令和1461日目
2023/04/30
この日のできごと(何の日)
【日・エジプト首脳会談】
岸田文雄首相は30日(日本時間同)、中東・アフリカの大国エジプトのシシ大統領とカイロで会談した。戦闘が続く隣国スーダン情勢の早期安定に向けた緊密連携を確認。岸田氏は先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)議長として積極的に貢献するとして避難民らへの緊急人道支援の用意があると伝えた。法の支配に基づく国際秩序を守る重要性と、力による一方的な現状変更は認められないとの認識を共有した。ロシアのウクライナ侵攻が念頭にある。
両首脳は、スーダンで2021年に起きたクーデター後の民政移管プロセスの再開に向けた連携を申し合わせた。岸田氏はスーダン対応で、アフリカの角地域関連担当大使をエジプトや関係国に派遣すると伝達した。
シシ氏は会談後の共同記者発表で、即時で恒久的な戦闘の停止が必要だとの見解を示した。スーダン危機に外部勢力が干渉しないことも重要だと指摘した。
ウクライナ侵攻について、岸田氏は共同記者発表で「国際秩序の根幹を揺るがす暴挙」と非難した。《共同通信》
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岸田文雄首相は30日(日本時間同)、エジプトの首都カイロ近郊ギザで建設中の「大エジプト博物館」を視察した。日本が政府開発援助(ODA)を拠出し、国際協力機構(JICA)などが収蔵品の修復を支援している。視察にはエジプトのマドブリ首相が同行した。
岸田氏は、日本の円借款で整備中の地下鉄が、カイロと博物館を結ぶ計画になっていると説明し「開業が待ち遠しい」と期待を示した。マドブリ氏は「近く開館するので、そのときに来てほしい」と招待した。両氏が視察後、記者団に語った。
博物館はクフ王などの三大ピラミッドの近くに建設中。新型コロナウイルスの感染拡大などを受け、開館が延期されている。ツタンカーメンの「黄金のマスク」やひつぎなどが展示の目玉となる。《共同通信》
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【どろめ祭り】
男性は1升(1.8リットル)、女性は半分の5合の日本酒を大杯で一気に飲み干し、早さや飲みっぷりを競う「どろめ祭り」が30日、高知県香南市の海岸で開かれた。新型コロナウイルス禍で中止が続いていたが、今年は4年ぶりに開催。参加した男女20人は、「ぐーっと、吸うて」という司会者のかけ声に合わせて勢いよく杯を空けた。
どろめと呼ばれるイワシの稚魚をさかなに酒を飲み、豊漁を祝ったことが祭りの由来とされる。
男性の部は、高知県越知町の公務員岡本亜嘉瑠さん(42)が20秒4のタイムで優勝。女性の部は、東京都のユーチューバーもぐもぐさくらさんが10秒ジャストで初優勝した。《共同通信》
【プロ野球・30日】
オ4―3ロ
オリックスが今季初のサヨナラ勝ち。3―3の延長十一回に2死一、二塁と攻め、若月が右越え二塁打で勝負を決めた。6番手の小木田がプロ初勝利。ロッテは八回に井上の犠飛で追い付いたが、十、十一回と好機を逃した。
西6―7楽
楽天が延長戦を制して今季初の連勝。松井裕が抑えに失敗して6―6とされて迎えた十回、西川の適時二塁打で勝ち越した。西武は2点を追う九回に暴投と代打栗山の適時打で追い付いたが、7番手の平井が回をまたいでつかまった。
日5―1ソ
日本ハムが快勝した。三回に松本剛の適時打などで2点を先制し、五回は新人矢沢のプロ初本塁打と松本剛の適時打で加点した。3番手の堀が今季初勝利。ソフトバンクは藤井が踏ん張れず、打線も1得点と元気がなかった。
巨4―11広
広島が4本塁打を含む今季最多14安打11得点。二回に上本のソロで勝ち越し、三回は秋山がソロ、四回は西川が2点二塁打と畳みかけた。六回はマクブルームの3ランなどで5得点。アンダーソンが今季初勝利。巨人はビーディが乱れた。
中0―2D
DeNAの東が5年ぶりの完封を無四球で飾った。テンポが良く、許したのは4安打だけ。無傷の3勝目でチームを7連勝に導いた。打線は五回に牧が2点打。中日は5回を2失点の高橋宏を援護できず、今季8度目の零敗で4連敗。
ヤ4―2神
