平成5069日目

2002/11/24

この日のできごと(何の日)

【大相撲九州場所】千秋楽

大相撲九州場所千秋楽(24日・福岡国際センター)すでに初優勝を決めている大関朝青龍は大関武双山を押し出して14勝1敗とした。武双山は10勝5敗。大関栃東は関脇琴光喜に寄り切られて8勝7敗に終わった。琴光喜は13日目からの3連勝で勝ち越した。敢闘賞の小結隆乃若は勝って11勝4敗。残る敢闘賞の2人、貴ノ浪と新入幕の岩木山はともに勝って、白星を2けたに乗せた。十両は朝赤龍との4敗同士の対戦に勝った春日王が11勝4敗で制した。韓国出身力士の十両優勝は初めて。外国出身力士が同時に幕内、十両で優勝するのも初。九州場所は3年連続満員御礼なしに終わった。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【柔道】

柔道の講道館杯日本体重別選手権最終日は24日、警視庁武道館で行われ、81キロ級でシドニー五輪金メダルの滝本誠(高柳喜一商店)が、4年ぶり4度目の優勝を果たした。

滝本は決勝で、全日本学生体重別選手権3連覇の小野卓志(筑波大)と対戦。両者譲らず同点のまま5分が終了し、ゴールデンスコア方式の延長の末、優勢勝ちした。

60キロ級は江種辰明(警視庁)が延長で優勢勝ちし、初優勝。アトランタ、シドニー五輪を連覇した野村忠宏(ミキハウス)は準決勝で敗れた。100キロ級は庄司武男(神奈川県警)が一本勝ちで初優勝を飾った。《共同通信》

【ゴルフ】

ダンロップ・フェニックス最終日(24日・宮崎県フェニックスCC=6917ヤード、パー71)2日目から首位に立つ横尾要が69で回り、通算15アンダー、269で逃げ切って優勝、賞金4000万円を獲得した。横尾は2年2カ月ぶりのツアー通算4勝目。

横尾は4番から4連続バーディーを奪い、ショットの乱れたインも1バーディー、3ボギーに抑えた。66のセルヒオ・ガルシア(スペイン)が1打差の2位。昨年優勝のデービッド・デュバル(米国)は6位。タイガー・ウッズ(米国)は4バーディーの67で回ったが、6打差の8位にとどまった。《共同通信》

大王製紙エリエール・レディース最終日(24日・香川県エリエールGC=6337ヤード、パー72)小林浩美が3バーディー、1ボギーの70にまとめ、通算11アンダー、205で優勝。賞金1440万円を獲得した。小林の日本での優勝は日米両ツアーを兼ねた1998年LPGAジャパンクラシック以来。日本ツアー10勝目で、海外ツアーを含めると通算5勝目。《共同通信》

【J1】

Jリーグ1部(J1)第2ステージ第14節最終日(24日・東京スタジアムほか=2試合)F東京は福田のVゴールで浦和に1−0で競り勝ち、勝ち点22として4位に浮上した。浦和は4位から5位に後退した。清水は安貞桓と沢登がゴールを決めて2−1で鹿島を下し、勝ち点を17として11位に順位を上げた。鹿島は勝ち点23のままで変わらず3位。《共同通信》

【PRIDE】

この男は強い−。ファン、関係者、そして他の選手に強烈な印象を与えた快勝だった。

8月末にプロ格闘家デビューした柔道の五輪金メダリスト、吉田秀彦が24日、東京ドームで開催された総合格闘技「PRIDE・23」でドン・フライ(米国)と対戦。1回5分32秒、腕ひしぎ十字固めに仕留めた。

吉田は「疲れた」と言って表情を緩ませて「打ち合う気はまったくなかった。自分が今までやってきたことを生かしたかった」と勝利に胸を張った。

パンチでけん制しながらフライを捕まえた吉田は、足で刈って得意の寝技へ持ち込んだ。巧みに体勢を整えたその時、何と柔道着のすそで首を締め始めた。

「柔道では反則だが、PRIDEでは使える。本当はあれで決めたかった。足が(相手の)頭に掛かると決まるんだけど」

この技は振りほどかれたが、冷静そのもの。ほどなく下から相手の左腕をがっちりと取った。レフェリーストップ。タップ(ギブアップ)しなかったフライは試合後、ひじ脱臼の疑いで病院へ向かった。

絞め技でKO勝ちしたデビュー戦は、グレイシー柔術の使い手、ホイス・グレイシー(ブラジル)とで、顔面へのパンチは禁止の特別ルールだった。今回は初のバーリ・トゥード(ボルトガル語で何でもありの意)、しかも相手は打撃にたけ、勇敢な闘いぶりで名をはせる実力者。吉田の「寝技なら負けない」という自信は、さらに強固なものになっただろう。

いずれも強豪と対戦し、堂々のプロ2連勝。いやが応にも周囲の期待は膨らむが「先のことは考えず、地道にやっていきます。次の相手? これからゆっくり考える」と相変わらずマイペースだった。《共同通信》

