は正しかった」とする意見書を河野総裁に提出した。《共同通信》

    【細川護熙首相】中国・江沢民国家主席と会談

    米国を訪れている細川首相は19日午後(日本時間20日午前)、シアトル市内で中国の江沢民国家主席と初めて会談した。首相は、中国の核実験に関連して「中国も核軍縮に積極的に取り組んでほしい」と要請、江主席は「中国は一貫して自制的な態度をとっている。少しばかり核を持つのは、核を消滅させるためだ」と強調しながらも「日本の関心は理解できる」と述べた。

    朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発疑惑について首相は「中国は北朝鮮に影響力を持っており、働き掛けを期待する」と要望。江主席は「朝鮮半島は非核地帯であるべきだ。(北朝鮮に対し)プラス面の影響力を発揮し、マイナス面には発揮しないことを信じてほしい」と述べ、北朝鮮に働き掛ける意向を示した。《共同通信》

    【細川護熙首相】米・クリントン大統領と会談

    アジア太平洋経済協力会議(APEC)非公式首脳会議出席のため米国を訪れている細川首相は19日昼、市内のホテルでクリントン米大統領と約1時間半会談した。大統領は日本のコメ市場開放問題に言及し「進展が必要だ」と首相の決断を要請した。

    首相は「伝統的な言い方で申し訳ないが、日本の主張は従来通りだ。困難な問題と言わざるを得ない」と述べるにとどまり、国内調整に時間がかかることに米側の理解を求めた。

    ただ、両首脳は農業問題を含む新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)を12月25日の期限内に成功させるため「双方が最善の努力を尽くす」との認識で一致した。《共同通信》

  • 1993 平成5年11月18日(木) 政治改革法案、衆院通過

    平成1776日目

    1993/11/18

    この日のできごと(何の日)

    【政治改革法案】衆院通過

    衆院は18日午後1時から本会議を開き、公職選挙法改正案など政府提出、与党修正の政治改革4法案を社会党など連立与党の賛成多数で可決、4法案は衆院を通過した。これにより細川内閣が最大の課題とする政治改革は実現へ大きく前進した。法案は直ちに参院に送付され、政府、連立与党は年内成立に全力を挙げる。しかし、臨時国会の会期末まで1カ月足らず。今後、会期延長問題も浮上するとみられ、ぎりぎりの与野党攻防が展開されよう。

    抜本的な政治改革はリクルート事件の発覚以来、5年間にわたって取り組まれてきたが、海部、宮澤両自民党政権では果たせなかった。緊急改革を除き衆院通過は初めて。

    法案採決に当たって自民党は「自民案に賛成、政府案に反対」の党議拘束をしたが、政治改革推進派議員の一部が賛成に回るなど執行部は党の再分裂含みの厳しい局面に立たされた。社会党も「政府案賛成」の党議拘束をしたが、一部に反対者が出た。

    本会議では、石井一政治改革調査特別委員長が、委員会で政府案を一部修正して可決するとともに自民党案を否決した審議経過を報告した。これに続き自民党の保岡興治氏が自民案に賛成、政府案に反対、共産党の山原健二郎氏が両案に反対、与党のさきがけ日本新党の山崎広太郎氏が政府案に賛成、自民案に反対の立場からそれぞれ討論した。この後自民案、政府案の順に、それぞれ一括して記名採決に付し、政府案を可決した。

    可決された政府案の内容は①小選挙区と比例代表の定数配分をそれぞれ274、226とする②比例代表選挙は全国単位で行い、得票率3%以上の政党に議席配分する③投票方式は記号式2票制④小選挙区の区割りは総理府に設置する「選挙区画定審議会」が首相に勧告、首相が国会に法案を提出する⑤政党に対する企業・団体献だけを認め、5年後に見直す⑥総額309億円の政党への公費助成を行うーなどを柱としている。参院での審議では、地方議員、首長の政治資金問題などが与野党間の修正協議の対象となる見通しだ。《共同通信》

    細川首相は18日午後、政治改革関連法案の衆院通過を受け、国会内で土井衆院議長、各党党首らにあいさつ回りをした。トップ会談で「対決」した河野自民党総裁とは双方笑顔で握手。新生党では、今回の通過までのシナリオを描いたとされる小沢代表幹事とがっちり握手した。

    最後に、身内のさきがけ日本新党の控室を訪れ「衆院を通過しただけで、これからまだまだ幾山もあると思う。安心ではなくて一丸となって参院の方も良い形で通してもらえるようご助力をお願いしたい」とあいさつ。気持ちを引き締めていた。また土井議長は首相に「河野さん(自民党総裁)の対応は偉かった」と声を掛けた。《共同通信》


