2024 令和6年11月15日(金) 三笠宮崇仁親王妃百合子殿下薨去

令和2026日目

2024/11/15

この日のできごと(何の日)

【三笠宮崇仁親王妃百合子殿下】薨去

三笠宮崇仁親王妃百合子殿下が15日午前6時32分、東京都中央区の聖路加国際病院で薨去された。101歳のご生涯だった。皇室で最高齢だった百合子さまは昭和16年の結婚以来、三笠宮家を支え、歴史学者の道を歩んだ三笠宮さまのよき理解者として内助の功を発揮された。百合子さまの薨去により、皇室の方々は計16方となった。

百合子さまは平成11年5月、聖路加国際病院で虚血性心疾患(狭心症)などのためペースメーカーを装着する手術を受け、19年7月には大腸がんの摘出手術を受けられた。令和2年に心不全、3年には発作性心房細動との診断を受け、治療をお受けに。晩年は赤坂御用地にあるお住まいの三笠宮邸(港区)で静かに過ごし、孫やひ孫の成長を楽しみに過ごしていたが、今年3月に脳梗塞と誤嚥性肺炎でご入院。心臓や腎臓など、全身の機能低下が進んだ。

百合子さまは大正12年6月4日、高木正得(まさなり)子爵の次女として誕生された。昭和16年10月、三笠宮さまとご結婚。寬仁親王殿下、桂宮宜仁親王殿下、高円宮憲仁親王殿下、甯子さん(近衛忠煇夫人)、容子さん(千宗室夫人)の3男2女を出産された。しかし、平成14年に高円宮さま、24年に寬仁さま、26年には桂宮さまを相次いで亡くされた。28年に三笠宮さまが薨去し、三笠宮家の当主となられていた。

百合子さまは、三笠宮さまとともに熱心に国際親善に努め、昭和31年にセイロン建国2500年記念祭典に参列されたのをはじめ、ブラジル移民50年記念式典(33年)やオランダの女王の即位式(55年)などにご出席。また、平成22年まで約60年間「恩賜財団母子愛育会」の総裁を務め、母子の心身の健康を守る活動にご尽力。生け花の国際的な普及にも貢献された。《産経新聞》


【女川原発2号機】発送電再開

東北電力は15日、再稼働した女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機で発電と送電を始めた。東日本大震災から約13年ぶりに被災地に立地する原発の電気が家庭や企業に届いた。発電再開は当初、3日の予定だったが、機器トラブルで延期していた。徐々に出力を上げる調整運転を経て、12月ごろに営業運転を始める。

樋口康二郎社長は「さらなる安全性の向上に向けた取り組みを進める」とのコメントを発表した。

2号機は出力82万5千キロワットで、東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)。10月29日に被災地の原発として初めて再稼働した。《共同通信》

【大相撲】

大相撲九州場所6日目(15日・福岡国際センター)新大関大の里は若隆景に押し出されて2敗目を喫した。若隆景は先場所に続いて大の里を破った。

他の2大関は、豊昇龍が熱海富士の勇み足で星を拾って6連勝。琴桜は阿炎を押し出して1敗を守った。

両関脇は霧島が平戸海を下手出し投げで退けて初白星を挙げた。大栄翔は美ノ海にはたき込まれて3勝3敗。正代が若元春との小結対決を制して2勝目で、若元春は星が五分となった。

勝ちっ放しは豊昇龍と平幕阿武剋の2人となった。《共同通信》

【サッカー】

2026年に米国、カナダ、メキシコで共催されるサッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会のアジア最終予選は15日、ジャカルタでC組第5戦が行われ、8大会連続出場を狙う日本はインドネシアに4―0で快勝した。4勝1分けの勝ち点13とし、C組首位で最終予選を折り返した。