【自民党・森喜朗前首相】「首相再選の保障ない」

自民党の森喜朗前首相は24日午後、富山市内で講演し、来年9月の自民党総裁選について「(小泉純一郎首相の)政策判断よりも手段について党内には面白くないと思っている人が多い。支持率は高いが、自民党の中の声がだんだん変わってくると、必ずしも小泉さんの再選は保障されるわけではない」と述べ、小泉首相の続投を支持する立場から党内世論に配慮するよう促した。

同時に「小泉さんしかない、ということは党の誰もが思っている」とも指摘した。

衆院の解散、総選挙に関しては21日夜の会食の席で小泉首相が「わたしは解散なんて言ったことはない。解散なんかやっている暇なんかないじゃないか」と発言したことを明らかにした。その上で森氏は「わたしは今でも(早い段階での解散、解散総選挙は)絶対ないという判断をしている。やってはいかんと思っている」と強調した。《北國新聞》

【自民党・野中広務元幹事長】引退を否定

「私がもう一歩踏ん張らなきゃ、この日本をどうするんだという思いだ。命ある限り、政治家として動ける限り、日本のために行動したい」。自民党の野中広務元幹事長は24日、京都市内で開かれた政治生活50周年を祝う会で一部にあった「引退説」を明確に否定、小泉政権の経済政策を厳しく批判するなど、新「戦闘宣言」を展開した。

祝う会には約3000人が参加。野中氏が「国会議員になって初めて」(周辺)開いたパーティーとあって、自民党三役や公明、保守両党の党首、幹事長ら与党首脳がほぼ全員出席。橋本龍太郎元首相、亀井静香前政調会長、古賀誠前幹事長ら、国会議員約80人が集まり、野中氏の存在感を見せつけた。

祝う会では、野中氏に対して「言葉に力と光がある。前線で指導してほしい」(野田毅保守党党首)など国政での活動継続を求める声一色。公明党からは「野中氏を信頼して連立に参加した」(神崎武法代表)など、連立の要としての活躍に期待するあいさつが続いた。《共同通信》

【北朝鮮による日本人拉致事件】

家族会参加し研修会

北朝鮮による拉致被害者の支援団体「救う会」の研修会が24日、東京都内で開かれ、政府認定の10件15人以外に拉致の可能性があるとして救う会に寄せられている失跡者情報が全国で約90人に上ることが報告された。

救う会は一部については北朝鮮で目撃情報もあるとしているが、荒木和博事務局長は「一人一人の安否情報を北朝鮮から引き出すのは不可能。あの国の体制を変えるしか解決策はない」と訴えた。

研修会には、各地の救う会支部関係者や横田めぐみさん=失跡当時(13)=の父で家族連絡会代表の滋さん(70)ら約200人が参加。「北朝鮮側発表の虚偽」などのテーマで講演や討論が行われた。

拉致問題に当初からかかわった元国会議員秘書兵本達吉さんは「北朝鮮が拉致を認め、5人が帰国したことで、『疑惑』という言葉がようやく取れた」と振り返った。

この後、被害者家族があいさつ。神戸市の有本恵子さん=同(23)=の母嘉代子さん(76)は「政府が10月末の日朝交渉に、それまでと違う(き然とした)態度で臨んでくれたのでもやもやしたものがすっきりした。あとは辛抱しなければと思う」と述べた。

福井県小浜市の地村(旧姓浜本)富貴恵さん(47)の兄浜本七郎さん(51)は「交渉が先に進まないと困る。何とか打開策はないものか」と話した。

蓮池さん「野球が一番」

拉致被害者の蓮池薫さん(45)は24日午後、地元新潟県柏崎市の小学校グラウンドで、帰国後2度目の野球を楽しみ「運動やるなら野球が一番ですね」と笑顔を見せた。

この日、同市周辺は雲一つない晴天。午後3時から約1時間半、中学の野球部の仲間ら6人とキャッチボールやノック一で汗を流した。《共同通信》

【米誌USニューズ・アンド・ワールド・リポート】フセイン打倒後のイラク統治は3段階

米誌USニューズ・アンド・ワールド・リポート(電子版)は24日、ブッシュ米政権が軍事行動でイラクのフセイン政権を打倒した後に、三段階で同国の戦後統治計画を検討していると報じた。

計画はホワイトハウスの対イラク政策運営グループが立案。フセイン政権を倒した直後には、第一段階として米軍が統治する。期間は6カ月―1年程度。

統治の進め方については、第二次世界大戦後に連合軍が日本やドイツを占領した際の手法なども研究する。ただイラク占領軍司令官には、日本を統治したGHQ(連合国軍総司令部)のマッカーサー元帥のような強大な権限は与えず、同国の官僚機構を極力活用する。

第二段階では、米軍の影響力を弱めて国際的な文民統治に移行。最終段階で、イラク国内の多民族からなる新政府の樹立を目指す。新政府の樹立は2年以内を目指すが、さらに時間がかかる可能性も見込んでいる。《日経新聞》



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