    【WBAジュニアフェザー級タイトル戦】横田広明選手、戴冠ならず

    世界ボクシング協会(WBA)ジュニアフェザー級タイトルマッチ12回戦は18日、東京・後楽園ホールで行われ、日本人選手として最年長の32歳1カ月で世界に初挑戦した同級3位の横田広明(大川)は、チャンピオンのウイルフレド・バスケス(プエルトリコ)に3-0の判定で敗れ、タイトル奪取に失敗した。バスケスは5度目の防衛。

    サウスポーの横田はトリッキーな動きや長いリーチを生かして右のリードでバスケスをかく乱した。しかし5回に右アッパーに出たところを、右ストレートのカウンターを浴びてダウンした。形勢は完全にバスケスに傾き、9回にローブローでバスケスが1点減点されたが、3人のジャッジは2−4点差でバスケスの勝利と採点。日本人ボクサーとして史上二番目の高齢世界チャンピオン誕生の夢が消えた。《共同通信》

    【大相撲九州場所】12日目

    大相撲九州場所12日目(18日・福岡国際センター)横綱曙は関脇琴錦を慎重に寄り切り、1敗を堅持した。大関若ノ花は小結琴の若の上手投げに屈して3敗となり、優勝戦線から大きく後退した。関脇貴ノ浪は寺尾をはたきこみ、武蔵丸は若翔洋を寄り倒してそれぞれ2敗を守り、1差で曙を追っている。かど番の大関小錦は大翔鳳の上手出し投げに敗れ、7敗目。大関からの転落に後がなくなった。大関貴ノ花は肥後ノ海を上手投げで下し7勝目を挙げた。十両は琴椿、星安出寿が9勝3敗で並んでいる。《共同通信》

    【横浜港】コメ輸入第一便が入港

    コメ市場の開放問題で日本列島が揺れる中、コメ凶作の対応策として政府が緊急輸入する外国産米の第一便が18日朝、横浜に入港した。

    タイの加工用うるち米7000トンを積んだ貨物船タンジュン・ピナン(7701トン)で、空前のコメ大量輸入の幕開けとなる。コメの本格的な輸入は9年ぶり。全体で200万トン以上の輸入が予想されており、主食用のコメも近く輸入される予定。

    この日、横浜港では、コメの輸入自由化に反対する全国農協青年組織協議会(押川修一郎委員長)などのメンバーが船で海に出て、抗議のデモをした後、「全国の(コメ)生産者はコメの国内自給確立に向けて不屈の農民魂で臨む」などとする声明を発表した。

    第一便はせんべいなどの米菓やみそに使うコメの不足が特に深刻なことから、食糧庁が緊急に買い付けた加工用の20万トンの一部で、短粒の国産米とは異なる長粒米。今月6日にバンコクを出港、日本に向かっていた。

    これに続き、19日には神戸港にタイのもち米7200トンを積んだニュー・ブリーズ(7955トン)が入るのをはじめ博多、名古屋各港にも相次いで入港する予定。タイのほか、台湾、中国、米国からも輸入される。《共同通信》

    【近畿運輸局】タクシー値下げを認可

    京都市のタクシー会社「エムケイ」(MK、青木定雄会長)などMKグループ3社が申請していた実験的な運賃の10%値下げ申請について、近畿運輸局は18日、MKに対し、12月1日から来年3月31日までの4カ月間に期間を限って値下げを認可、ほかの2社の申請は却下した。期間を限定したとはいえ、運賃の値下げ認可は全国で初めて。

    運輸省は先月まとめた「同一地域・同一運賃制」の廃止を柱とするタクシー事業の規制緩和策で、値下げ申請も認める方針を打ち出したが、当面の対象地域を東京と大阪に限定していた。今回、京都で値下げが認められたことは、この緩和策をさらに一歩踏み出したものとして注目される。

    近畿運輸局は認可理由を「実験的な値下げであることも考慮し、申請者の収支や労働条件などに影響がなければ認可するのが適当と判断した」と説明している。主要都市の二重運賃は大阪に次いで二番目。《共同通信》

  • 1993 平成5年11月17日(水) 新生自民をつくる会、細川首相を訪問

    平成1775日目

    1993/11/17

    この日のできごと(何の日)

    【新生自民をつくる会】細川首相を訪問

    「新生自民党をつくる会」の太田誠一、新井将敬、山本拓氏らは17日午前、首相官邸などを訪れ、18日の衆院本会議での政治改革法案の採決に関し「数の力で進めるのでなく、与野党とも党議拘束を外して個人の信念に基づいて行動できるようにすべきだ」と申し入れた。山本氏によると、細川首相は「議員各自が信念に基づいてやる問題だ。各党に検討してみるように指示する」と答えたという。

