令和1729日目

2024/01/23

【東北・上越・北陸新幹線】架線トラブルで運休

23日午前10時ごろ、東北新幹線の上野―小山間と上越・北陸新幹線の上野―熊谷間で停電が発生した。大宮―上野間の上り線で架線が垂れ下がっているのが確認され、運転に支障があると判明。東北の東京―仙台間、上越の東京―新潟間、北陸の東京―長野間のいずれも上下線で運転を見合わせた。JR東日本が詳しい原因を調べている。

JR東によると、架線が垂れ下がっていたのは、さいたま市中央区下落合4丁目付近で、埼京線北与野駅の近く。係員が現地で状況を確認した。再開の見通しは立っておらず、ホームページでは相当な時間がかかる見込みとしている。

東北新幹線仙台―新青森間と上越新幹線越後湯沢―新潟間、北陸新幹線長野―金沢間では正午ごろから順次折り返し運転を実施。さいたま市で停車した車両の乗客を線路に降ろし、線路脇の非常階段から地上に誘導した。

JR仙台駅では、仕事で仙台に来て、東京経由で新潟へ向かう予定だという東京都の会社員(33)は「仕方ない。午後も運休が続くなら、きょうは仙台に泊まるしかない」と嘆いた。《共同通信》

JR東日本は23日、同日午前に発生した停電に伴い、東北新幹線の東京―仙台間、上越・北陸新幹線の東京―高崎間の上下線で終日運休を決めた。復旧作業中に爆発音がして作業員が感電。三つの新幹線が通過する区間の架線トラブルで新幹線の車両や地上設備が損傷しており、東日本から北陸にかけて交通網が大きく乱れる異例の事態となった。

東北、上越、北陸の各新幹線は計283本が運休し、計約12万人に影響した。24日始発から運転を再開する計画だが、既に24日午前の東北新幹線と山形新幹線計2本の運休を決定した。

23日午前10時ごろ、北陸新幹線金沢発東京行きかがやき504号(W7系12両編成)が大宮―上野間を走行中、停電が発生し停車した。1キロほど通過したさいたま市中央区で架線が約150メートルにわたって垂れ下がっていたことが判明。3号車と7号車のパンタグラフが壊れ、10号車の窓ガラス1枚にひびが入った。線路脇に乗客を降ろし地上に避難させた。現場付近では爆発のような音がし、男性2人が搬送された。作業員1人が感電したとしている。《共同通信》

JR東日本水戸支社は23日、東北新幹線の東京―仙台間の終日運休を受け、通常は品川(東京)―いわき(福島)間を走る常磐線特急「ひたち」の上下3本を仙台まで延長し、臨時快速列車として運行したと発表した。24日も午前6時46分仙台発で「ひたち8号」を運行予定。

延長区間は全席自由席で特急券が不要となる。《共同通信》

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【ボクシング】

ボクシングのダブル世界戦各12回戦は23日、大阪市のエディオンアリーナ大阪で行われ、世界ボクシング協会(WBA)、世界ボクシング評議会(WBC)ライトフライ級統一王者の寺地拳四朗(BMB)が、WBA同級1位のカルロス・カニサレス(ベネズエラ)に2―0で判定勝ち、WBAで3度目、WBCでは4度目の防衛を果たした。

32歳の寺地は互いに1度ずつダウンがあった激しい打ち合いで、終盤に冷静に左ジャブを当てて競り勝った。戦績は寺地が23勝(14KO)1敗、カニサレスは26勝(19KO)2敗1分け。

世界ボクシング協会(WBA)フライ級1位で世界初挑戦のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)は、王者のアルテム・ダラキアン(ウクライナ)に3―0で判定勝ちし、新王者となった。ユーリ阿久井は19勝(11KO)2敗1分け、ダラキアンは22勝(15KO)1敗。 人気の元キックボクサー、那須川天心(帝拳)はWBAバンタム級14位のルイス・ロブレス(メキシコ)との8回戦にTKO勝ちし、転向後3連勝とした。《共同通信》

【大相撲】

大相撲初場所10日目(23日・両国国技館)横綱照ノ富士が金峰山を上手投げで退けて2敗を守り、昨年夏場所以来の勝ち越しを決めた。大関昇進を目指す関脇琴ノ若は新入幕の大の里との1敗対決を寄り切りで制し、単独首位に立った。

