平成9889日目
2016/02/04
この日のできごと(何の日)
【環太平洋連携協定・TPP】参加12カ国、協定文に署名
日米など環太平洋連携協定(TPP)参加12カ国は4日、ニュージーランドの最大都市オークランドで協定文に署名した。昨年10月に大筋合意した協定文が確定し、今後は議会承認など国内手続きを本格化させる。協定が発効すれば国内総生産(GDP)で世界の約4割を占める巨大経済圏が誕生する。
TPPは、太平洋周辺地域での貿易と投資の自由化に加え、サービスや知的財産などのルールを決める包括的な経済連携協定。12カ国が昨年10月5日に大筋合意した。日本では関税の撤廃や削減で輸入品が拡大し特に農林水産業が打撃を受ける可能性が指摘されている。
高鳥修一内閣府副大臣が和服姿で式典に出席し、署名した。交渉を担いながら金銭授受問題で閣僚を辞任した甘利明氏の代役を務めた。《共同通信》
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【ジャンプ・高梨沙羅選手】8連勝
ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は4日、ノルウェーのオスロで個人第10戦(HS134メートル、K点120メートル)が行われ、高梨沙羅(19=クラレ)が合計305・8点をマークし、自身初の8連勝で今季9勝目、通算39勝目を挙げた。《スポニチ》
【日本マクドナルド】33ヶ月ぶりに客数増
日本マクドナルドホールディングスは4日、1月の既存店売上高が前年比35.0%増となったと発表した。客数は同17.4%増、客単価は同15.0%増。客数は、2013年4月以来、33カ月ぶりのプラスとなった。《ロイター》
【川崎中1少年殺害事件】被害者の父「一生、愛する人と会えない悲しみが分かっているのか」
川崎市川崎区の多摩川河川敷で昨年2月、市立中学1年の男子生徒=当時(13)=が殺害された事件で、殺人と傷害の罪に問われたリーダー格の無職少年A(19)の裁判員裁判。
4日に開かれた横浜地裁(近藤宏子裁判長)の第3回公判で男子生徒の父親が意見陳述し、「もう、どんなに願っても、祈っても、一生、愛する人と会えない悲しみが分かっているのか」と訴えた。《神奈川新聞》
【兵庫県警】窃盗の合図は「貯金箱行こ」男女8人を送検
兵庫など4府県で両替機などの現金を繰り返し盗んだとして、兵庫県警捜査3課と甲子園署などは4日までに、窃盗などの疑いで、兵庫県尼崎市の無職A容疑者(36)=窃盗罪などで公判中=ら男女8人を送検した。県警は、起訴された11件を含む111件約1770万円相当の被害を裏付けた。
送検容疑は、共謀の上、2014年8月~昨年8月、伊丹や尼崎市、大阪府、岡山県のコインランドリーに忍び込み、バールを使って両替機から現金を盗むなどした疑い。8人はいずれも容疑を認めている。
同課によると、A容疑者を中心に3人一組で閉店後の店舗を狙ったほか、客が大勢いる営業時間中に両替機を盗み出したこともあった。容疑者らは両替機を「貯金箱」と呼び「貯金箱に行こうか」と現場に向かっていたという。《神戸新聞》
【維新の党・松野頼久代表】民主との合流構想「2週間で骨格」
維新の党の松野頼久代表は4日の記者会見で、民主党との合流構想について「2週間程度で骨格を固めたい。衆参両院の国会議員が全員合流できることが大事だ」と述べ、民主党の岡田克也代表との合流協議を急ぎ、今月20日前後を期限にしたいとの考えを示した。
岡田、松野両氏は1日に会談し、協議をスタートさせた。両氏が合流構想の基本的な考え方に当たる骨格部分で合意できれば、月内に両党で「新党協議会」を立ち上げて具体的な検討に入る案が浮上している。
会見で松野氏は「国民が支持できる政党をつくるのが基本。新しいものができたと思ってもらえる形が必要だ」とも強調した。《共同通信》
【野党5党】参院選候補一本化へ協議
民主、共産、維新、社民、生活の野党5党の幹事長・書記局長は4日夜、東京都内で非公式に会談し、夏の参院選に向けた候補者一本化などをめぐり協議した。今後、月1回ペースで会合を重ねる方針も確認した。改選1人区での野党の候補者調整は難航しており、多くの1人区で競合する民主、共産両党が接点を見いだせるかどうかが焦点となる。
民主党の枝野幸男幹事長は会合後、記者団に「国会はもちろん、できる限り連携、協力していくことで一致した」と説明した。同時に「立場の違いはあるが、安倍政権の暴走を止めないといけない」と訴えた。《共同通信》
【衆院予算委員会】
安倍晋三首相は4日午前の衆院予算委員会で、次期衆院選は選挙制度改革が実現したうえで実施するのが望ましいとの考えを示した。「しっかりと次の選挙でちゃんと反映されていることが大切な点だ」と述べた。
政府高官は「改革前でも解散権は縛られないとの認識は変わらない」と強調した。首相の発言は自民党内で定数削減への慎重論があることを念頭に、議論を喚起する狙いがあるとみられる。
首相は衆院議員定数を10減らすことなどを盛り込んだ有識者調査会の答申について「私は尊重すると言っている」と強調。「自民党内で議論したうえで、最終的に私が決める」と語った。定数10減に関しては「地域の人々は代表を失い、自分たちの声が届かなくなる。それでもなぜ議席が減るかを理解してもらう(必要がある)」と語った。
憲法改正に関しては「私たちの憲法だから、私たち自身がしっかり考える精神を失ってはならない」と指摘。「指一本触れてはならないと思考停止になるのはいけない」と強い意欲を示した。《日経新聞》
「民主党が立党されてからずいぶんたったが、成果は何も出てきていない」安倍晋三首相は4日の衆院予算委員会で、自身が意欲を見せる憲法改正について疑義を示す民主党の大串博志氏に対し、いらだちを見せた。
大串氏が「首相の下で議論を進めることはできない」と批判すると、民主党内に憲法について幅広い意見があることを念頭に「私にそういうことを言うなら(憲法改正草案を)出してみてくださいよ。御党がまとまるならばね」と皮肉。第1次安倍政権時に成立した憲法改正の手続きに関する国民投票法に触れ、「改正のためのものすら民主党は反対した。憲法改正について議論する資格があるのか」と批判した。首相のヒートアップぶりには自民党内からも「野党の挑発に乗らずに冷静にならないといけない」(閣僚経験者)という声が出ている。《毎日新聞》