2024 令和6年11月18日(月) G20首脳会議開幕

令和2029日目

2024/11/18

この日のできごと(何の日)

【G20首脳会議】開幕

日米欧の先進国に新興国を加えた20カ国・地域(G20)首脳会議が18日、ブラジル南東部リオデジャネイロで開幕した。世界経済の持続的な成長に関わるリスクを点検し、貧困問題や気候変動対策を協議。「米国第一」を掲げるトランプ前大統領の返り咲きで保護主義の高まりが懸念される中、課題解決へ連携強化を図る首脳宣言の採択を目指す。

会議は2日間の日程で、石破茂首相やバイデン米大統領らが出席。森林消失が進むアマゾンの熱帯雨林を17日に訪問したバイデン氏は、気候変動対策の重要性を強調しており、G20でも議論を活性化させたい考えだ。

議長国のブラジルは飢餓や貧困、国際機関のガバナンス(統治)改革を主要議題に位置付けている。世界銀行など国際開発金融機関の取り組みについて意見を交わし、支援の規模拡大につなげる。「グローバルサウス」と呼ばれる新興国や途上国が重視する課題を反映させることで対応加速を促す。

世界経済は、物価高を抑えつつ景気後退を回避する軟着陸に向かうとの見方が多い。《共同通信》


【大相撲】

大相撲九州場所9日目(18日・福岡国際センター)3大関は2日続けて安泰。琴桜は欧勝馬を一方的に押し倒し、美ノ海を上手投げで退けた豊昇龍とともに1敗を守った。新大関大の里は小結若元春を寄り切って、7勝目を挙げた。

両関脇は霧島が熱海富士を押し出し、3勝目。大栄翔は阿炎に押し出されて4敗目を喫した。

1敗で琴桜、豊昇龍、平幕隆の勝が首位。2敗で大の里、平幕の阿炎、宝富士、阿武剋、尊富士が続く。十両は欧勝海が9連勝で単独トップ。《共同通信》

【野球・プレミア12】

野球の国際大会「プレミア12」は18日、1次リーグB組最終戦が台北で行われ、首位通過を決めていた日本代表は天母球場でドミニカ共和国を11―3で下し、5戦全勝で終えた。

日本は2―2の五回に栗原(ソフトバンク)、坂倉(広島)の連続適時打などで3点を勝ち越した。七回に古賀(西武)の適時打、九回は紅林(オリックス)の2点打などで突き放した。先発戸郷(巨人)は4回5安打2失点で降板。その後は4投手でつないだ。

2次リーグは21日から東京ドームで始まり、日本はA組2位の米国、A組1位のベネズエラ、B組2位の台湾の順に対戦する。24日に決勝と3位決定戦が実施される。

18日のB組では地元台湾がキューバに2―0で勝って4勝1敗とし、韓国はオーストラリアに5―2で勝って3勝目(2敗)を挙げた。オーストラリアとキューバ、ドミニカ共和国は1勝4敗。《共同通信》

【東北電力】原発稼働で「感謝割引」

東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機が15日に発送電を再開したことを受け、樋口康二郎社長は18日記者会見し、「感謝割引」などと称して来年2、3月分の電気料金から1キロワット時当たり最大2円を割り引いたり、同社のポイントで還元したりすると発表した。

同社によると、割引は自由料金プランが対象。標準的な家庭(30アンペア、月間使用量260キロワット時)では、1カ月当たり520円の割引となる。事業者などが契約する高圧、特別高圧の割引率は1キロワット時当たり1円とする。

一方、規制料金プランでは直接的な割引はなく、ウェブサービス「よりそうeねっと」会員にポイントを進呈する。 《共同通信》

【東京株式市場】

週明け18日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が反落した。外国為替相場の円高ドル安進行を受けて、製造業を中心に値を下げた。

終値は前週末比422円06銭安の3万8220円85銭。東証株価指数(TOPIX)は19.88ポイント安の2691.76。出来高は約17億3308万株だった。《共同通信》

【兵庫県・竹内英明県議】辞職

兵庫県議会の竹内英明県議が18日、議員辞職願を議長に提出し、許可された。所属していた「ひょうご県民連合」によると、斎藤元彦氏が再選した知事選の期間中、竹内氏への誹謗中傷がネット上で過熱したのが理由。竹内氏は県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員として、斎藤氏の疑惑告発文書問題を厳しく追及していた。

選挙戦では、斎藤氏を応援する目的で立候補した政治団体「NHKから国民を守る党」党首立花孝志氏が、百条委委員に関する情報などを街頭やネット上で発信。ひょうご県民連合の上野英一幹事長によると、立花氏がSNS(交流サイト)上で竹内氏の自宅に行くと予告したり、デマ情報を流したりして生活が脅かされ、家族を守るために辞職を決断したという。

上野氏は「議員を追い込んだネットの怖さを感じる。きちんと対応しないと日本の政治そのものがゆがんでしまう」と強調。百条委委員長の奥谷謙一県議も不都合な情報を隠蔽しているとのデマを拡散されたと記者団に説明し「でたらめな情報が広がる恐怖が身に染みた」と述べた。《共同通信》

【首相動静】

石破茂首相は18日午後(日本時間19日午前)、訪問先のブラジル・リオデジャネイロで英国のスターマー首相と会談した。貿易や経済安全保障を含む経済面で協力を進めるため、外務・経済担当閣僚による協議枠組み「経済版2プラス2」の新設に合意。来年の早い時期に初会合を開く方針で一致した。欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は一体だとして、防衛協力の強化も確認した。

日本が経済版2プラス2を設けるのは米国に次いで2カ国目。日英両国の経済成長に向けた協力の具体策を話し合う。関税引き上げといった保護主義的な政策を掲げるトランプ次期米大統領への対応も話題になりそうだ。日本側は岩屋毅外相、武藤容治経済産業相、英国側はラミー外相、レイノルズ・ビジネス貿易相が参加する見通し。

会談で石破首相は「グローバルな戦略的パートナーである英国との関係をあらゆる分野、レベルで一層強化していきたい」と伝えた。《共同通信》

【中国】英豪と首脳会談

中国の習近平国家主席は18日、英国のスターマー首相、オーストラリアのアルバニージー首相と20カ国・地域(G20)首脳会議の開催地ブラジル・リオデジャネイロでそれぞれ会談した。新華社とロイター通信が報じた。習氏はトランプ次期米政権下で米国と同盟国の関係が不安定化する事態を見据え、米同盟国との関係を改善し、対中包囲網の切り崩しを図る狙いがありそうだ。

「米国第一」を掲げるトランプ次期大統領の就任後、米国が参加するG20などの枠組みで合意形成が困難になる恐れがあり、国際協調の重要性を確認したい思惑もあるとみられる。

習氏は中英首脳会談で「両国は戦略的パートナーシップを維持し、新たな繁栄を切り開くべきだ」と呼びかけた。スターマー氏は「強固な英中関係は両国にとって重要だ」と応じた。

オーストラリアとの首脳会談で習氏は「両国は関係を強化し、保護主義に反対して共に発展すべきだ」と強調。アルバニージー氏はエネルギー分野などでの協力に意欲を示し、多国間枠組みで中国と意思疎通を強めたいと述べた。《共同通信》

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