2025 令和7年2月20日(木) 伊藤詩織さん元代理人らが会見

令和2123日目

2025/02/20

この日のできごと(何の日)

【伊藤詩織さん】元代理人らが会見

ジャーナリスト伊藤詩織さんが監督し、米アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた映画「ブラック・ボックス・ダイアリーズ」を巡り、伊藤さんの元代理人の西広陽子弁護士らが20日、東京都の日本外国特派員協会で記者会見した。許諾のない映像や音声が使われている問題を改めて指摘し「海外の配給会社や映画祭に説明責任を果たしてきたのか」と疑問を呈した。

同作は、伊藤さんが自らの性被害を調査し告発する過程を記録。弁護士側はこれまでも、裁判以外に使わないと誓約した防犯カメラ映像や、警察官らの音声などを承諾なく用いた点を批判し、国内での劇場公開が決まらない事態となっている。

西広さんらは会見で、伊藤さんが海外メディアに対し、許諾の問題に触れず「政治的にセンシティブな問題で、配給会社や映画館が上映のリスクを恐れている」などと説明していることを問題視。また作品は既に多くの国と地域で配給されているが「海外での上映や配給のプロセスにも問題がある可能性がある」と訴えた。《共同通信》


【ゼロカーボンベースボールパーク】竣工式

プロ野球阪神が兵庫県尼崎市に開業する新ファーム施設を含む「ゼロカーボンベースボールパーク」の竣工式が20日、開かれた。秦雅夫球団オーナーは「充実した環境の中、若手を育て上げて常勝軍団をつくってもらいたい。甲子園球場と並ぶ聖地として魅力ある場所になるよう努める」と決意を示した。3月1日の春季教育リーグ、広島戦が最初の試合となる。

約3600席のメイン球場「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」はグラウンドの方角、形状が甲子園と同じ。充実した室内練習場や寮も新設された。岡田彰布オーナー付顧問は「環境は最高。伝説が生まれていく第一歩なので、楽しみにしている」と期待を述べた。《共同通信》

【東京株式市場】

20日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が大幅続落した。外国為替市場で円高ドル安が進み、輸出関連銘柄に売り注文が広がった。

終値は前日比486円57銭安の3万8678円04銭。東証株価指数(TOPIX)は32.65ポイント安の2734.60。出来高は約18億7799万株だった。《共同通信》

【首相動静】

石破茂首相は20日、日銀の植田和男総裁と官邸で会談した。植田氏が会談後に記者団の取材に応じ「金融経済動向に関する一般的な意見交換をした」と述べた。長期金利の上昇について問われ「今日はそういう話はしていない」と語った。

日米欧の先進国と中国やインドなどの新興国でつくる20カ国・地域(G20)は26、27日に南アフリカで財務相・中央銀行総裁会議を開く。植田氏は記者団に「出席できると思うので、その直前というタイミングもあって懇談の機会を持った。定期的に首相とは懇談している」と説明した。《共同通信》

石破茂首相は20日、茨城県古河市の「古河桃まつり」をPRする古河桃むすめの近藤望来さん(21)らと官邸で会い、満開の桃の花束を贈られた。「桃栗三年、柿八年」のことわざを引用し「3年たつとこうなるの?」と笑顔で聞きながら、ピンクの花々をめでた。

桃まつりの会場では約1800本の桃の花が咲き「まさに桃源郷を思わせる景色を堪能できます」との説明を受け、首相が「桃を見ながら宴会をする?」と尋ねる場面もあった。

古河桃まつりは3月15〜30日、同市の古河公方公園で開かれる。《共同通信》

【北朝鮮による日本人拉致問題】

石破茂首相は20日、北朝鮮による拉致被害者家族会メンバーと官邸で面会し「被害者の即時帰国に向けた極めて切迫した思いを真摯に受け止める。問題解決のため力を尽くす」と強調した。7日のトランプ米大統領との会談で拉致問題解決へ支持を得たと伝達。「今後、米朝間の交渉の可能性がある。その際に必ず拉致問題を提起することで合意した」と明らかにした。

被害者家族と面会した経験のあるトランプ氏が「ご家族はどうしているか」と話していたとも説明。被害者の有本恵子さん=失踪当時(23)=の父明弘さんの死去に触れ「誠に残念至極だ。いまだに被害者の帰国が実現していないことは極めて申し訳ない」と述べた。

被害者の横田めぐみさん=同(13)=の母早紀江さんは日朝首脳会談の早期実現を重ねて要望。「一日も早く、子どもたちに日本の土を踏む喜びを与えてもらいたい」と訴えた。

