平成7540日目
2009/08/30
【第45回衆院選】自民党大敗、民主党308議席獲得
第45回衆院選は30日投票、即日開票の結果、民主党が308議席を獲得し圧勝、政権交代が確定した。野党第1党が選挙で過半数を取り政権を奪取するのは戦後初めて。9月中旬に開かれる特別国会で鳩山由紀夫代表が首相に選出され、社民、国民新両党との連立内閣が発足する。非自民政権は1994年に退陣した羽田内閣以来15年ぶり。
自民党は選挙前の300議席から119議席に落ち込む歴史的惨敗。過去最低の223議席を大幅に下回り、1955年の結党以来初めて衆院第1党の座から転落した。麻生太郎首相は記者会見で退陣を表明、党総裁も辞任する考えを示した。「官僚主導の打破」を掲げる民主党は政と官の関係を大きく変える方針で、日本の政治システムは一大転機を迎える。
鳩山氏は30日夜の会見で「勇気をもって政権交代を選んでいただいたことに心から感謝する」と勝利宣言。麻生首相は「自民党に対する不満をぬぐい去ることができなかった」と敗北を認めた。自民党の細田博之幹事長ら党三役と幹事長代理は首相に引責辞任する意向を伝えた。《共同通信》
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自民党は衆院選で公示前勢力の300議席の半分にも届かず、衆院第1党から転落した。麻生太郎首相(自民党総裁)は30日夜、NHK番組で「自分の力不足を改めて感じている。私としては責任を負わなければならない」と、総裁を辞任する意向を表明した。後継総裁の選出は「できるだけ速やかに総裁選を行い、出直していかなければならない」と強調した。
自民党の細田博之幹事長は30日夜、党三役と幹事長代理がそろって辞任すると首相に伝えた。
首相はフジテレビ番組では、自民党総裁選について「首相指名選挙が行われた後、地方など多くの意見を入れてやるのが基本だ」と語った。ただ党内には特別国会での首相指名選挙までの総裁選びが望ましいとの意見も出ている。《日経新聞》
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【第45回衆院選】首相経験者、閣僚経験者が敗北
民主党の圧勝、自民党の歴史的敗北は小選挙区の勝敗に如実に表れた。
象徴的なのは自民の首相経験者が敗北を喫したことだ。愛知9区では17回目の当選を目指した海部俊樹氏が民主の岡本充功氏に敗れた。首相経験者の落選は極めて異例で、1963年の衆院選の石橋湛山氏以来だ。
現職閣僚では東京1区の与謝野馨財務・金融相、栃木4区の佐藤勉総務相、静岡8区の塩谷立文部科学相が敗北。閣僚経験者や党役員経験者まで見ると小選挙区での敗退がさらに膨らむ。北海道では強固な地盤を誇ってきた町村信孝前官房長官、中川昭一前財務相、武部勤元幹事長の3人がそろって小選挙区で敗退した。《日経新聞》
【公明党】太田代表ら幹部が総崩れ
公明党は公示前の31議席を大きく割り込む21議席にとどまり、1967年の衆院選(25議席)を下回る過去最低を記録した。全国8小選挙区で擁立した太田昭宏代表や北側一雄幹事長、冬柴鉄三前幹事長ら党独自候補が全滅する歴史的大敗を受け、「党存亡の危機」(幹部)に直面している。
67年の衆院初進出以来、同党トップの落選は初めて。執行部の刷新を含め来夏の参院選に向けた党の立て直しが急務だ。
公明党の歴代トップは支持母体の創価学会とも協議して決まるのが慣例。神崎武法前代表は98年から約8年間、代表職を務めた。06年の代表選には太田氏だけが出馬しており、落選は想定外の事態だった。《日経新聞》
【民主党・小沢一郎代表代行】「自公政治に対する不信感、非常に強かった」
民主党の小沢一郎代表代行は30日夜、都内の同党開票センターで民放番組の取材に応じ、民主が衆院選で圧勝する情勢になったことについて「自公政治に対する不信感が全国的に非常に強かった。各地で肌で感じた」と語った。
政権交代が起きた場合、自身が果たすべき役割は、との問いには「まだ結果が出る前にそのような類(たぐい)のことを言うのはどうか」と答えた。
来年の参院選も引き続き選挙を担当するかどうかについては「代表の指示に従う」と述べた。
【麻生太郎首相】自民党総裁辞任を表明
麻生首相は30日、テレビ各局のインタビューに対し、「国民の声を真摯(しんし)に受け止め、反省の上に立って、出直さなければならない」と述べ、自民党総裁を辞任する考えを示した。総裁選の時期については「首相指名が行われた後、地方の党員党友を集めて、多くの皆さまの意見を聞いて行う」と述べ、自らの総裁任期が9月30日まであり、時間をかけて党再建に取り組むため、特別国会終了後が望ましいとの考えを示した。
自民党は31日に役員会を開き、総裁選日程など今後の対応を協議する。首相は自身の再出馬について「私の方からその種のことにお答えすることはありません」と語った。
自民党の細田博之幹事長は30日夜、首相公邸で首相に会い、党三役と石原伸晃幹事長代理は辞任する意向を伝えた。埼玉、静岡、愛知など13県で小選挙区の議席がゼロになったほか、首相経験者や派閥領袖(りょうしゅう)も落選、解党的出直しを迫られる。
公明党も小選挙区で全敗し、過去最低の25議席を下回る21議席となるなど歴史的な敗北を喫した。太田代表、北側一雄幹事長、冬柴鉄三元国土交通相が落選し、太田氏は代表辞任を示唆した。《朝日新聞》
【巨人・ラミレス外野手】8年連続150安打達成
巨人のアレックス・ラミレス外野手が30日、阪神21回戦(甲子園)の一回、今季150安打となる左前打を放ち、8年連続150安打のプロ野球新記録を達成した。同外野手は松井稼頭央内野手(西武、現アストロズ)とともに7年連続で並んでいた。
ラミレスは2001年にヤクルト入りし、翌02年から年間150安打以上を続けている。07年には右打者の史上最多となる204安打をマークした。《共同通信》
【横浜市長選】林文子氏が初当選
30日に投開票された総選挙と同時に行われた横浜市長選挙は、民主党推薦の林文子候補が無所属と共産党の候補を破り勝利した。
中田前市長の突然の辞任に伴う市長選であったため準備期間はほとんど無く、慌ただしい選挙戦となったが、衆議員候補者と連動した運動を展開。民主党の推薦と連合の支援を得て立候補を決意した林候補は、「市民の生活を第一。」、「暮らしを守る事」を前面に打ち出し、「横浜から初の女性市長の誕生を」と呼びかけ、市民の支援を訴えた。
ダイエー会長、東京日産自動車販売社長を務めた手腕を行政に活かし、市民生活の安定のため、市財政の健全化を図り市民サービスを充実させることに市民の共感を得た。《民主党ニュース》