    このあと首相は首相秘書官を通じて連立与党各党に新井氏らの申し入れを伝えた。ただ指示するかどうかについて首相は「各党の問題であり、私の立場で指示することはあり得ない」と記者団に釈明した。

    このあと山本氏らは自民党の河野総裁、森幹事長に対しても党議拘束を外すよう要請した。《共同通信》


    【自民党・河野洋平総裁】自民党は党議拘束を堅持

    自民党の河野総裁は17日午後、都内の渡辺派事務所で渡辺美智雄元外相と会談し、政治改革法案の衆院本会議採決について、自民党案に賛成し、修正政府案には反対するとの対応方針を示し、了解を求めた。

    また河野総裁は党内の改革推進派から法案への賛否についての党議拘束を外すよう要請が出ていることについて「党議決定のままいきたい」と、党議拘束を外す考えのないことを表明した。《共同通信》

    【政界談話室】

    ○…細川首相は17日、政治生命を懸けている政治改革法案が前日、衆院政治改革特別委員会を通過したためか終日上機嫌。首相官邸で記者団に「社会党の一部議員が強硬に反対しているが」と尋ねられると「まあ大丈夫なんじゃないですか。社会党も取りまめていただけるでしょう」と自信たっぷり。続けて「野党も同じじゃないですか」と、賛否をめぐって分裂の可能性すらさきやかれる自民党の事情を気遣う余裕まで見せた。

    ○…自民党の政治改革推進派の中心人物の一人、海部元首相はこの日、改革推進議連総会であいさつした。同じ小選挙区比例代表並立制の改革法案を出しながら三年前に廃案の憂き目にあったためか「この法案は自分の内閣の時に出した法案が、回りに回って体外受精で生まれたものだ」と強調。連立与党案に未練たっぷりの発言だったため、記者団が総会終了後「自民党内には離党含みで与党案に賛成する動きがあるが」と、対応をただした。海部氏は「党に残って改革することがこの議連の設立の趣旨だ。そういうことを言わないでくれ」と語気も荒く賛成―離党のシナリオを否定したが、体外受精で生まれてくる子供への愛着は隠せない様子。《共同通信》

    【米フロリダ州】小4がコカイン所持

    米フロリダ州タンパ郊外のデール・マブリ小学校当局者は17日、同校の四年生の男の子6人が12日にコカイン所持の疑いで警察に逮捕されたことを明らかにした。警察は約3.5グラム、末端価格で約300ドル(約3万2000円)のコカインを押収した。

    教師が校内で、男の子1人がコカインの入ったビニール袋を持っているのを発見、警察に通報。他の5人も一緒に捕まった。6人は数時間警察で取り調べを受けて家に戻った。学校から10日間の登校停止処分を受けた。警察では今後、年齢を考慮して保護観察処分にすることなどを検討している。《共同通信》

    【大相撲九州場所】11日目

    大相撲九州場所11日目(17日・福岡国際センター)3連覇を目指す横綱曙が三杉里を右四つからの寄りで退け、10勝1敗でトップを守った。大関若ノ花は同じ2敗の関脇琴錦を速攻の寄りで下した。関脇貴ノ浪はかど番大関の小錦を引き落とし、関脇武蔵丸は久島海を寄せ付けなかった。

    曙を若ノ花、貴ノ浪、武蔵丸の3力士が2敗で追う展開となった、小錦は敗れて5勝6敗。貴ノ花は苦手の栃乃和歌に元気なく押し出され、5日ぶりの黒星で6勝5敗となった。小結の安芸ノ島が8敗目で負け越し。十両は琴椿、朝乃若、星安出寿の3人が3敗で首位に並んだ。《共同通信》

    【Jリーグ第2ステージ】第13節

    サッカーのJリーグ第2ステージ第13節は17日、東京・国立競技場など5会場で5試合を行い、首位のヴェルディ川崎はエース、三浦の2得点などから3−1でサンフレッチェ広島を下し、11勝2敗でトップを守った。得失点差で2位の清水エスパルスも2−0で名古屋グランパスを破り11勝2敗でピタリと2位につけた。このほか横浜マリノスはガンバ大阪に4−0で快勝。この試合で得点王争い1位のディアス(横浜M)は2得点し、通算24得点とした。

    ジェフ市原と浦和レッズは、2−2からの延長後半2分、浦和が水内のゴールでサヨナラ勝ちし、連敗記録を9で止めた。横浜フリューゲルスと鹿島アントラーズも2−2から延長となり、延長後半鹿島の真中がけり込んで3−2で競り勝った。横浜F、鹿島はともに7勝6敗。《共同通信》

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