令和1598日目

2023/09/14

【プロ野球・阪神】ARE

セ・リーグは14日、甲子園球場で阪神―巨人23回戦が行われ、阪神が4―3で勝って18年ぶり6度目の優勝を決めた。9月に入って11戦全勝と他を寄せ付けず、この日で80勝44敗4分け。1リーグ時代を含めると10度目の制覇となった。

2005年の前回優勝に導いた岡田監督が15年ぶりに監督に復帰し、1年目で栄冠を再びつかんだ。7月28日からトップの座を譲らなかった。

今季は3年目の村上と伊藤将、現役ドラフトで加入した大竹が先発の中心となり、抑えはシーズン途中から岩崎が務めた。打線は近本、中野の1、2番コンビが活躍した。

5月は9連勝などで19勝を挙げ、1964年8月、68年8月にマークした月間勝利数の球団記録に並んだ。8月も16年ぶりの10連勝などで18勝。16日に優勝へのマジックナンバー「29」が点灯し、9月に入ると無敗で一気に王座を奪った。

日本シリーズ進出を争うクライマックスシリーズ(CS)には10月18日開始のファイナルステージ(6試合制)から出場。38年ぶり2度目の日本一を目指す。《共同通信》

阪神の不動の4番を務めた大山は、初めてつかんだ優勝に号泣した。「いろんなことを経験したし、こういうふうに優勝できて良かった。うれしい」と試合後も声を詰まらせた。

六回には先制の犠飛をマーク。1死一塁から新人の森下の左前打で一、三塁と好機が広がり、中堅にきっちりと打ち上げた。リーグ最多の四球数を誇るなど献身性も光る中、勝負強さを発揮。優勝が懸かった一戦で貴重な得点をもたらした。主砲の責任を果たし「9月に入ってからチームメートに助けられてばかり。何とか1点、と思っていた」と安堵感を漂わせた。《共同通信》

14日の巨人戦の九回、阪神抑えの岩崎がマウンドに上がる際に流れた曲は「栄光の架橋」。7月に28歳で亡くなったOB横田慎太郎さんが使用していたものだ。大歓声にも後押しされてリードを守り切った左腕。喜びの輪の中で横田さんの遺族から預かった背番号「24」のユニホームを高く掲げ、胴上げもされた。

岩崎は横田さんと同じ2014年入団。「ふとした時、思い出すことがある」と早すぎる別れを惜しみつつ、「一番いい報告ができるように」と目標を立てて戦ってきた。天国に最高の景色を届け「言葉に表せない」と感慨を語った。《共同通信》

阪神は14日、大阪府内の会場で祝勝会を行い、18年ぶりリーグ優勝の美酒を味わった。ビールかけを前に、岡田監督は「もう一回するからね。今日は予行演習」とあいさつし、日本一への戦いを見据えた。選手らは用意された約4千本のビールをかけ合って喜びを爆発させた。《共同通信》

阪神の杉山健博オーナーが、18年ぶりのセ・リーグ制覇に導いた岡田彰布監督(65)について「この野球を続けるとさらに伸びる。そのためには、岡田監督に頑張っていただくというのが、当たり前じゃないかなと思っている」と14日までに語り、来季の続投を示唆した。岡田監督も同日までに「来年はやるわ」と答えた。

就任1年目の今季は14日時点で80勝44敗4分けと圧倒的な強さで優勝。生え抜きの選手も順調に成長しており、球団からの信頼も高まっている。《共同通信》

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【プロ野球・14日】

神4―3巨

阪神が1982年以来の11連勝で、リーグ優勝を決めた。六回に大山の犠飛で均衡を破り、佐藤輝の2ランで加点。七回は失策で1点を挙げた。才木は7回を3安打1失点で8勝目。岩崎が32セーブ目。巨人は同一カード3連戦3連敗。

ヤ5―6広

広島が連敗を6で止めた。2―5の八回に押し出し四球などで1点差に追い上げ、代打磯村の中前への2点打で逆転した。大道が3勝目。ヤクルトは村上の3戦連続本塁打などで優勢だったが、救援陣が崩れ、Bクラスが決まった。

D8―3中

DeNAの東が自身10連勝で14勝目を挙げた。九回途中まで3失点、無四球10奪三振の力投だった。打線は3―1の八回に牧とソトがともにこの日2本目の本塁打を放つなどして突き放した。中日は一発攻勢に屈した。小笠原は11敗目。