めぐみさんの弟で家族会代表の拓也さんは、首相が持論とする東京と平壌の連絡事務所設置構想を批判。「時間稼ぎに加担することになり、事務所設置を論じている段階ではない」と語った。《共同通信》

【イスラエル・パレスチナ情勢】

パレスチナ自治区ガザの停戦合意を巡り、イスラエル首相府は20日、イスラム組織ハマスから、人質4人の遺体を納めたひつぎが返還されたと発表した。子どもも含まれているもよう。遺体返還は1月19日の停戦発効後で初。双方は遺体も解放予定の人質と見なしている。

イスラエルの法医学センターで身元確認後、人質家族に通知される。現在は第1段階の停戦中で、3月初めの停戦期限が迫っている。

一方、ハマスの報道担当者は19日、停戦の第2段階で、拘束する全ての人質を一斉に解放する用意があると表明した。ガザの再建や恒久停戦の実現が条件だとしている。共同通信の取材に明らかにした。イスラエルは第2段階の交渉についてハマスの武装解除などを要求しており、難航が予想される。

合意では、ハマスは第1段階の停戦中に遺体も含めイスラエル人の人質33人を解放する。今回の遺体を含めれば引き渡しは23人となる。残る人質のうち、生存者は22日に解放する6人とされる。来週以降、さらに4人の遺体を返還する方向となっている。《共同通信》

【G20外相会合】

南アフリカの最大都市ヨハネスブルクで20日、20カ国・地域(G20)外相会合が開幕した。ルビオ米国務長官は欠席し、米外交トップの不在という異例の多国間会合となる。米国第一主義を掲げるトランプ政権が国際秩序を揺るがす中、中国とロシアは新興・途上国「グローバルサウス」への影響力を拡大し、対抗軸を確立する機会をうかがっている。

2日間の日程で、日本からは岩屋毅外相が出席。アフリカ初の議長国南アのラマポーザ大統領は「紛争や気候変動が、ただでさえ脆弱な世界をさらに脅かしている」と演説し、各国が協調することの重要性を訴えた。だが利害を調整するのは至難の業で、有効なメッセージを打ち出せるかどうかは不透明だ。

孤立主義的な傾向を強める米国を尻目に、巨大経済圏構想「一帯一路」を推進する中国からは王毅外相が会合に出席し、南アなどとの連帯を確認。習近平指導部は「責任ある大国の役割を果たす」と繰り返し主張しており、グローバルサウスとの多国間連携に意欲を示す。《共同通信》

【中ロ外相会談】

中国の王毅外相とロシアのラブロフ外相は20日、南アフリカのヨハネスブルクで会談した。双方は中ロの戦略的関係を確認。米国第一主義を掲げるトランプ政権を念頭に、国連や20カ国・地域(G20)といった多国間の枠組みを通じて協力を進める意向を表明した。ロシアが侵攻を続けるウクライナ情勢を巡り議論したほか、米ロが着手した和平交渉についても意見交換した可能性がある。

両外相はG20外相会合のためヨハネスブルクを訪問。ロシア外務省によると、王氏はウクライナ危機の平和的解決の推進を支持すると主張した。中国はブラジルと共に独自の和平案を提唱するなど仲介外交に意欲を示している。《共同通信》

【EU】対米交渉を本格化

欧州連合(EU)のシェフチョビッチ欧州委員(通商担当)は20日、ワシントンで記者会見し、EUと米国は貿易摩擦の回避に向けて「最善を尽くすべきだ」との考えを示した。自動車を含む工業製品の関税について「引き下げを検討する用意がある」と重ねて表明。米国産の液化天然ガス(LNG)などの購入拡大にも意欲を見せた。

シェフチョビッチ氏はラトニック商務長官ら米政権幹部と19日に会談し、関税措置の延期を求めた。トランプ米大統領は、巨額の対米貿易黒字を抱えるEUを批判しており、交渉が本格化する。

シェフチョビッチ氏は、EUと米国の協議について「大西洋の両側の企業と人々にとって有益でなければならない」と述べ、双方が歩み寄る必要性を指摘した。自動車関税を巡る協議に多くの時間を費やしたという。

トランプ氏は、EUの乗用車関税が10%で、米国の2.5%よりも高いと批判。一方で、EU側は米国が輸入トラックに25%の関税を課していると指摘しており、駆け引きが焦点となる。《共同通信》

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