両大関も勝ち越し。横綱昇進を狙う霧島は阿武咲をはたき込み、豊昇龍は関脇大栄翔を送り出した。阿武咲は2敗に後退し、大栄翔は4敗目。新小結宇良は負け越した。

1敗の琴ノ若を、2敗で照ノ富士ら5人が追う。十両は新十両の尊富士が初黒星も単独トップ。《共同通信》

【令和6年能登半島地震】

仮設・公営1万5000戸確保

能登半島地震で、石川県は23日、被災者向けの仮設住宅や、賃貸住宅を借り上げる「みなし仮設住宅」、公営住宅に関し、3月末までに計約1万5千戸を確保できるとの見通しを明らかにした。仮設住宅に関する相談支援業務に当たる専門のチームも発足。22日時点で1万5千人超が避難所に身を寄せており、県は被災者のニーズを把握しながら、生活再建へ向けた取り組みを加速させる。

県によると、内訳は仮設住宅が3千戸、みなし仮設住宅が3800戸、公営住宅が県内800戸と富山、愛知両県や大阪府などの県外8千戸。仮設住宅は1月から3月まで毎月千戸ずつ着工し、このうち3月末時点で1300戸に入居できる予定だとしている。

建設する仮設住宅は工期が5週間ほどのプレハブや2カ月ほどの木造住宅などで、グラウンドや公園、地域のまとまった空き地を活用する。一部は居住者が退去した後、市町営住宅に転用する。

輪島、珠洲両市などでは既に仮設住宅の建設が進んでいる。石川県内の住宅被害は3万7130棟(22日現在)に及ぶ。《共同通信》

能登の停電、月内にほぼ復旧へ

斎藤健経済産業相は23日の閣議後記者会見で、能登半島地震による停電について、土砂崩れで立ち入りできない地域などを除き、月内におおむね復旧するとの見通しを明らかにした。

経産省などによると、石川県内では23日午前11時時点で約5100戸が停電している。依然として復旧の見通しが立っていない地域は輪島市と珠洲市の一部の沿岸地区などで、地震や津波、火災によって配電設備や建物に甚大な被害を受けた場所も含まれる。

斎藤氏は、道路などの改善状況に応じて順次復旧作業を始めるほか「自治体の要望を踏まえながら、電源車の派遣など現場に寄り添った形で電力供給を進めていく」と強調した。《共同通信》

【電動キックボード】摘発7130件

警察庁は23日、最高速度20キロ以下など一定の要件を満たす電動キックボードが関係する交通違反の摘発が、昨年7〜12月の半年間に各地で7130件あったと発表した。事故は85件でけが人は86人。死者はいなかった。

自転車並みのルールを課す新制度が始まった7月は405件だったが、その後増加し、12月には約4.6倍の1879件に上った。担当者は、背景について「積極的な取り締まりを推進している側面もあるが、利用者への新ルールの周知がまだ徹底されていないのではないか」とみる。

違反の類型別では、通行区分違反が3440件(48%)で最多だった。次いで信号無視の2685件(38%)。《共同通信》

【東京株式市場】

23日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)は一時、前日終値から400円超上昇し、取引時間中としてバブル経済期の1990年2月以来、約34年ぶりの高値を更新した。ただ、午後には当面の利益を確定させる売りが出て、下落に転じた。

終値は前日比29円38銭安の3万6517円57銭。東証株価指数(TOPIX)は2.85ポイント安の2542.07。出来高は約14億5067万株だった。《共同通信》

【トヨタ自動車】時価総額、歴代最大

23日の東京株式市場で、トヨタ自動車の時価総額が終値ベースで48兆7981億円に達し、日本企業の歴代最大を更新した。バブル経済期の1987年にNTTが付けた記録を上回った。日経平均株価がバブル期以来約34年ぶりの高値となるなど相場全体が堅調に推移していることに加え、好業績への期待も後押しになっているとみられる。

トヨタ株は5営業日続伸し、23日は前日終値より9円高い2991円で取引を終えた。年初は2635円だったが、急ピッチで上昇。これまで終値ベースの時価総額の日本最大は民営化したNTTが上場した年の87年5月11日に付けた48兆6720億円だったが、これを上回った。《共同通信》