西4―2ソ

西武は二回に愛斗の犠飛と古賀の2点二塁打で3点を先制。3―2の七回は愛斗の適時二塁打で突き放した。今井は7回4安打2失点で、自己最多を更新する9勝目。ソフトバンクは森がピンチで粘れず、連勝が2で止まった。

楽0―2オ

オリックスは0―0の延長十一回2死一塁から森が決勝の15号2ランを放ち、優勝へのマジックナンバーを7に減らした。3番手の山崎颯が2年ぶりの白星を挙げ、山岡がプロ7年目で初セーブ。楽天は救援陣が踏ん張れなかった。《共同通信》

【大相撲】

大相撲秋場所5日目(14日・両国国技館)3大関が今場所初の安泰。新大関豊昇龍は玉鷲を押し出して連敗を3で止めた。かど番の2大関は貴景勝が阿炎を押し出して4連勝とし、霧島は朝乃山を外掛けで下して3勝目。

関脇若元春は新小結錦木を寄り切って3連勝。新関脇琴ノ若が小結翔猿にはたき込まれて2敗目を喫した。関脇大栄翔は隆の勝に押し出されて3敗目。

勝ちっ放しはいなくなり、1敗で貴景勝や平幕の豪ノ山、阿武咲ら8人が並んだ。《共同通信》

【東京株式市場】

14日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が大幅反発した。終値は前日比461円58銭高の3万3168円10銭で、6日以来約1週間ぶりの高値となった。米国のインフレ動向に対する過度な警戒が薄れ、半導体関連株を中心に買い注文が広がった。

TOPIXは26.93ポイント高の2405.57。1990年7月17日以来の水準となり、バブル経済崩壊後の最高値を更新した。出来高は約16億800万株だった。

13日に発表された8月の米消費者物価指数がほぼ市場予想に沿う結果となり、買い安心感が広がった。平均株価への影響が大きい半導体関連に加え、自動車などの輸出銘柄も値上がりした。《共同通信》

【COVID-19】

新型コロナウイルス感染症対策分科会長を務め、政府に対策を助言してきた尾身茂氏ら専門家有志が14日、日本記者クラブで会見し、3年半の活動について「100年に1度といえる危機だった。感染症対策の経験を持つ人間が言うべきことを言わないと、歴史の審判に堪えられないと思った」と振り返った。

尾身氏はコロナ対策の成果として、欧米より死亡者数を低く抑えることができたと強調。その上で「新しい課題もあぶり出され、感染症が社会や経済全てを巻き込むことが分かった」とまとめた。

専門家有志はこれまで100以上の提言を政府に提出。尾身氏は専門家同士の意見をまとめる苦労を「それぞれの立場や意見が異なり一つの正解を見つけることが困難だった。科学的な根拠となるデータが不足していたことが、最も強いフラストレーションだった」と述べた。

現在の流行第9波については「全国的にまだピークに達していない」と言及。「感染はしばらく続くので、社会を回しながら高齢者の感染を防ぐバランスが必要」と訴えた。《共同通信》

【第2次岸田再改造内閣】本格始動

第2次岸田再改造内閣は14日、本格始動した。岸田文雄首相は「経済、社会、外交・安全保障の三つの柱で政策を進めていきたい」と官邸で記者団に強調。物価高対応や構造的な賃上げ実現、人口減少による少子化対策に向け、経済対策策定を月内に閣僚に指示する方針だ。15日に閣議決定する副大臣・政務官人事に向け調整を進める。

経済対策の財源の裏付けとなる2023年度補正予算案の編成や秋の臨時国会の召集時期が今後の焦点となる。

首相は再改造内閣の始動を受け「明日は今日よりも良くなると誰もが感じられるような国を目指す」と記者団に述べた。

今回、女性閣僚は過去最多に並ぶ5人が登用された。

再入閣した上川陽子外相は外務省で林芳正前外相との交代式に出席。「日米同盟を安全保障の根幹とし、外交と防衛を連携させながら領土、領海、領空を守り抜く。国民に理解される外交を進める」と強調した。

自身が3人目の女性外相となったことを踏まえ「女性ならではの視点を外交政策に生かせとのメッセージが込められている」とも語った。《共同通信》

【上川陽子外相】米国務長官と電話会談

上川陽子外相は14日夜、ブリンケン米国務長官と就任後初の電話会談を行った。ロシアによるウクライナ侵攻や、北朝鮮の核・ミサイル開発など国際社会の課題に緊密に連携して対応すると確認。日米同盟の抑止力と対処力の一層の強化も申し合わせた。上川氏が記者団に明らかにした。

