平成1303日目
1992/08/02
この日のできごと(何の日)
【バルセロナ五輪】柔道・田村亮子選手、銀メダル獲得
活躍の続く日本選手団が大会九日目で早くもソウル大会のメダル数を上回った。第25回夏季オリンピック・バルセロナ大会第九日の2日、女子柔道48キロ級で16歳の田村亮子(福岡工大付高)が銀メダルに輝いたのをはじめ、日本勢は今大会最多の銀メダル3個、銅メダル2個を獲得、今大会のメダル数は17となり、七日間を残してソウル大会の14個を上回った。
「ヤワラちゃん」の愛称で親しまれ、身長1メートル46と小柄な田村はスピードにあふれる積極的な柔道で勝ち進み、準決勝では過去四度も世界選手権を制しているベテラン、カレン・ブリッグス(英)を破り決勝へ。決勝では世界チャンピオンのセシル・ノワク(仏)と対戦となったが、惜しくも敗れて2位となった。
柔道はこの日で男女計14階級を終了し、日本は田村の銀、男子60キロ級の越野忠則(東洋水産)の銅を加え計10個のメダルを獲得した。
体操もこの日が最終日。男子種目別のゆかで、池谷幸雄(日体大)が着地をピタリと決める演技で銀メダル。平行棒の松永政行(河合楽器)も銅メダルを手にした。旧ソ連合同チームのエース、ビタリー・シェルボはあん馬、つり輪、跳馬、平行棒の四種目を制し、団体、個人総合と合わせて体操史上最多の一大会6個の金メダルに輝いた。
陸上男子400メートルで日本期待の高野進(東海大AC)は二次予選を突破、3日の準決勝に進んだ。《読売新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【長野県戸倉町】中学生が教師立ち合いのもと喫煙
長野県埴科郡戸倉町の組合立戸倉上山田中学(生徒数1037人)で、喫煙の習慣が抜けない男女4人の3年生に生徒指導主事の教師が立ち会い、一日2回の喫煙を認めていたことが2日までに分かった。
学校側は「既に喫煙癖がある生徒には一般論で禁煙を説くだけでは効果はない。容易に喫煙がやめられなくなっている生徒への禁煙指導の一環として、やむを得ず行った」としている。《共同通信》
【宮澤喜一首相】「生活大国」自ら実践
長野県軽井沢町で休暇中の宮澤首相は2日、あいにくの小雨にもかかわらず、朝から自分の別荘近くのゴルフ場で友人とプレーを楽しんだほか、夜も家族水入らずでホテルのレストランで夕食をとるなど、宮澤内閣の看板の「生活大国」を自ら実践して見せた。
先月31日の軽井沢入りの際、別荘にも寄らずにゴルフ場に直行して以来、これで三日連続のゴルフ。先進国首脳会議(ミュンヘン・サミット)、参院選と続いた激務の疲れもすっかりリフレッシュした様子で、「昨日(1日)は本を読んだりして……。おとといは孫が来たんでね」と、日焼けした顔をほころばせた。
1日朝には、近所の保養所で合宿中の女子大生から英語で書いた花火大会の招待状をもらったが、日程の都合で参加できないため、首相自ら保養所に出向いて丁重におわびをし、きさくに記念撮影にも応じた。もっとも、首相は3日には帰京の予定で、1日夕には、「明日は勉強だ」と気を引き締めていた。《読売新聞》