平成2848日目

1996/10/25

この日のできごと(何の日)

【プロ野球】FA宣言期間スタート

プロ野球は日本シリーズが終了し、25日からフリーエージェント(FA)有資格選手のFA宣言が可能になった。ことしの有資格選手は清原(西武)ら44選手だが、この制度が導入されてからの過去3年間でFA宣言したのは22選手で、そのうち他球団へ移籍したのは12選手にとどまっている。

FA宣言する選手は11月3日までに在籍球団に権利行使を通知し、同11日までが占有交渉期間。交渉が不調に終わった場合は、翌12日から12月31日までが他球団との交渉期間となる。それでも契約できない場合は来年1月いっぱいが在籍球団を含めた全球団との交渉期間となり、さらに交渉が不調の場合は自由契約選手となる。《共同通信》

西武の清原和博和博内野手(29)は25日、フリーエージェント(FA)の権利行使について「せっかくもらった権利だから大切に使いたい。自分の人生だし、野球人として後悔のないようにしたい」と語り、FA宣言する可能性を認めた。

27日に西武の小野賢二球団代表と話し合いを持つことになっており、この席で球団側に権利行使を通告するものとみられる。宣言して西武残留の道もあるが、移籍を選択する可能性が強く、巨人や阪神などのセ・リーグ球団が獲得に名乗りを挙げることが予想される。

清原は1986年にPL学園高から入団以来、中心打者として活躍。10年目の昨年にFAの権利を取得したが、行使は見送っていた。

ダイエーのフリーエージェント(FA)有資格者、秋山幸二外野手(34)はFA宣言解禁日の25日、FA宣言せずダイエーに残留すると明らかにした。

ダイエーに移籍して3年目の今季は腰痛に悩まさればがらも7年ぶりに打率3割をマークするなど奮闘。秋山は「FA宣言をして出ていくつもりはない」とダイエー残留を明言した。《共同通信》

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【社民党】閣外協力へ

社民党は25日、党本部などで代議士会、参院国対三役会議を開き、政権参加問題について協議したが、あくまで閣内協力を求める声は少数にとどまった。

また、土井たか子党首、村山富市特別代表、伊藤茂幹事長らが調整した結果、26日から開始する自民党、新党さきがけ両党との政策協議では、企業献金禁止などの社民党の要求が全面的に受け入れられるのは困難との見通しで一致。「全面合意が得られない以上、閣内に入ってすべての政策について責任を負うことはできない」(伊藤氏)として、土井氏の主張通り「閣外協力」にとどめる方向となった。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・社民党の土井たか子党首は25日午後、総選挙後初めて開かれた党本部での代議士会で新人議員ら14人を前に「社会民主主義の存在価値はある、と自信を持って進もう」とあいさつ。選挙前勢力から半減し、ゆったりとした会議室を見回し「15人しかいないのではなく、15人の精鋭が、それぞれの(分野の)エキスパートになってほしい」と発破をかけた。さらに「今はどん底だが、これ以上減ることはない。増やすだけだ」と自らに言い聞かせるように訴えたが、さて展望は?

○・・・新進党の細川護煕元首相はこの日、知事選応援のため岡山県倉敷市を訪れて街頭演説。総選挙では自民党が県内5選挙区で全勝したことから「総選挙と合わせて(知事選でも)自民党の一党支配が構築されると、官僚支配の道をひた走ると危ぐする。とても行革どころではない」と新進推薦候補への支持を訴えた。さらに総選挙と知事選の日程に触れ「同日選なら10億円近い経費を節減できる。それがまさに行革だ。あえて別々にしたのが自民党の権力政治の姿」と節約論まで持ち出し自民党批判を展開していた。《共同通信》

【新進党】熊谷氏除名に反発も

新進党が「反党的活動」理に熊谷弘元官房長官の除名方針を決めたことに対し25日、党内の「反小沢」陣営中心に反発する声が広がってた。

熊谷氏周辺は細川護煕元首相の「分党」構想が熊谷氏を中心に練られたことを認めた。しかし、除名という最強硬策に対しては「言論封殺、弾圧だ」「大人げない」と執行部批判が出ており、一時は分党構想に同調した羽田孜元首相も「ほとんどの人が『恐怖政治だ』と言っている」と不快感をにじませた。

小沢一郎党首の思惑通り、除名が離党の「予防効果」を発揮するか疑わしい面もある。除名の正式決定には両院議員総会で出席議員の3分の2以上の承認が必要で、執行部が「踏み絵」を強いる形にもなるため「反小沢感情」を一段と刺激する可能性は否めない。

「熊谷氏グループ」とみられているのは前田武志、北村直人、吉田公一の各衆院議員らで、自民党サイドは7人程度と計算している。離党については「まだ早い。きのう(当選の)万歳をやって『きょう党を離れます』では支持者に通らない」と当面、執行部の出方を見守る構えの議員もいて、必ずしも足並みはそろっていない。《共同通信》



10月25日 その日のできごと(何の日)