平成7681日目
2010/01/18
【この日の鳩山総理】
党内結束を呼び掛け
鳩山由紀夫首相(民主党代表)は18日昼、民主党代議士会で「極めて厳しい国会になると思う。鳩山自身にも大きな試練が与えられると思うが、ともにこの試練を乗り切ろうではないか」と呼び掛けた。同時に「一番大事なのは党内がしっかりと結束力を保つことだ。頑張ってほしい」と強調した。《共同通信》
民主党は18日午前、政権交代後初の常会となる第174通常国会を前に代議士会を開催。国民生活を守るため、一日も早い平成21年度第2次補正予算および平成22年度予算成立に向けて全員一丸となって協力することを確認、松崎公昭議院運営委員会理事が菅直人副総理大臣兼財務大臣の財政演説、特別委員会の設置など本日の本会議と流れについて説明した。
山岡賢次国会対策委員長は、「今国会は何と言っても国民生活を守るため、補正予算および本予算を期日までに成立させることに尽きる」と表明。「補正予算案は前政権の政策、政治のひずみを埋め合わせするものであり、国民生活を考えれば月内に成立させることが望ましい。本予算案は、民主党がマニフェストでの約束を現実にするもの。国民生活を守るため、全員一丸となり頑張っていこう」と述べた。
次に、鳩山由紀夫総理大臣(代表)は「いよいよ通常国会がスタートする。政権与党となり初めてのものであり、国民の皆さんのことを思いながら全力を尽くしていただきたい。国民の生活、命を守るために大いに頑張っていこう」と挨拶。「厳しい国会になると思うが党内がしっかりとした結束力を保つことが大事」だとも述べ、「国民の皆さんの暮らしがよくなるよう、補正予算、来年度予算をしっかりとできるだけ早く成立させ国民生活を守っていこう」と呼びかけた。
最後に、本日の本会議で財政演説に立つ菅副総理大臣兼財務大臣が、「『コンクリートから人へ』の考え方は、緊急経済対策7.2兆円の補正予算にも十分に盛り込まれている」と述べ、その財政効果は24兆円の事業規模だと試算されていると改めて説明。景気の二番底を回避しなければならない重要な事態において何よりも優先されるべき政策課題、政治課題が間違いなくこの補正予算の成立・執行にある」と指摘し、まずは各議員の協力の下に国民の皆さんに理解を得ながら一日も早く成立させることが重要だとした。本予算については、「選挙で掲げたマニフェストの大きな項目、子育て支援、農業の戸別所得補償制度などをしっかりと織り込んだ中身になっている。日本の財政を、経済を、政治を変える大きな転換期の予算」だと強調。一日も早い予算成立に向け国会対策委員長はじめ各議員に対し協力を求めた。《民主党ニュース》
普天間移設問題の解決に向け強い決意
鳩山由紀夫総理大臣(代表)は官邸内で18日夜、16日に開かれた党大会の挨拶において「日米同盟50年の節目の年に当たり、同盟関係の深化は普天間基地移転が試金石になる」と発言したことについて記者団から問われ、「日米同盟は今後、安全保障だけでなくより様々な問題に対し関係を深化させていくものと考えている」としたうえで、「しかしながら、普天間の移設問題を解決できずに日米同盟を信頼あるかたちに進めることはできないと思っている。普天間の移設問題を5月までに解決することが試金石となってその先に進むということ。強い意志を示したものだと理解してほしい」と述べた。《民主党ニュース》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【第174通常国会】召集
第174通常国会が18日、召集された。鳩山政権発足後、初の通常国会となる。
2009年度第2次補正予算案や衆院選の政権公約関連予算を盛り込んだ10年度予算案などの早期成立を目指す政府・与党に対し、野党側は鳩山首相の偽装献金事件や民主党の小沢幹事長の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件などを受け、最大の焦点に浮上した「政治とカネ」の問題を徹底追及する構えだ。夏の参院選もにらみ、冒頭から与野党が全面対決する展開となるのは確実だ。
通常国会の会期は6月16日までの150日間。鳩山首相は18日午前、首相公邸前で記者団に対し、「補正予算案、来年度予算案を出来るだけ早く仕上げ、国民の命を守ってるぞという姿をしっかり示す」と強調した。《読売新聞》
菅直人副総理兼財務・経済財政担当大臣は18日午後、衆参両院の本会議で財務大臣就任後初の財政演説を行い、「政治主導・国民主導の新しい行政を実現し、国民生活に安心と活力をもたらすため、全力で取り組んでまいりたい」と表明した。
演説に先立ち、菅財務大臣はハイチで発生した地震に関し、死者及びその遺族に哀悼の意を示すとともに、多くの被災者にお見舞いを申し上げた。その上で、「わが国としては既に表明している5000万ドルを上限とする緊急無償資金協力を行うとともに、今後とも国際社会と協力しつつハイチの復旧・復興に向けて積極的に取り組んで参る」と述べた。
菅財務大臣の演説は「最近の経済情勢と緊急経済対策」と「平成21年度補正予算の概要」の二本柱。
最近の経済情勢と緊急経済対策では、昨年12月、政府はデフレを克服し、景気回復を確実なものとしていくよう取り組むために「雇用」、「環境」、「景気」を主要な分野とする「明日の安心と成長のための緊急経済対策」を決定したことにふれ、「雇用」においては、雇用調整助成金の支給緩和、介護・医療等の重点分野における雇用創造、雇用保険制度の機能強化を列挙した。「環境」においては、家電エコポイント制度の改善や環境対応車への購入補助の延長を実施するとした。「景気」においては、「景気対応緊急保証」を創設するとともに、セーフティネット貸付を延長・拡充、高齢者医療制度の負担軽減措置の継続をはじめとする「生活の安心確保」、地方公共団体によるきめ細かなインフラ整備等の支援、国税収入減少に伴う交付税減少額補填等の地方支援も行うことをぞれぞれ表明した。
また、「金」をかけずに「知恵」を出すとの観点から、住宅版エコポイント制度の創設や住宅金融の拡大等の事業規模の大きい事業の実施と保育分野や環境・エネルギー分野での制度・規制改革等に取り組んでいくとした。
平成21年度補正予算の概要として、「雇用」6140億円、「環境」7768億円、「景気」1兆5742億円、「生活の安心確保」7849億円、「地方支援」3兆4515億円――合計7兆2013億円を計上していくとした。
最後に、「現下の厳しい経済事情に対応し、景気回復を確実にするためには、本補正予算及び関連法案の一刻も早い成立が必要」と演説を締めくくった。《民主党ニュース》
【大分道】「サバ」散乱
18日午前8時45分頃、大分県別府市の大分自動車道下り線別府インター(IC)付近で、大型トレーラー(約33トン)からコンテナ14個が落下し、積み荷のサバが200〜300メートルにわたって散乱した。回収作業のため、湯布院〜別府IC間が約3時間、通行止めになった。
県警高速隊によると、サバは養殖魚の餌で、体長約30センチ。1個の容積が約3・4立方メートルのコンテナ17個に積まれていた。トレーラーは福岡県内から大分県佐伯市に向かっていた。《読売新聞》