平成6836日目
2007/09/26
【福田内閣】発足
福田内閣は26日午前、皇居での天皇陛下による首相任命式と閣僚の認証式をすませ、正式に発足した。この後、初閣議を開き、参院で与野党が逆転する中、重要な政策課題について野党との協議を誠実に行う姿勢を示すとともに、「政治とカネ」問題で閣僚に説明責任を尽くすよう求めた首相談話を決定した。
安倍前首相の突然の辞意表明による自民党総裁選で臨時国会は12日から事実上中断していたが、10月1日に福田首相の所信表明演説が行われる見通しだ。《読売新聞》
平成19年9月26日、福田内閣が発足しました。
25日の国会で、福田康夫議員が、伊藤博文初代内閣総理大臣から数えて第91代目(58人目)の内閣総理大臣として指名されました。
これを受けて、総理大臣官邸で新内閣の組閣に着手し、その後、町村新内閣官房長官から閣僚名簿の発表が行われました。
福田総理は記者会見を行い、年金記録問題などを含めた政治不信の解消について、「私どもはこのことに大きな責任を感じ、そしてこの解決のために全力を挙げる。」と述べ、そのために、「こういう問題を皆様方にどのように説明していくかということが大事だと思っています。説明責任を十分に果たすということを、これからやってまいりたい。」と抱負を述べました。
翌26日午前には、宮中における内閣総理大臣の親任式及び国務大臣の認証式が行われ、正式に福田内閣が発足しました。
その後、総理大臣官邸に戻り、初閣議、記念撮影が行われました。《首相官邸》
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【ミャンマー軍事政権】デモを武力弾圧
ミャンマー軍事政権は26日、最大都市ヤンゴンで反政府デモを続ける僧侶や市民に対する初の武力行使に踏み切り、僧侶ら約200人を拘束した。ミャンマーの病院関係者によると、僧侶3人が発砲で死亡、80人以上が負傷した。死亡者は5人との情報もある。
燃料費の大幅値上げに端を発し、僧侶や市民を巻き込んだ形で大規模化した今回のデモは、軍政の武力弾圧を招く事態となり、同国情勢は重大な局面を迎えた。《読売新聞》
【この日の民主党】
[次の内閣]小沢代表 マニフェストの実現に向けて法案化を指示
民主党『次の内閣』は26日午後、国会内で閣議を開き、臨時国会の対応等について議論。小沢一郎代表は、参議院選挙のマニフェスト実現に向け、各部門において迅速に法案化作業を進めるよう要請した。
閣議ではまず、浅尾慶一郎ネクスト防衛大臣がイラク自衛隊撤退法案(「イラクにおける自衛隊の部隊等による対応措置を直ちに終了させるためのイラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する特別措置法を廃止する法律案」)について説明。過去に提出したものであり、イラク特措法を廃止し、航空自衛隊の派遣を直ちに終了させる法案内容を閣議として了承した。大畠章宏ネクスト金融担当大臣、馬淵澄夫政調副会長からは「保険業法の一部を改正する法律案」の説明が行われ、今年6月に衆議院に提出したものであり、非営利目的の小規模共済の存続を図る法案内容を了承。いずれの法案も提出時期等は政調会長と国会対策委員会に一任した。
続いて、臨時国会の対応について協議。小沢一郎代表は、「臨時国会は与野党のかけひきではなく、我々が選挙で国民に約束したことを国会で反映させていくことが大事である」との見解を示し、「実行あるのみ」と明言。マニフェストの実現、特に3つの約束、年金・子育て・農業問題について、法案として基本の考え方を出していくことが重要であることを強調した。
「(参院選挙では)自公政権への不安はもちろんだが、この民主党の主張に対する国民の評価を得た」と述べ、「可能な限り法律案として作るように」として、各部門の担当者に対して10月中旬までに法案を作るよう指示した。これを受けて閣議では、マニフェストに掲げた政策を順次速やかに法案化し、国民の負託に応えていくことを確認した。《民主党ニュース》