平成11032日目
2019/03/23
この日のできごと(何の日)
【三陸鉄道リアス線】開業
東日本大震災で被災した岩手県沿岸を縦断する第三セクター三陸鉄道(宮古市)のリアス線が23日、開業した。JR東日本から移管された旧山田線の釜石-宮古間(55.4キロ)を記念列車が走り、沿線住民が鉄路の完全復旧を祝った。
4両編成の一番列車は午前11時40分に「出発進行」の合図で釜石駅を出発。自治体関係者のほか公募で選ばれた乗客40人を乗せ、宮古駅に向かった。
釜石駅のホームであった出発式には約180人が出席。三陸鉄道の中村一郎社長は「新たにリアス線としてスタートする。地域の足を守るとともに交流人口の拡大を進め、地域活性化の役割を果たしたい」と述べた。
リアス線は、従来の南、北リアス線に旧山田線の移管区間を加えて誕生。盛(大船渡)-久慈間の総営業距離163キロは全国の三セク運営鉄道で最長となる。《河北新報》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【横田早紀江さん】めぐみさんの母校で帰国訴え
北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさん=失踪当時(13)=の母早紀江さん(83)が23日、めぐみさんの母校・東京都品川区立大井第一小で講演し「めぐみが(飛行機の)タラップを下りるまで頑張り続ける」と、帰国実現への思いを語った。
早紀江さんは、拉致問題に明確な進展がなかった2月末の米朝首脳会談に触れ「トランプ大統領が2回も会談をしても、非常に難しい」と指摘。「(拉致問題を)きちんとすれば、あなたの国も平和になると、トップの人に伝えないといけない大事な状況になっている」と訴えた。《共同通信》
【イタリア】一帯一路に正式参加
欧州歴訪中の中国の習近平国家主席はローマで23日、イタリアのコンテ首相と会談した。会談に合わせ、両国は中国の提唱する巨大経済圏構想「一帯一路」協力に関する覚書に署名した。先進7カ国(G7)で初めての一帯一路への参画となる。
一帯一路を巡っては支援対象国で債務が拡大している問題や、港湾など交通の要衝を中国が支配することによる安全保障上のリスクから、米国や欧州連合(EU)は懸念を抱く。習指導部はイタリアを取り込み、こうした懸念を念頭に対中戦略で結束しようとする欧米にくさびを打ち込んだ形だ。《共同通信》
【台湾】パラオに医療支援
太平洋の島しょ国パラオを訪問中の台湾の蔡英文総統は23日、国立病院に手術台など200万台湾元(約700万円)超の医療機材を寄贈し、多様な分野でパラオを支援していく姿勢を示した。これに先立ち、パラオ沖では初の合同海上救難訓練を視察した。
訓練は、台湾の海上保安庁にあたる海岸巡防署が巡視船をパラオに派遣し、漁民が船から転落したとの想定でパラオの警備当局と実施した。パラオは中国が海洋進出を図る西太平洋にあり、日米も安全保障協力を強化している。《共同通信》
【第91回選抜高校野球大会】開幕
第91回選抜高校野球大会の開会式が23日行われ、広陵(広島)の秋山功太郎主将が「平成最後の甲子園を最後まで諦めず、はつらつとしたプレーで日本中に笑顔の花を咲かせることを誓います」と選手宣誓した。
広陵のモットーは笑顔で、「笑顔の花を咲かせる」という文言はチームメートが発案。秋山主将は「自分たちはプレーで感動を与えることができる。いいフレーズ」と宣誓文に採用し、風呂などで練習してきた。堂々とした口調で読み上げ、「今日は百点。避けたいと思っていたがやってよかった。毎日イメージしてきた成果が出た」と話した。《共同通信》
【世界フィギュア】ネーサン・チェン選手がV
フィギュアスケートの世界選手権最終日は23日、さいたま市のさいたまスーパーアリーナで行われ、男子はショートプログラム(SP)で3位につけた冬季五輪2連覇の羽生結弦(ANA)がフリー2位の206.10点をマークし、合計300.97点で銀メダルを獲得した。SP6位の宇野昌磨(トヨタ自動車)がフリー4位の合計270.32点で4位。日本勢は来年の出場枠で最大3枠を確保した。
ネーサン・チェン(米国)がSPに続いてフリー1位の216.02点を出し、合計323.42点で2連覇。フリー、合計の得点は現行ルールの世界最高となった。《共同通信》
【西アフリカ・マリ】住民100人殺害
西アフリカ・マリからの報道によると、マリ中部で23日、銃や刃物で武装したドゴン人がフラニ人の村を襲撃し、子どもや女性を含む100人以上を殺害した。死者がさらに増える恐れがある。
襲撃が起きたのはブルキナファソとの国境付近の村。目撃者によると、村の住居がほぼ全て焼かれたという。
ドゴン人とフラニ人は長年、この地域で暮らしてきたが土地や水の配分を巡り衝突。近年はマリでイスラム過激派が襲撃を繰り返す中、ドゴン人が「フラニ人は過激派を支援している」と非難するなど、対立が深まっている。《共同通信》
【ノルウェー】客船航行不能に
ノルウェー中西部の沖で23日、同国の豪華客船「バイキングスカイ」が荒天の中、エンジン故障のため航行不能となった。ヘリコプターで乗客乗員約1300人を救助する活動が行われた。けが人の有無は不明。地元メディアが伝えた。
クルーズ船は2017年建造。北部トロムソから南西部スタバンゲルに向かっていたが、強風や10~15メートルの高波の中で救助信号を出した。
救助活動にはヘリ4機が投入され、乗客を1人ずつり上げて陸上に運んだ。《共同通信》
【読売新聞】記者がセクハラ
読売新聞グループ本社は23日、読売新聞富山支局の男性記者(32)が報道各社の記者らとの懇親会で、他社の女性記者にセクハラ行為をしたと明らかにした。同社広報部は「被害に遭われた方、関係者の皆さまに深くおわびする。今後、再発防止に努めていく」とのコメントを出した。
同社によると、懇親会は富山市内の飲食店で1日夜、複数の報道機関の記者らが参加して開かれた。読売の男性記者は酒に酔い、女性に性的な発言をしたり体を触ったりした。女性らに止められても繰り返したという。
同社が調査しセクハラがあったと認定。男性記者を懲戒処分とし、支局長の監督責任も問う方針としている。《共同通信》