令和408日目
2020/06/11
この日のできごと(何の日)
【COVID-19】「東京アラート」解除
東京都は11日、新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒呼び掛けで今月2日から発令している「東京アラート」を解除し、休業要請解除・緩和のロードマップでパチンコ店やゲームセンター、インターネットカフェなどが対象の第3段階「ステップ3」に12日から進むと決定した。飲食店の営業時間は酒類の提供も含めてステップ2の午後10時から午前0時までに繰り下げられる。
小池百合子知事は取材に、アラートの解除と休業要請の緩和は感染者数などの数値的な指標や医療提供態勢を総合的に判断したと説明。休業要請がほぼ終了して経済・社会活動が全面的に営まれる新たな局面に入っていくとした。《共同通信》
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【COVID-19】国内新規感染42人
国内では11日、新型コロナウイルスの感染者が新たに42人確認された。死者は確認されておらず、今月7日以来4日ぶりに死者ゼロとなった。
東京都内では22人の感染が確認された。都の1日当たりの感染者が20人以上となるのは今月6日(26人)以来5日ぶりで、都内の累計感染者は5448人となった。
都によると、接待を伴う飲食店の従業員など「夜の街」関連の感染者は22人のうち6人で、全員が20~30歳代のホストの男性だった。3~11日に都内で感染が確認された165人のうち夜の街関連は59人(36%)で、半数は新宿一帯の店舗に出入りしていたという。
北海道では新たに7人の感染が判明した。この一部は、昼間にカラオケができる札幌市の喫茶店で確認された。同店ではこの日に確認された人を含めて60歳代以上の男女計10人の感染が判明しており、市はクラスター(感染集団)が発生したと判断した。《読売新聞》
【COVID-19】アフリカの感染者20万人超す
世界保健機関(WHO)は11日、約13億人が住むアフリカ54カ国で、新型コロナウイルスの感染者が20万人を超え、死者は5600人以上になったと発表した。流行が加速し、地方にも広がり始めていると警鐘を鳴らしている。
アフリカで感染者が初めて確認されてから10万人に達するまで98日かかったが、10万人から20万人に増えるのにかかった日数はわずか18日だったという。
WHOによると、南アフリカが感染者の4分の1を占め最多。死者の7割以上はアルジェリア、エジプト、ナイジェリア、南ア、スーダンの5カ国で発生している。《共同通信》
【バレーボール・石川祐希選手】ミラノへ移籍
バレーボール男子の日本代表エースで、2020~21年シーズンはイタリア1部リーグ、ミラノへの移籍が決まった石川祐希(24)が11日、オンラインで記者会見し「僕の持っている全てをぶつけたい」と意気込みを話した。
パドバに所属した昨季は新型コロナウイルスの影響でリーグが中断。プレーオフ出場圏内にいたが打ち切りとなった。ミラノではプレーオフ進出を「最低限、達成したい」と目標設定。昨季は13チーム中5位の中堅クラブで「攻守の要になることが求められていると思う」と自覚十分だった。
約3カ月間、ボール練習ができなかったが、最近再開できたという。《共同通信》
【東京株式市場】
11日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅反落し、前日比652円04銭安の2万2472円91銭で取引を終えた。新型コロナウイルスが影響し、法人企業景気予測調査で大企業全産業の景況感が大きく悪化したのに加え、米国で流行の「第2波」への懸念が強まったことが響いた。円高ドル安進行も売り材料になった。
平均株価の下げ幅は4月1日(851円60銭安)以来、約2カ月ぶりの大きさとなった。終値は2万3000円を4営業日ぶりに下回り、6月2日以来の安値水準。東証株価指数(TOPIX)終値は35.79ポイント安の1588.92。出来高は約16億7900万株。《共同通信》
【東京都】人口、1400万超え
東京都は11日、都内の5月1日時点の人口が推計で1400万2973人だったと発表した。4月より約2万人増加し、過去最高。進学や就職で東京に人口が流入した結果とみられ、東京一極集中の傾向が顕著だ。全国で最も新型コロナウイルスの感染者数が多かったが、影響は小さかった。