前半に南野(モナコ)の得点などで2点リードし、後半は守田(スポルティング)菅原(サウサンプトン)が加点した。インドネシアは3分け2敗の勝ち点3で最下位。

世界ランキング15位の日本は同130位のインドネシアとの対戦成績を12勝2分け6敗とした。

19日には中国と福建省アモイで対戦する。《共同通信》

【野球】

野球の国際大会「プレミア12」の日本代表が15日、台北ドームで行われた1次リーグB組で韓国を6―3で下し、開幕2連勝を飾った。韓国は1勝2敗。

日本は0―1の二回に紅林(オリックス)が2点打。2―3と勝ち越された直後の五回には牧(DeNA)が逆転の2点打を放ち、七回は森下(阪神)の2点本塁打でリードを広げた。先発の高橋宏(中日)は4回7安打2失点で降板。2番手の隅田(西武)が3回1失点でつなぎ、八回は藤平(楽天)が3者連続三振。九回は大勢(巨人)が締めた。

日本は16日から台湾、キューバ、ドミニカ共和国の順に対戦する。《共同通信》

【東京株式市場】

15日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が4日ぶりに反発した。外国為替相場の円安ドル高を支えに、自動車などの輸出関連銘柄が買われた。上げ幅は一時500円を超えた。

終値は前日比107円21銭高の3万8642円91銭。東証株価指数(TOPIX)は10.42ポイント高の2711.64。出来高は約21億8810万株だった。《共同通信》

【APEC首脳会議】開幕

日本や米国、中国など21カ国・地域でつくるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議が15日、2日間の日程でペルーの首都リマで開幕した。トランプ次期米大統領が掲げる関税引き上げなど保護主義的な政策に警戒が広がる中、自由貿易体制の堅持を確認する方針。先だって14日に開いた閣僚会議は共同声明のとりまとめを持ち越しており、首脳宣言でいかに結束を打ち出すかが焦点だ。

首脳会議には石破茂首相やバイデン米大統領、中国の習近平国家主席らが出席。ロシアのプーチン大統領は参加しない。ロシアのウクライナ侵攻、パレスチナ自治区ガザ情勢への言及も注目される。《共同通信》

【中韓首脳会談】

中国の習近平国家主席と韓国の尹錫悦大統領は15日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開催されたペルー首都リマで2年ぶりに対面で会談した。尹氏は北朝鮮とロシアの軍事協力の問題を取り上げ、地域の平和と安定のため中国と協力したいと表明。習氏は中韓両国が健全で安定した関係発展を促進し、地域の安定と繁栄に貢献すべきだとの考えを示した。

中国国営通信新華社と韓国の聯合ニュースが報じた。尹政権が米国との連携を強化する中、中韓関係は悪化し、台湾や南シナ海の問題を巡り摩擦が目立っていた。《共同通信》

【首相動静】

石破茂首相とバイデン米大統領、韓国の尹錫悦大統領は15日午後(日本時間16日午前)、南米ペルーの首都リマで3カ国首脳会談を開いた。多国間協力に後ろ向きなトランプ次期米大統領の就任を控え、安全保障分野での日米韓連携の重要性を改めて確認した。首脳会談を受けた共同声明で、安保分野などでの協力強化に向けた調整を担う事務局組織を設置すると発表した。

会談でバイデン氏はトランプ政権発足を念頭に「重大な政治的変化」が訪れていると指摘し、3カ国の協力が「恒久的に存続することを期待する」と述べた。北朝鮮がロシアと「危険で地域を不安定化させる協力」を深化させていると危機感を示し、日米韓の連携で対抗する姿勢を示した。

日米韓協力を巡っては、岸田文雄前首相とバイデン、尹両氏が昨年8月、米ワシントン近郊で会談し、3カ国の戦略的連携を明記した共同声明を発表した。3カ国協力を新たな高みに引き上げると強調。緊急事態に3カ国が迅速に協議すると明記し、首脳や閣僚が毎年定期的に会談する方針を盛り込んだ。《共同通信》

