令和477日目

2020/08/19

この日のできごと(何の日)

【国民民主党】立憲民主党と合流決定

国民民主党は19日、両院議員総会を都内で開き、解散して立憲民主党と合流する案が賛成多数で可決された。所属議員62人の大半は合流に加わり、合流新党の規模は140人を超える見込み。ただ、玉木雄一郎代表は参加せず、合流反対派で新党を設立する意向だ。平成29年の衆院選で離散した旧民主党勢力が新たな分裂を伴いつつ再結集する。

総会では、合流新党への全員参加がかなわない場合は、対応を玉木氏と平野博文幹事長に一任することもあわせて決めた。出席議員59人中、合流に慎重な議員も含めて57人が賛成した。

玉木氏は総会終了後の会見で「合流したい議員と、今の条件ではどうしても合流できない議員の双方に配慮した結論が出た」と語り、自身が主張してきた「分党」も一任の中に含まれるとの認識を示した。

合流は両党をいったん解散して新党を結成する「新設合併」で行われる。玉木氏は、資金配分などを円満に進めるため政党助成法に基づき、党を解散した後に分党し、合流賛成派と反対派それぞれの受け皿を作る考えだ。

だが、分党では合流の勢いがそがれることなどを懸念する合流賛成派が反発し、総会では分党の賛否に踏み込まなかった。

来週中にも合流新党に参加するか、各議員の意向を確認する。今後、双方の多数派工作が激化しそうだ。

連合傘下労組の組織内議員らは、原発政策の相違などから合流に慎重な考えを示しており、去就が焦点となっている。この日の総会でも合流新党の綱領に「原発ゼロ」が盛り込まれたことを懸念する意見が出た。

約50億円とされる党の資金は合流に参加する議員と不参加の議員の数に応じて分配する案が浮上している。玉木氏は会見で「金をめぐって内ゲバするようなことがあれば国民から見放される。そんなことなら全額国庫に返した方がいい」と語った。

国民が入居する党本部ビルは合流新党が継承するとみられる。国民、立民、無所属の合流参加議員が確定した後、代表選と投票による党名決定を経て、9月上旬に結党大会が開かれる見込み。立民の枝野幸男代表が「立憲民主党」の党名を訴え、新代表に選ばれる公算が大きい。

国民民主党の両院議員総会で玉木雄一郎代表が示した議案は次の通り。

政権交代に向けた新たな「大きな塊」を目指し、国民民主党と立憲民主党との間において、幹事長・政調会長間協議を重ねてきた結果、新党綱領案、新党規約案、新党代表・党名選挙規定案がまとまったことから、新党をつくることを承認するとともに、新党結成に向けて、最後まで国民民主党全員での新党への参加の努力を続け、全員参加が叶(かな)わない場合には、さらなる「大きな塊」に向け、円満かつ友好的に諸手続きが進むよう、その対応を代表・幹事長に一任する。《産経新聞》

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【COVID-19】国内新規感染1072人

国内では19日、新型コロナウイルスの感染者が40都道府県と空港検疫で新たに1072人確認された。1000人を超えるのは3日ぶり。大阪は187人で、東京の186人を上回り、全国最多だった。死者は東京や大阪などで計14人に上った。

東京で1日あたりの感染者が200人を下回るのは2日ぶり。重症患者は前日から1人増え32人。直近1週間の平均陽性率は5・5%だった。186人のうち、20~30歳代が104人と56%を占め、40~50歳代が47人(25%)と続いた。

大阪ではクラスター(感染集団)が発生した貝塚市の「水間病院」で、新たに職員8人の感染が判明した。福岡県は103人で、5日ぶりに100人を超えた。沖縄県では新たに71人の感染が判明。同県によると、18日までの直近1週間で、人口10万人あたりの感染者数が30・68人に上り、全国最多となっている。

死者14人のうち、大阪が最も多く、60~80歳代の男女5人。東京は40~90歳代の男性3人で、福岡と沖縄でも各1人が確認された。《読売新聞》

【東京株式市場】

19日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反発した。前日の米国市場でSP500種株価指数とナスダック総合指数がそろって過去最高値を更新し、東京市場でも好感された。

終値は前日比59円53銭高の2万3110円61銭。東証株価指数(TOPIX)は2.88ポイント高の1613.73。出来高は約9億1533万株だった。《共同通信》

【農林水産省】レタス価格、平年の2倍超に

農林水産省が19日発表した全国小売店での野菜販売価格の動向(10~12日)によると、レタスが平年に比べて2倍超になるなど調査対象8品目全てが値上がりした。全国的な長雨や日照不足の影響が残り高値が続いているが、天候回復で価格が落ち着いてきた品目もみられた。