【自民党・岸田派】解散決定

自民党岸田派(宏池会)は23日、臨時の派閥会合を東京都内で開き、派閥解散を正式決定した。所属議員が集まる最後の場で、事務総長の根本匠元厚生労働相ら幹部が解散に至る経緯を説明、了承を得た。池田勇人氏をはじめ岸田文雄首相まで計5人の首相を輩出した同派は、66年の歴史に幕を下ろす。

既に会長を退き派閥を離脱した岸田首相は会合に出席せず、ナンバー2の座長を務める林芳正官房長官も欠席した。

会合では、事務総長代行の小野寺五典元防衛相が「政治改革の議論を前に進めるためにもご理解いただけると幸いだ。全ては政治の信頼回復のためだ」とする林氏のコメントを代読した。《共同通信》

【トルコ】スウェーデンのNATO加盟承認

トルコ議会は23日、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟を承認する法案を可決した。トルコによる批准手続きが事実上完了。トルコの反対で大幅に遅れたスウェーデンの加盟は、実現へ大きく前進した。批准を終えていないのはハンガリーだけとなる。

スウェーデンはロシアがウクライナに侵攻した2022年、脅威の高まりを受けて隣国フィンランドと共に加盟申請した。トルコを含む全加盟国の承認が必要で、ハンガリーも批准すれば、32カ国目の加盟国となる。フィンランドは23年4月に加盟を果たしている。

スウェーデンのクリステション首相は「今日私たちはNATO正式加盟に一歩近づいた」と歓迎した。NATOのストルテンベルグ事務総長はハンガリーに「できるだけ早い批准」を求めた。

トルコはスウェーデンがトルコの非合法武装組織クルド労働者党(PKK)を支援しているとしてテロ対策の強化を加盟の条件とした。スウェーデンがこれに応じたとして、容認に転じていた。《共同通信》

【中国】新疆で地震

中国新疆ウイグル自治区アクス地区ウシュトゥルファン県で23日午前2時9分(日本時間同3時9分)ごろ、マグニチュード(M)7.1の地震が起き、3人が死亡、5人が負傷した。約1万2千人の住民が避難した。震源の深さは22キロ。国営中央テレビが伝えた。高山地帯の広範囲が強い揺れに襲われ、多数の住宅が倒壊しており、中国当局は被害の全容把握を急いでいる。アクス地区と国境を接するキルギスなど周辺国でも揺れを観測した。

アクス地区と隣接するクズルス・キルギス自治州では、崩れた住宅に閉じ込められた子どもが救出され、病院に運ばれたという。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

ロシア軍、各地をミサイル攻撃

ロシア軍は23日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)や東部ハリコフなど各地をミサイルで攻撃した。ウクライナ当局によると、7人が死亡、70人以上が負傷した。キーウでは複数の建物で火災が発生、一部の地域は電気と水が止まった。

ミサイルの破片が落下したキーウの集合住宅では、部屋のベランダが崩れ落ち、外壁は黒焦げに。

ウクライナ空軍によると、巡航ミサイルや弾道ミサイルなど計41発が撃ち込まれ、21発を迎撃した。当局によると、キーウで1人、ハリコフで5人、東部ドニエプロペトロフスク州で1人が死亡した。 《共同通信》

【イスラエル・パレスチナ情勢】

ハマス、休戦提案を拒否か

パレスチナ自治区ガザでの戦闘でイスラエルが提案した最大2カ月の戦闘休止を巡り、AP通信は23日、イスラム組織ハマスが拒否したと報じた。仲介役のエジプト政府筋の話としている。イスラエルは人質全員の解放を求める一方、戦闘終結には応じない方針。終戦と軍のガザ撤退を要求するハマスとの隔たりは大きく、交渉は難航している。

軍は23日、攻勢を強めるガザ南部ハンユニスで攻撃を継続。ガザ保健当局は同市のナセル病院やアルアマル病院の周辺が攻撃されていると発表した。国連は改めて懸念を表明した。中東の衛星テレビ、アルジャジーラは、同市で少なくとも40人が死亡したと報じた。 《共同通信》