会談で上川氏は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持、強化するため、退任した林芳正前外相に引き続いて先進7カ国(G7)議長国としての役割を果たすと表明。ブリンケン氏は上川氏の就任に祝意を伝えた。

両氏は経済分野で日米連携が拡大、深化しているとの認識も共有した。 《共同通信》

【米下院特別委員会・ギャラガー委員長】中国輸入停止容認せず

中国共産党に関する米下院特別委員会のギャラガー委員長は14日、東京電力福島第1原発の処理水放出を受けた中国政府の日本産水産物の輸入停止措置は「容認できず、撤回されなければならない」との声明を発表した。

輸入停止措置は「世界中で見られる中国による悪質な経済的威圧の事例で、日本の水産業に損害を与えることをもくろんでいる」と批判。米国による日本産水産物の調達強化措置を検討し、中国以外での水産物加工能力の増強に向けて協力を進めるべきだとした。

さらに中国からの経済的威圧の標的となった国や企業を支援するため、新たな法案の可決が必要だとの見解も示した。《共同通信》

【英国】中国のスパイ活動非難

英政府は14日、中国がスパイ活動の一環として、英国の政府や軍の高官らを協力者として勧誘しようとしているとの見解を公表した。中国の行動は「一線を越えている」と非難し、政府として断固たる措置を講じているとも訴えた。

英議会の情報・安全保障委員会が7月に公表した報告書で、数年前から問題に気付きながらも「中国に対する戦略を持っていない」と対策を批判したことを受け、政府見解を公表した。

英政府は見解の中で、中国の情報収集活動は多岐に及び、元公務員も標的になっていると指摘。機密情報へのアクセスを厳重に管理し、スパイのあぶり出しも実施しているという。《共同通信》

【イグ・ノーベル賞】

ユニークな科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の今年の受賞者が14日発表され、明治大の宮下芳明教授と東大大学院の中村裕美特任准教授が「栄養学賞」を受賞した。電気を通した箸やストローで飲食物の味を変える方法を提案した。日本人のイグ・ノーベル賞受賞は17年連続。

宮下氏は共同通信の取材に「とても光栄に思う。受賞論文は2011年のもので、その後の研究で減塩でもちゃんと塩味を感じられる装置を開発するなど、さらに進んでいる」と語った。中村氏は「研究を続けてきて良かった」と話した。

人間の舌や口腔内には味覚を感じる「味蕾」と呼ばれる器官が多数あり、そこから神経の伝達によって味に関する情報が脳に伝わる。味蕾や神経に電気を与えると酸味や金属的な味を感じる「電気味覚」という現象が生じるといわれている。

両氏は電気味覚を利用し、微弱な電流を通した箸を使って食べ物を口に運ぶことで、感じる味を変化させることができる方法を提案した。飲み物の場合は2本のストローを用いて電気を通した。《共同通信》

【リビア】洪水の死者1万人超える

国家分裂状態のリビアを襲った大雨による大洪水で、リビア赤新月社は14日、死者が1万1千人を超えたと明らかにした。行方不明者は約2万人。中東の衛星テレビ、アルアラビーヤが報じた。トルコやカタール、チュニジアといった近隣諸国の救助隊がリビアに到着した。中東の衛星テレビ、アルジャジーラなどが14日までに伝えた。医薬品や食料、テントを被災地に搬送、国際支援が本格化する。

アルアラビーヤは13日、東部勢力が救助活動の円滑化のため、デルナの全住民とジャーナリストを一時退避の対象としたと伝えた。

赤十字国際委員会(ICRC)は14日、遺体の身元確認要員を東部ベンガジで増員し、地元赤新月社に対し6千の遺体袋のほか、医薬品や食料の提供を始めたと明らかにした。洪水の様子について「高さ7メートルの波が、建物やインフラを海に押し流した」としている。

最大の被災地東部デルナでは、路上に毛布を敷いて寝る市民もおり、リビア国内の統治が機能していない中、国際支援への期待が高まっている。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは14日、各地で行われ、メッツの千賀はニューヨークでのダイヤモンドバックス戦に先発し、6回2安打無失点、10三振の好投で11勝目(7敗)を挙げた。試合は11―1だった。

ツインズの前田はホワイトソックス戦に先発し、7回4安打2失点で5勝目(7敗)を挙げた。試合は10―2だった。レッドソックスの吉田はヤンキースとのダブルヘッダー第2試合に「5番・左翼」で出場し、4打数無安打だった。チームは5―8で敗れた。5―0で勝った第1試合は出番がなかった。

大谷のエンゼルスは試合がなかった。《共同通信》