令和1727日目
2024/01/21
【令和6年能登半島地震】
珠洲市、能登町でも中学生避難
能登半島地震で大きな被害が出た石川県珠洲市と能登町の中学生計約140人が21日、金沢市の施設への集団避難を始めた。いずれも22日に全小中学校が再開するが、整った環境での学習機会確保を求める保護者の意向を踏まえた。中学生が集団避難する自治体は17日に始めた輪島市を含め計3市町となる。
珠洲市によると、4校の中学生199人のうち102人が集団避難することになった。集合場所の市民図書館では21日午前、生徒と見送る保護者らがスーツケースを引いて集まり、友人との再会を喜ぶ生徒たちの姿も見られた。大型バスに次々と乗り込む様子を心配そうに見つめる家族も。出発すると、集まった多くの保護者たちが名残惜しそうに手を振り、「がんばれ」「元気でな」と励ましの言葉を送った。
能登町では、4校の中学生247人のうち40人の保護者が集団避難を希望。21日午前、町役場前に生徒が集まり、談笑しながらバスに続々と乗り込んだ。見送りに訪れた保護者は涙を浮かべ、手を振って見送った。珠洲市の中学生と同じ金沢市の施設に向かう。《共同通信》
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【大相撲】
大相撲初場所8日目(21日・両国国技館)横綱昇進に挑む大関霧島が翔猿に押し出され、手痛い2敗目を喫した。一人横綱の照ノ富士は竜電を寄り切って6勝目。元大関の平幕朝乃山が敗れて初黒星となり、全勝がいなくなった。
大関豊昇龍は北勝富士を押し倒して6勝2敗。関脇陣は大関昇進を目指す琴ノ若が小結高安の休場による不戦勝で7勝1敗とし、大栄翔は翠富士をはたき込んで6勝目を挙げた。1敗は琴ノ若、朝乃山に平幕阿武咲、新入幕大の里を加えた4人。《共同通信》
【北朝鮮による日本人拉致問題】
北朝鮮による拉致問題を考える集会が21日、高松市で開かれた。横田めぐみさん=失踪当時(13)=の弟で、拉致被害者家族会代表の拓也さん(55)が講演し、「私たち国民一人一人が試されている重要な人権問題だ。『自分ごと』と考えてほしい」と訴えた。
集会は政府や香川県などが主催し、池田豊人県知事や議員ら約600人が参加した。超党派の「拉致救出議員連盟」の古屋圭司会長は「拉致を許さないという世論を風化させれば、北朝鮮の狙い通りだ」と演説した。
1985年に神戸市で失踪し、拉致の疑いが否定できない秋田美輪さん=失踪当時(21)=の姉吉見美保さん(63)も出席した。《共同通信》
【プロ野球】
楽天の田中将大投手が21日、仙台市内の球団事務所で契約交渉し、野球協約の減額制限(1億円超は40%)を超える2億1500万円減の年俸2億6千万円プラス出来高払いの単年契約を結んだ。昨季は7勝11敗で防御率4.91。「結果を残せていないが、自分の中ではまだできると思っている」と挽回を期した。
日米通算200勝にあと3勝と迫っている35歳の実力者は「たくさんの方からの期待は感じている。一試合一試合、一球一球、ベストを尽くして到達できるようにしたい」と力を込めた。
日本球界復帰4年目となる今季に向け、昨秋にクリーニング手術を受けた右肘の経過は順調という。《共同通信》
【駅伝】
第29回全国都道府県対抗男子駅伝は21日、広島市平和記念公園前発着の7区間、48キロで行われ、長野が大会新の2時間17分0秒で、新型コロナウイルスの影響で中止となった2年を挟み3大会連続優勝を果たした。通算で最多の優勝回数を10に伸ばした。
4位で出た4区の永原颯磨が区間1位の走りで先頭に浮上し、5区の山口竣平(ともに佐久長聖高)も区間賞の好走。7区の鈴木芽吹(駒大)は区間記録を塗り替えてリードを広げた。
埼玉はアンカーの荻久保寛也(ひらまつ病院)が5位から浮上して2分11秒遅れの2位に入り、千葉が3位に続いた。《共同通信》
【共産党・田村智子委員長】パワハラ指摘相次ぐ
共産党の田村智子委員長が党大会で出席者の発言を糾弾し、地方議員から「パワハラ」との指摘が相次いでいることが21日、分かった。党員の除名処分に異論を唱えた出席者について、田村氏は公開の場で「発言者の姿勢に根本的な問題があることを厳しく指摘する」と非難していた。