石破茂首相は15日(日本時間16日)、ペルーの首都リマで始まったアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議の初日討議で、自由で開かれた公正な貿易・投資環境の維持、強化が重要だと訴えた。保護主義的な姿勢を強めるトランプ次期米大統領を念頭に、多くの首脳から自由貿易の促進への賛同が相次いだ。石破氏は、2031年のAPEC議長国に日本が立候補することも表明した。

石破氏は多角的貿易体制の強化のため、紛争処理機能が停止している世界貿易機関(WTO)の改革を進める考えも示した。WTOを巡ってはトランプ前政権が脱退を示唆したことがある。

議長国ペルーのボルアルテ大統領は首脳会議の冒頭あいさつで「将来の不確実性が高まる中、APECは多国間協力の強化に貢献できる」と強調。「分断ではなく協力と理解が必要だ」とも述べた。

トランプ氏は米大統領選で、米国への全輸入品に10〜20%、中国からの輸入品には60%の関税を課すと主張し、各国で警戒が広がっている。《共同通信》

石破茂首相は15日(日本時間16日)、訪問先の南米ペルーの首都リマで、中国の習近平国家主席と初めて会談した。「戦略的互恵関係」の包括的な推進を確認し、首脳を含むあらゆるレベルで意思疎通を強化する方針で一致した。日中両国外相による早期の相互訪問と、閣僚級ハイレベル対話の実施を調整する方針を申し合わせた。

日中が対話を促進するのは、沖縄県・尖閣諸島を含む東シナ海問題や中国での邦人拘束といった懸案がある中でも、経済や人的交流などの分野で協力を進め、建設的かつ安定的な関係の構築につなげる狙いがある。戦略的互恵関係は双方の立場が違う問題での対立よりも実利を重視する考え方で、2008年の共同声明に明記された。

会談では東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を巡り、中国が全面停止してきた日本産水産物の輸入を再開するとの合意を着実に履行することも確認した。

首相は会談後、記者団に「頻繁に意思疎通や往来を図り、課題と懸案を減らしていくため互いに取り組む」と強調した。《共同通信》

【ボクシング】

元ボクシング世界ヘビー級王者で1980年代後半に圧倒的強さを誇った58歳のマイク・タイソン(米国)が15日、米テキサス州アーリントンでユーチューバーとして知られる27歳のジェーク・ポール(米国)と体重制限のないヘビー級で対戦し、0―3の判定で敗れた。タイソンは「彼はいいファイターなのは知っていた。闘うために来た。やれたことは幸せだ」と語った。

1ラウンド2分の8回戦。タイソンは全盛時のように顎を覆うような防御の体勢から前進。鋭いパンチも繰り出したが、徐々に手数は減り、パンチを浴びる場面が増えていった。

試合後は疲労の色が濃く、今後もリングに上がるかとの質問に「分からない。状況による」と話すにとどめた。ポールは「彼にやられるのが怖かったが、ベストを尽くした」と語った。

米メディアによると、タイソンのファイトマネーは約2千万ドル(約31億円)。会場には7万人超の観客が詰めかけ、試合は米動画配信大手ネットフリックスで生配信された。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

英BBC放送とロシア独立系メディア「メディアゾーナ」は15日、独自調査を基に、ウクライナ侵攻開始後に確認できたロシア兵の死者数が7万8千人を超えたと報じた。今年9月以降は昨年の同時期に比べ約1.5倍と増加傾向にある。ウクライナ東部ドネツク州で、ロシア軍が人的損失をいとわない猛攻を続けたことが影響した可能性がある。

新しく設けられた軍人墓地から戦死者の名前を確認したほか、公式情報や報道、交流サイト(SNS)も活用して集計。実際の戦死者数はさらに多いとみられ、ロシアが占領するドネツク、ルガンスク両州の民兵の死者数も合わせると、14万〜20万人に上ると推計した。《共同通信》

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