ヤクルトが連敗を7で止めた。先発した新人の吉村は不安定だった立ち上がりから修正し、6回2安打1失点でプロ初勝利。打線は三回に村上の犠飛とサンタナの2ランで援護した。阪神は才木が3回3失点で、連勝は3でストップ。《共同通信》
【競馬】
第167回天皇賞・春(30日・京都11R3200メートル芝17頭、G1)リニューアルされた京都競馬場で3年ぶりの開催となった中央競馬の長距離王決定戦。2番人気のジャスティンパレス(クリストフ・ルメール騎乗)が3分16秒1で優勝し、G1初制覇で重賞3勝目を挙げた。1着賞金は2億2千万円。
ルメール騎手は2019、20年の連覇以来で、このレース3勝目、杉山晴紀調教師は初勝利。
ジャスティンパレスは中団待機で脚をため、最後の直線で一気に抜け出した。2馬身1/2差の2着は5番人気のディープボンド、さらに1馬身差の3着に6番人気のシルヴァーソニックが入った。《共同通信》
【ゴルフ】
パナソニック・オープン最終日(30日・千葉県浜野GC=6656ヤード、パー72)35歳の穴井詩が通算10アンダーの206で今季2勝目を挙げ、優勝賞金1440万円を獲得した。4バーディー、3ボギーの71にまとめて前日からの首位を守った。ツアー5勝目。
70で回った永峰咲希が1打差の2位で、川岸史果がさらに2打差の3位に入った。木戸愛は岩井千怜、仁井優花、新海美優とともに5アンダーの4位となった。前週優勝の神谷そらは4アンダーの8位。《共同通信》
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【COVID-19】
国内で30日、6462人の新型コロナウイルス感染者が確認された。都道府県別では、東京976人、神奈川567人、大阪458人など。死者は長野3人、三重2人など計7人が報告された。
厚生労働省によると、重症者は前日から2人増えて51人だった。《共同通信》
【北朝鮮】「米の敵視を再確認」
北朝鮮の朝鮮中央通信は30日、米韓が先の首脳会談で米国による韓国への「核の傘」提供を軸とする拡大抑止強化を表明したことを非難する論評を出し、米国と同盟国の北朝鮮敵視を再確認したと表明した。「わが国が憂慮される環境に相応する軍事的抑止力を培うことは当然だ」と強調し核戦力の強化を続ける意志を再確認した。
論評は韓国の尹錫悦大統領が訪米しバイデン米大統領と合意した内容を詳細に伝えた。北朝鮮が核攻撃すれば「政権の終焉を招く」とバイデン氏が述べたことを挙げ、米国が対話を求め「敵対的な意図はない」と表明してきたことがうそだと露呈したと指摘した。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
石油施設火災は「反転の一環」
ウクライナ軍のフメニュク報道官は4月30日、ロシアが実効支配するクリミア半島セバストポリで同29日に起きた石油備蓄施設の火災は無人機(ドローン)による攻撃で、ウクライナ軍が計画する大規模な反転攻勢の「準備の一環」だと述べた。ロシア紙コメルサント電子版などがウクライナメディアを引用して報じた。
ウクライナ側が攻撃したことを事実上認めた形。「ロシア軍は浮足立ち、家族を半島外に移動させている」とも発言しており、5月中とも指摘される大規模反攻の準備が進んでいることを示してロシア側の動揺を狙ったとみられる。
クリミアは2014年にロシアが一方的に併合した。4月29日、ロシア黒海艦隊が司令部を置くセバストポリの海岸付近で石油施設が炎上。ラズボジャエフ市長は無人機攻撃だと表明した。
けが人は出なかったが、ウクライナ軍当局者は同艦隊用の計4万トン超の容量を持つ10以上の石油タンクが破壊されたと述べた。関与については明言していなかった。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは4月30日、各地で行われ、エンゼルスの大谷は敵地ミルウォーキーでのブルワーズ戦に「3番・指名打者」で出場し、三回に中越えへ4試合ぶりの7号ソロを放つなど3打数1安打1打点だった。チームは3―0で勝った。
レッドソックスの吉田はガーディアンズ戦に「5番・指名打者」で出場し、3打数1安打で10試合連続安打。試合は7―1で快勝した。カブスの鈴木はマーリンズ戦に「4番・右翼」で4打数1安打だった。チームは3―4で敗れて3連敗。
パドレスのダルビッシュはメキシコ市でのジャイアンツ戦で6回を投げ4失点。試合は6―4で逆転勝ちし、勝敗は付かなかった。《共同通信》