レタスはほぼ2.4倍の142%高で1キロ993円だった。7月の天候不順やその後の猛暑で出荷量が落ち込んだことが要因。キャベツは84%高の291円。いずれも前週から値上がりした。

バレイショは62%、ナスは44%、キュウリは40%、ネギ29%、平年より高かったが、いずれも前週と比べると1~3%値を下げた。《共同通信》

【JR北海道】126億円の赤字

JR北海道が19日発表した2020年4~6月期連結決算は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、純損益が126億円の赤字(前年同期は10億円の赤字)になった。四半期ベースでは過去最大の赤字。

売上高は前年同期比48.6%減の207億円。本業のもうけを示す営業損益は239億円の赤字(前年同期は91億円の赤字)だった。鉄道運輸収入は66.9%減の57億円となり、経営安定基金運用益も減少。経常損益も167億円の赤字だった。21年3月期の業績予想は合理的な算定が困難だとして未定とした。

島田修社長は記者会見で「かつて経験したことのない厳しい決算」と述べた。《共同通信》

【J1】

明治安田J1第11節第1日(19日・川崎市等々力陸上競技場ほか=8試合)首位の川崎が2位のC大阪を5―2で圧倒し、10連勝で勝ち点を31とした。延長などを含まず、同一シーズンでの10連勝はJ1最多記録。

名古屋は湘南に1―0で競り勝って3位に浮上した。浦和はG大阪を3―1で下して、勝ち点を名古屋と同じく20に伸ばした。オルンガが7試合連続ゴールを決めた柏は神戸に3―2で勝った。FC東京は広島と3―3で引き分け。

横浜Mは清水との点の取り合いを制し、横浜FCは鹿島を破ってJ1初の2連勝。札幌は大分と引き分けた。《共同通信》

【プロ野球・19日】

日2―12楽

楽天が大勝で連敗を3で止めた。二回に田中の2点適時打などで3点を先制し、三回にも田中の適時二塁打などで3点を加え、その後も着実に加点した。涌井は8回4安打1失点で開幕8連勝。日本ハムは勝率5割に戻った。

ロ2―2ソ

序盤に点を取り合うも、三回以降は互いに無得点で引き分けた。ソフトバンクは一回に今宮のソロと栗原の適時打で2点を先制。ロッテはその裏に中村奨が適時打を放ち、二回に藤岡が同点適時打。その後は両軍の投手陣が踏ん張った。

オ3―4西

西武が接戦を制して4連勝を飾った。1―2と逆転された直後の五回に木村の3号ソロで追い付き、九回に外崎のランニング本塁打で2点を勝ち越した。オリックスは九回に3安打で1点差に追い上げたが及ばず3連敗を喫した。

広2―2D

広島が0―2の六回に堂林と田中広のソロ本塁打で追い付き、延長十回引き分け。野村が持ち直し、救援陣も踏ん張った。一回にロペスの2点打で先制したDeNAは九回まで毎回走者を出しても追加点が遠く、浜口交代も裏目に出た。

ヤ2―11中

中日が12安打で11点を奪い、今季初の4連勝。一回にアルモンテが2ラン、三回にビシエドと阿部がソロ。ビシエドは七回にも2ランを放つなど3安打4打点。ヤクルトは原が乱調で三回途中、5安打6失点で降板。これが誤算だった。

巨8―0神

巨人は一回に岡本の適時打と丸の犠飛で2点を先制し、六回に岡本の18号ソロ、七回に丸の11号3ランなどで5点を加点した。7投手の継投で無失点リレー。2番手の田中豊樹がプロ初勝利。阪神は2試合連続の零敗で4位に後退した。

【安倍晋三首相】公務再開

安倍首相は19日、首相官邸に入り、4日ぶりに公務を再開した。官邸に到着した際、記者団に「体調管理に万全を期すために、おととい検査を受けた。これから再び仕事に復帰して頑張っていきたい」と述べた。

首相は、16、18両日は東京都内の私邸で過ごし、17日は病院で診察を受けた。「休み明け」となった19日は午後から普段と変わらぬ足取りで官邸に入り、約4時間の間に面会や打ち合わせなどをこなした。

面会した萩生田文部科学相は「疲れているのではと声をかけたが、(首相は)責任を持って陣頭指揮を執りたいとの意思を示した」と記者団に語った。自民党の世耕弘成参院幹事長は記者会見で「一度、自宅とは場所を変えて休暇を取ってもらいたい」と気遣った。

一方、立憲民主党の枝野代表は党会合で「国会に出てきて健康状態も含めて説明してもらう必要がある」と述べた。《読売新聞》



8月19日 その日のできごと(何の日)