推計値は2015年10月の国勢調査を基礎とし、住民基本台帳人口を反映して月ごとに算出。都内で3月下旬から感染者が急増し、4月中旬に200人台に達した時期を経ても新年度に転入者が増える例年の傾向は変わらなかった。
都は「バブル崩壊後の景気後退を機に始まった都心回帰が続いている」と分析している。《共同通信》
【東京入管】爆破予告メール
出入国在留管理庁は11日、東京出入国在留管理局(東京都港区)への爆破予告のメールがあったとして、12日の窓口業務を中止すると発表した。入管庁は警視庁などと連携し、警戒を強化する。
入管庁によると、爆破予告は10日午前、東京入管が管理するメールアドレスに送信されてきた。「入管が外国人を虐待しているから」とし、「12日午後3時半に入管の施設内で爆発を起こす」「爆破が失敗した場合は、刃物で職員に危害を加える」との内容が記されていた。
入管庁は「真意は不明だが、来庁者の安全を第一に考え、窓口業務を中止にした」としている。《共同通信》
【れいわ新選組・山本太郎代表】都知事選出馬は「半々」
れいわ新選組は11日、東京都内で会合を開き、都知事選対応を議論した。山本太郎代表が立候補すべきかどうかを巡って意見が分かれ、山本氏に対応を一任した。山本氏は出馬の可能性について記者団に「フィフティー(50%)だ。出たいという気持ちだけでどうにかなる話ではない」と述べ、18日の告示までに結論を出す考えを示した。
会合には山本氏と舩後靖彦、木村英子両参院議員、次期衆院選の公認予定者らが出席。山本氏によると、元日弁連会長の宇都宮健児氏が出馬表明し、立憲民主党などが支援を決めたことから「引くべきだ」との意見が出た一方で「出るべきだ」との声も上がった。《共同通信》
【づぼらや】閉店へ
大阪市の老舗ふぐ料理店「づぼらや」が閉店を決めたことが11日、分かった。新型コロナウイルスの感染拡大で市内2店舗を4月8日から臨時休業し営業再開を目指していたが、断念したという。
大正9年創業。大阪・通天閣近くの新世界本店(大阪市浪速区)と、大阪・ミナミの道頓堀店(同市中央区)の2店舗を運営している。閉店の理由について、づぼらやの運営会社の代表者は11日「コロナだけではなく、経営上の理由」などと述べた。
すでに従業員には伝えており、このまま臨時休業を続け、閉店日は9月15日とする。その間、従業員には給与を支払うとしている。今後、運営会社は不動産業などで事業を継続するという。
づぼらやは店頭にかかる巨大なふぐの看板が名物として知られ、大阪有数の老舗として親しまれてきた。店舗の跡地活用などは未定という。《産経新聞》
【米・シアトル市】デモ隊が自治区設置を主張
米中西部ミネソタ州での白人警官による黒人男性暴行死事件への抗議デモに絡み、西部ワシントン州シアトルでデモ隊が警察管区の建物周辺を占拠し「自治区」を設置したと主張している。インズリー州知事は11日、大きな混乱はなく「平和的解決策が見つかると期待している」と強調。
トランプ大統領は対応を非難し介入も辞さない姿勢で強硬な対応を迫っている。
トランプ氏は10日「国内のテロリストがシアトルを奪い取った。操っているのはもちろん急進左派の(野党)民主党員だ」とツイッターに書き込み、シアトルでの占拠を問題視している。《共同通信》
◇
米西部ワシントン州シアトル市で、人種差別への抗議活動に絡みデモ参加者が市街地の一角を占拠して「自治区」と称している問題で、ダーカン市長は11日、介入を示唆して事態解決を迫るトランプ大統領に対し「軍を派遣するのは憲法違反だ」と強く反発した。
ロイター通信によると、「自治区」にいるのは500人前後とみられる。ダーカン氏は11日の記者会見で「シアトルが侵略を受けるという差し迫った危険はない」と強調した。事態解決の方法や時期は明言しなかった。
インズリー州知事も11日、「ホワイトハウスからの軍事的暴力による脅しは許さない」とツイートした。《共同通信》
【服部克久さん】死去
テレビ草創期から番組を音楽で彩り、ヒット曲のアレンジなどを手掛けた作編曲家の服部克久さんが11日午前8時42分、心不全のため東京都内の病院で死去した。83歳。東京都出身。
パリ国立高等音楽院に留学後、父で作曲家の服部良一さんと同じ大衆音楽の道へ。初仕事は1959年、ダークダックスが歌う日本民謡をフランス歌曲風に編曲した。80年には山口百恵さんの引退公演の音楽監督を務めた。谷村新司さんの「昴」、竹内まりやさんの「駅」など名曲の編曲を多数手掛けた。
作曲した代表作にTBS系ドキュメンタリー番組「新世界紀行」のテーマ曲「自由の大地」など。《共同通信》