田村氏の発言は18日、新委員長に選出される前に飛び出した。党首公選制の導入を主張した党員に対する除名処分を問題視した16日の大山奈々子神奈川県議の意見について、共産党外の声に依拠しているとして「あまりにも党員としての主体性、誠実さを欠く発言だ」と叱責した。
党内からは、田村氏の言動を疑問視する声が上がる。《共同通信》
【東京都八王子市長選】初宿氏初当選
任期満了に伴う東京都八王子市長選は21日投開票の結果、無所属新人の元都職員初宿和夫氏(59)=自民、公明推薦=が、元都議滝田泰彦氏(41)=立民、共産、社民支持、元都議両角穣氏(61)ら無所属新人4人を破り初当選した。自民党の萩生田光一前政調会長の地元で、政治資金パーティーを巡る裏金事件の影響が焦点の一つだった。初宿氏にとって逆風下の与野党対決となったが、競り勝った。投票率は38.66%。
初宿氏は当選後、事務所で「選挙戦は厳しかった。素晴らしい八王子に(市政を)進める」と述べた。萩生田氏も駆け付け「本来なら追い風を送らなくちゃいけない私がブレーキになってしまい、大切な選挙戦で重い影を落としてしまった。ご迷惑をかけた」と陳謝した。 《共同通信》
【滋賀県大津市長選】現職佐藤氏再選
任期満了に伴う大津市長選は21日投開票され、無所属現職の佐藤健司氏(50)が、無所属新人の元県議成田政隆氏(49)との一騎打ちを制し、再選を果たした。投票率は36.61%で、前回選を3.16ポイント下回った。
選挙戦では子育て支援策を中心に論戦が交わされた。佐藤氏は1期4年の実績をアピールし、活力あるまちづくりのため市政をさらに前に進めると強調。自民、公明両党の地元支部が支援した。
成田氏は立憲民主、国民民主、社民各党の支援を受けて「子どもを真ん中に置いたまちづくり」を主張。自民が派閥の政治資金パーティー裏金問題で揺れる中「クリーンでしがらみのない政治を」と呼びかけたが、支持の広がりを欠いた。《共同通信》
【米大統領選】デサンティス氏撤退
11月の米大統領選の共和党候補指名争いで、南部フロリダ州のデサンティス知事は21日、「勝利への道筋がない」として撤退を表明した。指名争いはトランプ前大統領とヘイリー元国連大使による事実上の一騎打ちとなり、23日にニューハンプシャー州で第2戦の予備選が行われる。
デサンティス氏は15日の初戦、中西部アイオワ州党員集会で勝利したトランプ氏に約30ポイントもの差をつけられて2位だった。X(旧ツイッター)で「トランプ氏とは意見の相違があったが、現職のバイデン大統領よりも優れているのは明らかだ」とし、トランプ氏支持に回る方針を示した。
アイオワ州党員集会での得票率はトランプ氏51.0%、デサンティス氏21.2%、ヘイリー氏19.1%。 《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
ロシア北西部の港を無人機攻撃
ロシア北西部レニングラード州の知事は21日、サンクトペテルブルク西方のウスチルガ港にある天然ガス大手ノバテク保有の燃料生産設備で火災が起きたと発表した。死傷者はいないとしている。ウクライナメディアは、同国保安局(SBU)の無人機による特別作戦だったと報じた。
ウクライナ空軍のイグナット報道官は21日までに「ロシアの防空は手薄になっている。ウクライナの前線とクリミア半島では充実しているが、領内は万全ではない」と指摘。サンクトペテルブルクはウクライナ国境から約900キロ離れているが、18日も無人機で攻撃をしていた。
またウクライナ東部ドネツク州のロシア占領地域の中心都市、ドネツクのロシア側市長は21日、商業地区にウクライナ軍の攻撃があり、18人が死亡したと通信アプリで発表。ロシア国防省は20日深夜から21日未明にかけて西部スモレンスク州とトゥーラ州にも無人機攻撃があり、防空システムで迎撃したと発表した。《共同通信》
【林家正楽さん】死去
寄席紙切り芸の第一人者として知られる林家正楽さんが21日午前6時29分、東京都の病院で死去した。76歳。東京都出身。
高校卒業後、会社勤めを経て、1966年に二代目林家正楽に入門。88年に林家小正楽、2000年に三代目林家正楽を襲名した。観客からの注文に応じ、はさみで人物や動物、風景などを即座に紙から切り抜いていく芸風で親しまれた。
20年に紙切り芸の分野で初めて芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。23年には松尾芸能賞の功労賞にも選ばれた。《共同通信》